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ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『イコライザー2』

2018-10-20 00:05:04 | 外国映画




 
2018年10月現在公開中の、アントワン・フークワ監督によるアメリカ映画。2014年に公開された『イコライザー』の続編です。あれからもう4年も経つんですね……

しがないホームセンターの中年アルバイト店員だと思ってナメてたら、実は元CIAの凄腕エージェントだった!

10人程度の敵なら必ず19秒以内で皆殺しにしちゃうヤバすぎる黒人=ロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)が、死を装ってCIAを脱退して以来隠し続けて来た殺人スキルを、町の弱者たちの為に使うことを決意するまでを描いたのが第1作目。

悪党どもに虐げられた人々の情報をより得やすくする為か、今回はタクシードライバーに職を変えて登場し、どうやら輪姦されたらしい少女を乗せるや否や、すぐさま犯人グループを突き止めて全員半殺しにする等、マッコールは相変わらず日日是好日な人生を送ってます。

だけどそれを繰り返すだけじゃドラマが弱いってことで、今回は唯一の理解者だった元上司のCIAエージェントが殺され、復讐に燃えるマッコールが、自分と同等のスキルを持つ複数の現役イコライザーたちと対決することになります。

日本製イコライザー番組『必殺』シリーズ等でも最終回や劇場版ではそういう展開になりますよね。話が盛り上がるだけじゃなく主人公のキャラクターを掘り下げる効能もあり、だからこそ、同じ役は二度やらない主義のデンゼル・ワシントンも初めて続編をやる気になられたんでしょう。

確かに、寡黙で神経質そうで、ややとっつきにくいキャラのマッコールが、今回は前作より人間味が感じられて好感度が増したように思います。それを良しとするか逆に物足りないと感じるかは、まぁ観客それぞれの好みによりけりでしょう。

私としては、何の所縁もない通りすがりの若い娼婦(クロエ・グレース・モレッツ)を救うために無数の悪党どもを皆殺しにしちゃう、前作のマッコールの方が魅力的だったように思います。

大切な身内を失って復讐に走る展開は確かに燃えるんだけど、そういう映画はこれまで五万と創られてますから、かえってありきたりなアクション映画に退化しちゃったように今回は感じました。クロエちゃんの再登場もなく、やや華やかさに欠けるのも残念なところ。(従って今回の画像は色気ゼロですw)

それでも、やっぱりデンゼル・ワシントンが演じるとキャラに深みが出るし、知的な名優がクールに悪党どもを惨殺しまくる姿は、やっぱ気持ちが良くて私は大好きです。日ごろ鬱憤が溜まってる方には是非ともオススメします。
 


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