源氏物語と共に

源氏物語関連

あも

2010-01-14 09:34:00 | 日記

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源氏物語から少し脱線しますが、和菓子の紹介。


最近、叶匠寿庵の「あも」が気に入っています。


「あも」とは、平安時代の宮中の女房言葉で「お餅」のこと。


この女房言葉は今も伝わっています。
「おまん」は饅頭のこと。「おかか」は削り節。
女房言葉wiki もご参考に。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%88%BF%E8%A8%80%E8%91%89#.E8.AA.9E.E9.A0.AD.E3.81.AB.E3.80.8C.E3.81.8A.E3.80.8D.E3.81.AE.E3.81.A4.E3.81.8F.E3.83.91.E3.82.BF.E3.83.BC.E3.83.B3


大塚ひかりさんの源氏物語をボチボチと読んでいますが、
若菜以降はどうもテンションが下がってしまいます。


彼女が解説でいわれる所の、
『源氏物語を読むと、人はなぜ悩むのか、人は何のために生きるのか、
人の一生とは何なのか、といった根源的な問いにぶち当たります。
そして、それこそが文学なのでは・・・と私は感じずにいられないのです』(横笛)


「根源的な問いにぶち当たること」全く同感です。
だからこそ私は好きである源氏物語が次第に嫌いになっていくゆえんかもしれません。


何となく読んでいて気持ちが暗くなっていくので困ります。


このあたりの解釈はまだ読み足りなくて、違っているかもしれません。
山本淳子先生は、和歌一つをとっても、希望的な解釈だったと思いますから。


ホームドラマ的ドタバタ劇「夕霧」の巻はカットしたいです(笑)
柏木を持ち上げ「あはれ柏木」で終わる「横笛」後は、
しっとりした御法へ飛んで欲しかった。


絵巻でも有名な「御法」の3人の和歌場面は、しみじみしたものがあります。
https://book.blogmura.com/classics/img/classics88_31.gif
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