ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「ブログなんか書いてる場合じゃない」

2020-03-30 00:00:08 | 日記


 
昨年の今頃、私たちは新元号の発表を前に浮かれてました。

ブログには「明るい未来が全く見えない」みたいなこと書きましたけど、まさか1年も経たない内にこんな状況になってるとは……まぁ誰も思わなかったですよね。

まさかオリンピックが延期になるほどの異変が起こるなんて……新型ウイルスが騒がれ始めた当初も思ってませんでした。

今のところ我が家にも職場にも被害は及んでないけど、明日も普通に暮らせてる保証は、ずっと引きこもりでもしない限り誰にも無い。

年老いた両親の、あまりの出不精ぶりがこれまで不安の種だったのに、それが今や安心材料になっちゃってるこの皮肉。

二人とも、毎日テレビでニュースばかり観てるのに、世間が何を騒いでるのか全然理解してません。理解しても5秒後には忘れてる。ずっと家の中にいる(対策する必要がない)なら、その方がストレスにならなくて良いですよね。

けど、それだけに感染の全責任は、外で仕事したり買い物に行ったりする私一人にのしかかるワケで、そのプレッシャーに疲弊しつつある今日この頃です。自分は軽症で済んだとしても90代、80代の親はまず助からないでしょうから。

勤め先は今のところ経済的な打撃は受けてないみたいだけど、これとて明日出勤したら状況が一変してるかも知れない。ほんとブログなんか書いてる場合じゃないのかも?

今月、映画雑誌はこぞって『007』シリーズ最新作を特集してるのに、公開される気配がない。どうやら4月公開予定が11月まで延期になったみたいです。世界規模の興行だけに客足が鈍れば大損害ってワケでしょう。同じスパイ映画の『ミッション・インポッシブル』最新作もロケ先がパンデミック状態で撮影中止になったとか。

テレビのバラエティー番組を観ても、ふだんギャラリーを入れてる番組が無観客になってたりするし、エンタメ界にも色んな影響が出て来ました。まだまだ数ヶ月は続くだろうとの見通しも、もしかしたら甘いのかも知れません。

外出を控えなきゃいけないって事はしかし、みんながインターネットを観る時間が増える=こんなブログでも需要があるやも知れず、こんな時こそ張り切ってどんどん書くべきなのかも?

そう信じて、読者数がゼロにならない限り(あるいは自分が飽きない限り)は書き続けて行こうと思います。

 

追記/志村けんさんが亡くなられました。日本人みんな、特に我々昭和世代はとてつもないショックを受けてることと思います。私も第一報を聞いた瞬間に息を呑み、涙が溢れてしまいました。

 

この訃報はとてつもなく重い。私たちが子供の時からずっと笑いを提供し続けて来られた、ある意味象徴的な存在の方であったこと、そしてその志村さんの生命を奪ったのが、いま我々が戦ってる真最中の新型ウイルスであること。

 

悲しみと、恐怖が入り交じった何とも言えない気持ちです。あらためて手綱を引き締め、これからの戦いに挑まなければと思いました。ご冥福をお祈り致します。合掌。

 

さらに追記/NHKニュースより。今日カラオケに行く予定だった若い連中が、志村さんの訃報を知って意識が変わり、断念したんだそうです。また涙が出ました。

 

 

 


 

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『魔法戦隊マジレンジャー』#07~#08

2020-03-29 00:00:06 | 特撮ヒーロー










 
第7話は、前回ウルザードファイヤーとの激闘に敗れて以来ずっと眠ったままのマジレッド=魁(橋本 淳)を、彼が見てる夢の中へ兄のマジイエロー=翼(松本寛也)が入り込み、精神世界でまだ闘ってる魁を連れ戻すという『トータル・リコール』チックなお話。

普段あまり仲が良くない兄弟の不器用な愛と、二人の苦境を救いに駆けつける亡くなったマジマザー=深雪(渡辺 梓)の魂、その母性愛に泣かされます。

そして第8話は再びユルめのコメディータッチで、映画ヒロインのオーディションを受けるマジピンク=芳香(別府あゆみ)に付き添いを頼まれたマジブルー=麗(甲斐麻美)が、監督に見初められて自分が映画に出演することになり、つい浮かれて戦闘中にミスを連発しちゃう。

それで落ち込む生真面目な麗に、姉の芳香は「自分の気持ちに正直になりなさい」と、自分が出演したかったことも忘れてハッパをかけ、麗を映画撮影の現場へ連れていく。

そこで敵怪人出現の知らせが入り、芳香だけが出動するんだけど、麗はちっとも撮影に身が入らない。そこで気づくワケです。自分が本当にやりたいことは、みんなと一緒に闘うことなんだと。

そんなワケで自分の気持ちに正直になった麗は、以前よりも強くなり明るくもなって、皆を驚かせるのでした。

奔放な姉と生真面目な妹を対比させつつ固い絆も描き、姉妹タッグによる前代未聞の「ダンス攻撃」で敵を倒す茶目っ気も楽しい、実にチャーミングなエピソード。

そのダンス攻撃のBGMに使われたのがエンディング主題歌の『呪文降臨/マジカル・フォース』で、トリッキーな歌詞とキャッチーなメロディーが一度聴くと忘れられない、私が戦隊シリーズで一番好きかも知れないナイスな楽曲。ゆえにマジファミリー5人が歌い踊るミュージカル風エンディング・タイトルバックも大好きです。

いやあ、良いです。楽しくて癒されます。ハリケンジャー、デカレンジャー、マジレンジャー辺りのシリーズは皆さんにも是非オススメしたいです。童心に帰れるとかじゃなく、純粋に作品として良く出来てますから。
 

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『魔法戦隊マジレンジャー』#05~#06

2020-03-28 00:00:08 | 特撮ヒーロー










 
2005年の2月から翌年2月まで、テレビ朝日系列・日曜朝7:30からの30分枠で全49話が放映された、テレ朝&東映&東映エージエンシーの制作による「スーパー戦隊シリーズ」の第29作目。

私は前作『特捜戦隊デカレンジャー』からの流れで本作『魔法戦隊マジレンジャー』もよく観てた筈なのに、主役のマジレッド=小津魁を演じてた橋本淳くんが、昨年最も私がハマった連ドラ『これは経費で落ちません!』でダース・ベイダーみたいな若い専務を演じた俳優さんと同一人物であることに、今回観直すまで全く気づいてませんでした。

当時17歳か18歳だった童顔の少年が、今やエグゼクティブ役が似合う33歳の立派な大人。そりゃ私もトシをとるってもんです。

この『マジレンジャー』はシリーズ3度目となる「5人兄妹」設定なんだけど、主役のレッドが長男だった過去2作と違って今回は末っ子、橋本淳くんはシリーズ最年少のレッド役となりました。

ほか、マジイエロー=小津翼に松本寛也、マジブルー=小津麗に甲斐麻美、マジピンク=小津芳香に別府あゆみ、マジグリーン=小津蒔人に伊藤友樹、そしてマジマザー=小津深雪に渡辺梓、最強の敵にして実は父親?のウルザードファイヤー=小津勇に磯部勉(声のみ)というマジファミリーの顔ぶれ。

この第5話はレッド=魁が同級生の山崎さん(平田 薫)とデートしてるのを見かけたピンク=芳香が、二人の仲を盛り上げようと魔法で色々お節介を仕掛けるんだけど、例えば魁が山崎さんに上着を貸してあげるシチュエーションを想定し、北風を起こしたら彼女のスカートがめくれてしまい「やだ、エッチ、魁くんのバカ!」ってなっちゃう王道展開w

で、そこに敵怪人が現れ山崎さんが襲われて、マジレッドに変身した魁が彼女を救い、そのあと勇気を振り絞って交際を申し込んだら「魁くんより好きな人が出来ちゃったから」とゴメンナサイされちゃう。

そう、山崎さんは魁じゃなくマジレッドに恋をしてしまった。勿論、その正体が魁であることを彼女は知りません。これまた王道ですw

いやあ~、いいですね!w こういうの大好きです。次の第6話は一転、マジレンジャーがウルザードファイヤー(たぶん父親)に完敗するハードな内容で、メリハリが利いてるのも好感触。この時期のスーパー戦隊シリーズはやっぱりよく出来てます。

ダース・ベイダー専務と同一人物とは思えない橋本淳くんの熱血一直線ぶりも好きだし(やっぱりヒーロー物の主人公は単純な方がいい!)、別府あゆみさん、甲斐麻美さんのダブルヒロインも甲乙つけ難いほど魅力的。

そしてマジレッドに恋しちゃった山崎さんもセミレギュラーとして終盤まで度々登場、演じた平田薫さんはこの役で人気を集め、TVドラマ、映画、舞台、CM、バラエティー等で現在も幅広く活躍されてます。

というワケで今回のセクシーおしりショットは平田薫さんです。
 

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『甲斐麻美/Beautiful Days』

2020-03-27 00:00:10 | 写真集&イメージビデオ










 
2008年にリリースされた、甲斐麻美さん5作目のイメージビデオです。

2005年放映のスーパー戦隊シリーズ第29作『魔法戦隊マジレンジャー』のマジブルー=小津 麗 役でデビューされ、グラビアでも注目された女優さんだけど、'09年には芸能活動を休止、'12年には結婚され、実質的には引退されてるみたいです。

『マジレンジャー』のプロデューサー氏に「うるっとピュア顔」と言わしめた童顔と、セミヌードも厭わぬ大胆なグラビアとのギャップに、萌えましたw

残念ながらイメージビデオではエロ控えめで、ダイエットしちゃったのか『マジレンジャー』の頃より随分とスリムになられた印象で、ビキニ姿でジャンプしてもお乳は揺れません。

やるからには全力投球!っていう意気込みが伝わって来た満島ひかりさん等のイメージビデオと比べると、どことなく「やらされてる」感を感じなくもなく、そのへんが芸能活動期間の短さに繋がってるのかも知れません。

だけど観る人によっては「やらされてる」感じにコーフンする場合もあるだろうしw、一概に良し悪しは決められません。

いずれにせよ、もうちょっと頑張ってグラビアを超えるぐらいのセクシーに挑戦して欲しかったと、個人的には思います。
 

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『映像研には手を出すな!』最終回

2020-03-26 00:00:07 | アニメーション








 
ふだんアニメはほとんど観ないけど、ちょうど私がテレビを観る時間に放映されてたこと、かなり個性的な女子高生たちが主役であること、伊藤沙莉さんが声優に初挑戦されてること、そして創作をテーマにしてること等、観たくなる条件が絶妙に重なりました。

そりゃ隈無く観ていけばアニメにも面白い作品、優れた作品が沢山あるのは知ってるけど、私がこれほどハマるようなのは滅多に無い筈です。

以前ご紹介した通り、部活でアニメを創る女子高生トリオのお話で、同じアニメ製作でも朝ドラ『なつぞら』で描かれた昔ながらのセル画方式じゃなく、パソコンを使った(つまりアマチュアでも可能な)現代ならではの手法を詳細に見せてくれます。

だけどこの作品の面白さは、もっと別なところにある。その1つが、創作の「現場」だけじゃなく「制作」と「宣伝」の部分にまでスポットを当ててること。

いくら才能があっても、製作資金を調達する交渉力と、作品を世に出す宣伝力が無ければ、創作活動を継続していくことはまず不可能。そこをリアルに描いた作品って、アニメに限らず今までほとんど無かったように思います。

主人公=浅草氏はどうやら物凄い才能を秘めてるんだけど、人づき合いも人前に出るのもチョー苦手。そんな彼女がひょんな事から、守銭奴で弁の立つ金森氏と、有名な雑誌モデルなんだけど実はアニメーターになりたい水崎氏と出逢う。金森氏がプロデューサーとなって「制作」を担い、水崎氏が広告塔となって「宣伝」を担うことで「現場」に集中できるようになった浅草氏が、その才能を開花させて行く。

性格も家柄もまるで違う3人が、アニメ創りを通して絆を育んでいく青春ドラマでもあるし、おそらく将来とてつもない作品を生み出すであろう(例えば『エヴァンゲリオン』のガイナックスみたいな)チームの誕生を描いたサクセスストーリーでもある。

そして何より観てて心踊るのは、この作品が創作の難しさと苦しさ、それがあればこその楽しさを、実際に創った経験のある人にしか分からないリアルさで詳細に描いてくれてる点。(原作者の大童澄瞳さんは実際に高校の映画部でアニメを創ってらしたそうです)

最終回では、苦労に苦労を重ね、さぁ後はBGMをつければほぼ完成っていう段階で、仕上がって来た楽曲がこちらのイメージするのと全く違うものになってることが判明。納期は目前で曲を一から創り直してもらう時間は無い。一体どうすりゃいいんじゃいっ!?

ここで、浅草氏が真の才能を発揮するんですよね。そりゃあ何の制約もトラブルも無く、100%作者のイメージ通りに創れたらそれに越したことは無いけど、なかなかそうはいかないのが現実。プロであろうがアマチュアであろうが、予定通りいかなくなった時にどう対処するか、発想の転換がうまく出来るかどうか、そこが天才と凡才の分かれ道になるんだと私は思います。

そこで浅草氏がどう発想を転換させ、どのように対処したか、それをここで説明するのはあまりに面倒なので割愛しますが、出来上がった作品は明らかに、当初予定してたものよりも素晴らしくなってました。

そこが創作の面白さであり、醍醐味なんですよね! 例えば、ショーケンさんのワガママが『太陽にほえろ!』を、藤岡弘さんの大事故が『仮面ライダー』を、それぞれ結果的に爆発的ヒットへと導いたような奇跡。

例えば三谷幸喜さんが戦時中の日本を舞台に書かれた戯曲『笑の大学』では、軍からの厳しすぎる検閲により、主人公の舞台作家が本来やりたかった演劇の内容を変えなきゃいけなくなるんだけど、なぜか変えれば変えるほど前より面白くなっちゃう不思議が描かれてました。

創作の現場では、そういうことがよく起こる。勿論それは魔法でも何でもなく、他者の意見が入ることによってストーリーやキャラクターがより多面的になったり、作者自身が思いもしなかったアイデアが浮かんだりする等の、論理的な裏付けがちゃんとある。だけどそれは、誰にでも出来ることじゃない。そんな時にこそ才能が試されるワケです。

そしてもう1つ、浅草氏が物凄い才能を持ってるに違いないと、私に確信させたのがラストシーンの台詞。

徹夜続きで疲れ果てた浅草氏は、完成した作品を初めて自分で鑑賞しながら途中で眠っちゃう。一緒にいた金森氏と水崎氏は呆れながらも「ま、浅草氏がなんて言うか、聞かなくても分かるけどね」って言ってそのまま寝かしちゃう。

で、翌日。今度こそ作品を最後まで観た浅草氏は、さて何と言ったか? 私はその台詞を聞いて、思いがけず泣いちゃいました。彼女は、しれっと笑いながらこう言ったんです。

「まだまだ、改善の余地ばかりだ」

あれだけ苦労したのに! そして明らかに凄い傑作が生まれたというのに! 彼女はこれっぽっちも満足していない!

私が泣いたのは多分、そんな浅草氏が羨ましくて仕方ないから。私もかつて(アニメじゃないけど)創作活動をして、短期間ながらプロにもなって、自分に何が一番足りてないかを思い知らされたんです。

それがこの浅草氏の台詞に集約されてます。つまり、簡単には満足しない探究心と、飽くなき創作意欲。一言で言えば「情熱」です。それこそがクリエイターに最も必要な「才能」だと思うワケです。こればっかりは持とうと意識して持てるもんじゃない。

そんな浅草氏を、ウチらが全力で支えてあげるんだ!なんて、金森氏と水崎氏がこれっぽっちも思ってないのがまた良いんですよねw 金森氏はただお金を儲けることが好きだから、水崎氏は自分がアニメーターになりたいから、つまり利害が一致するから一緒にやってるだけのこと。だからこそ強いんです。

いやあ~、これは本当にハマりました。アニメ番組のBlu-ray BOXを、生まれて初めて予約しちゃいました。この作品には、私の夢が詰まってる。

4月からは実写版の連ドラが、5月にはその劇場版が公開されるそうだけど、アイドルタレント主演によるそれらがアニメ版を超えることは、まず100%無いだろうと思います。

が、それでも、創作の難しさと楽しさをリアルに描く根本のスピリットさえ外さなければ、それなりに面白い作品にはなる筈。同じ話を実写でやることでどういう部分が変わっていくか、私は楽しみにしてます。
 

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