ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『特捜9』シリーズ '18~

2019-12-03 00:00:08 | 刑事ドラマ HISTORY








 
テレビ朝日系列の水曜夜9時枠で足かけ11年、全12シリーズが放映された『警視庁捜査一課9係』の続編です。

主役の渡瀬恒彦さんが急逝され、加納係長は他部署へ出向中という設定のまま終わるのかと思いきや、なんと寺尾 聰さん扮する宗方警部を新班長に迎え、井ノ原快彦くん扮する浅輪巡査部長(シーズン2で警部補に昇進)を主役にシリーズはまだまだ続く模様。驚きました。

前作で有終の美を飾るつもりだからこそ、あえて加納係長は健在という設定にしたんだとばかり、私は思ってました。だって、健在なのにずっと姿を現さないのって不自然だから。

残された部下たちが加納係長に想いを馳せるような描写が時々あるんだけど、ただ長期出向してるだけの上司を事あるごとに思い出す部下ってヘンじゃないですかw 亡くなった設定にした方がずっとやり易かった筈なのに、なんでわざわざ生かしておいたんだろう?って、不謹慎かも知れないけど思っちゃいました。

それはともかく、七曲署OBの寺尾聰さんがレギュラーに加わるとなると、私は観ないワケにいきません。前作のラストで色々あって「9係」は解散、だけど神田川警視総監(里見浩太朗)の意向により「特別捜査班」が新設され、それぞれ別の部署に行ってた元9係の面々(井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越 満、田口浩正)が再結集、さらに山田裕貴くん扮する新人刑事=新藤も加わりました。

それに伴い、加納係長の娘で浅輪刑事(井ノ原くん)と結婚した倫子(中越典子)、青柳刑事(吹越さん)と同棲中の妙子(遠藤久美子)、監察医の真澄(原 沙知絵)、鑑識員の猪狩(伊東四朗)らも再登場。

内容としては手堅い謎解き捜査物なんだけど、とにかく芸達者なレギュラー陣による軽妙な掛け合い、独特なノリがシリーズの持ち味&魅力で、観てて退屈することはありません。

2018年春に Season 1 全10話、2019年春に2時間スペシャル1本と Season 2 全11話が放映され、最終回で宗方班長=寺尾聰さんが勇退。シーズン3から誰が班長の座に就くのか、要注目です。
 
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『シグナル/長期未解決事件捜査班』2018

2019-12-02 00:00:08 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2018年の春シーズン、フジテレビ系列の火曜夜9時枠で全10話が放映された、カンテレの制作によるサスペンスドラマ。大ヒットした韓国ドラマのリメイクなんだそうです。

城西警察署地域課の巡査・三枝(坂口健太郎)は小学生の時、クラスメイトの女児が若い女(長谷川京子)に連れ去られるのを目撃したんだけど、その子が遺体になって発見され、前科者の男が誘拐&殺人容疑で指名手配されちゃいます。

その事件が未解決のまま15年が過ぎ、警察官となった三枝が独自で真犯人の捜索を続ける中、なぜか廃棄された無線機から何者かの声が聴こえ、15年前に指名手配された男の遺体を発見したと報告して来ます。

で、その場所に行ったら本当に白骨化した遺体があり、男は自殺と見せかけて殺されたらしいことも判明します。やっぱり、真犯人は三枝が目撃した女だった!

そして無線機から聴こえた声の主は、なんと15年前にこの事件を捜査中に行方不明になった刑事・大山(北村一輝)だった! 驚いた!

時効成立が数分後に迫るなか、15年の時を隔てて無線機で対話しながら、三枝と大山が事件の真相へと迫って行きます。

こうして粗筋だけ書くと、いかにも韓流ドラマらしい無茶な設定、強引極まりない展開なんだけど、雰囲気ある映像と丁寧な演出、実力派キャストたちの熱演により、知らず知らず作品世界に引き込まれちゃいます。

主人公が単に犯人を目撃しただけでなく、あのとき被害者を救おうと思えば救える状況だったという、痛々しい後悔を背負ってるのが大きなポイントで、何としても真犯人を捕まえたい彼の気持ち、その切羽詰まった行動に共感できます。

それが無かったらバカバカしくて観てられないかも知れず、初回は面白かったけど、果たして10話前後もこれで引っ張れるものなのか、他人事ながらとても心配ですw

だからこそ、最後まで引っ張れたら大したもんで、それを確かめる為にもしばらく観てみたいと思いました。ただの馬鹿ドラマだろうと思ったのに最後まで面白かった『銭の戦争』(同じく韓流ドラマのリメイク)の例もある事だし。

キャストは他に、城西署捜査課の刑事が吉瀬美智子、木村祐一、課長が甲本雅裕、鑑識課員が池田鉄洋、謎の鍵を握る警視庁刑事部長が渡部篤郎、といった面々。セクシーショットは長谷川京子さんと吉瀬美智子さんです。
 
 
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『特命刑事/カクホの女』2018

2019-12-01 00:00:27 | 刑事ドラマ HISTORY









 
2018年冬シーズンに第1シリーズ全7話、そして2019年秋シーズンに第2シリーズがテレビ東京「金曜8時のドラマ」枠で放映中の刑事ドラマ。

名取裕子&麻生祐未という『マルホの女/保険犯罪調査員』('14)のコンビ再共演との事ですが、ストーリー上の繋がりは無いみたいです。

警視庁でずっと事務仕事を勤めて来た内勤のエキスパート=北条百合子(名取裕子)が、定年を目前にして神奈川県警本部の捜査一課・強行犯係に配属され、現場一筋の鬼班長=三浦亜矢(麻生祐未)とコンビを組むことになります。

経歴もキャラクターも対照的な熟女二人による愉快・痛快なバディ捜査物でありつつ、実はかつて婚約者(鶴見辰吾)を射殺した犯人を挙げる(あるいは復讐する?)特命を百合子は秘めており、その最有力容疑者が他ならぬ亜矢であるという、サイドストーリーと呼ぶには深刻すぎる側面もあったりします。

私は基本的に1話完結が好みで、本来ならそういう「引っ張り」を嫌うんだけど、二人のキャラクターがすこぶる魅力的なもんで、その腹の探り合い・騙し合い・ぶつかり合いの行方が気になって続きも観たくなりました。もちろんベテラン女優お二人の演技力・吸引力の賜物でもありましょう。

ほか、刑事部長に渡辺いっけい、強行犯係刑事に吉沢悠、小関裕太、鑑識課員に今野浩喜、事務員に鹿沼憂妃、百合子の謎の友人に高橋克典、死んだ婚約者の父親に伊東四朗、といったレギュラーキャスト陣。

第2シリーズでは舞台を所轄の横浜臨海警察署に移し、加藤雅也、大東駿介、正名僕蔵、長谷川初範etc…といった新メンバーが登場してます。

テレビ東京のドラマは侮れません。これもなかなか面白くなりそうで、特に熟女マニアの皆さんにオススメですw
 
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「夢のまた夢」

2019-11-30 11:30:15 | 多部未華子
 
今朝、多部ちゃんから「窪田くんと寄りを戻した」と報告される夢を見ましたw

多部ちゃんも窪田くんもそれぞれ別の人と結婚した事実を私は知ってるのに、夢の中じゃ無かったことになってる。不思議なもんです。

その夢の中で多部ちゃんと私がどういう関係なのかもよく分からないけど、私の手の甲が多部ちゃんのお尻に当たってるのをわざと放置してたら、彼女が「もう、どこ触ってんの」って笑いながら言ってましたから、相当親しい仲みたいですw

気持ち悪いですか?w

ほかに何を話したのかは忘れちゃいましたが、すぐ横にいた窪田くんは終始無言w いかに私が窪田くんに興味無いかが表れてますねw

意味不明の他愛ない夢だけど、とにかく物凄く幸せな気分で目が覚めました。

ついに結婚しちゃった多部ちゃんの魂が「それでもファンやめないでね」って言いに来たと私は解釈してますが、なにか?
 
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『太陽にほえろ!』#314

2019-11-30 00:00:22 | 刑事ドラマ'70年代









 
☆第314話『拝啓 ロッキー刑事様』

(1978.8.4.OA/脚本=小川 英&柏原敏之/監督=木下 亮)

小谷早苗(立枝 歩)という女の子が、突然ロッキー(木之元 亮)を訪ねて来ます。恥ずかしそうに手紙を渡し、「またお電話します!」と言って走り去った早苗を、ロッキーはただ呆然と見送るだけ。

毛むくじゃらのくせに隅に置けないヤツめ!とボン(宮内 淳)をはじめ先輩刑事たちはロッキーを冷やかしますが、本人は早苗のことを全く知らないのでした。

彼女の手紙には、栄養学校に通うため地方から上京し、独りぼっちだけど「東京には岩城さんが、七曲署のロッキー刑事さんがいると思うと、ちっとも寂しくありません」なんて書かれており、ちょっと誘えばすぐにチョメチョメ出来そうなんだけど、ロッキーはそれよりも1週間前に遺体で発見された女性の身元を調べる捜査に夢中なのでした。生きた女の子より死んだ見知らぬ女に執着するド変態なんですw

で、ようやくその女性が岡山から上京したOLであることが判明し、山さん(露口 茂)が岡山へ飛んで実家の部屋を調べてみたら、なんと東京の「松永信夫方 岩城 創」から届いた手紙があるもんだから驚いた! 「岩城創」はロッキーの本名です。

松永信夫(佐藤晴道)というのは以前チンピラに絡まれてるところをロッキーに救われたスナックのボーイで、なぜかそいつがロッキーの名を語って(刑事になりすまして)数人の女の子と文通してた。ロッキーを訪ねて来た早苗もその1人だったワケです。

松永が顔も知らない女の子たちと文通できたのは、ペンフレンド募集の雑誌を見たから。当時は個人の氏名・年齢・住所・電話番号に至るまで、普通に一般誌で公開されてたんですよね。私も中学生の頃にそれで女の子と文通した経験があります。

そんなに緩い時代だったの!?って若い世代は驚くかも知れないけど、相手の住所も知らないままSNSで繋がっちゃう現在の方が、よっぽど緩くて危険かも知れません。

で、死んだOLは直前に二百万円の預金を引き出しており、そのカネ目当てで松永が彼女を殺した可能性がある。

ロッキーは手がかりを得るため、早苗と会って文通の内容をそれとなく尋ねるんだけど、それを書いたのが自分じゃないっていう事実を言いそびれちゃう。あわよくばチョメチョメしたい下心があったからでしょう。

ところが、松永信夫が溺死体で発見されて事件は急転直下。松永がロッキーになりすまして文通してたのは、単に自分に自信が無かったからであることも分かり、OLを殺した真犯人が松永を利用していたと睨む藤堂チームは、彼が勤めてたスナックのもう1人のボーイに容疑を絞ります。

で、婦警をオトリにして罠を仕掛けるも、実はマスター(矢吹 渡)が真犯人だったことが判明し、間一髪、マスターに命を狙われた早苗を、ロッキーが捨て身で救うという展開になります。

画像だけ見ると逆にロッキーが早苗を襲ってるように錯覚しますが、それは印象操作の恐ろしさを皆さんに伝えるために、私がやむなく順番を入れ換えた結果です。あんな毛むくじゃらの大男に万が一でくわしたら、逃げたり眼をそらしたりせずじっとしといた方が安全です。

そんなワケで事件は解決し、早苗は田舎へ帰ることになるんだけど、やや複雑な謎解きに時間を割きすぎてロッキーと早苗の交流が充分に描かれておらず、別れのシーンがいまいち盛り上がらないのが残念なところ。

ただ、彼女を見送るロッキーの表情には切なさが滲んでて、私はグッときました。登場して間もない頃のエピソード#272『秘密』では表情が硬すぎる!ってイチャモン書きましたが、約1年経った今回の演技に俳優・木之元亮さんの著しい成長を(偉そうな書き方だけど)私は見た気がします。

立枝歩さんは今回3度目のご出演で、後にボギー(世良公則)登場編でもヒロインを演じられた常連ゲスト。グラビアモデルの仕事は一切されてなかったようで、最後の画像=『新幹線公安官』で見られた水着姿は唯一無二かも知れません。
 
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