源氏物語と共に

源氏物語関連

明けましておめでとうございます

2010-01-06 11:20:24 | 日記

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今年も拙い文章ですが、
どうぞよろしくお願いいたします。


暮れにNHK趣味悠々で百人一首の仮名散らし書きなるものを見ました。


何となく納得しました~
和歌の散らし書きには色々なパターンがあるのだと知りました。
それで和歌の歌ははっきりわからないものも多いのですね~
大桃さんのブログにも載っています。趣味悠々サイトでご覧ください。


昨年は親の事などで忙しく、次第に源氏!源氏、と言えなくなって来たのですが、
今年も細々ながら、何かしら源氏物語につながっていきたいと思っています。


という所で、
たまたま大塚ひかりさんの源氏物語(若菜~)を近くの本屋さんで発見!
お正月のお年玉のつもりで2冊を買いました。


まだ最後まではゆっくり読めませんが、
所々、補足のような解説があり、そちらの方もとても面白く感じました。


若菜からの巻は紫の上派にとっては、とてもつらい場面が続きます。
原文でも、こんな悲しい言葉が多かったのかと思いましたが、
朱雀院の女三宮に対する親心もよくわかり、補足も読みながら
やはりこういう年代になってからの方が、よく理解できるように思います。


この年になって、次第に紫式部の心が少しわかるようになったようにも思いますが、
昔に宝塚歌劇でみたパンドラの箱のように、
せめて希望だけは忘れないでいたいと思います。それと、愛も忘れたくないですね。


昨日より今日がなお美しい紫の上にあやかりたいものですが、
その胸中を思うに、色々と複雑になります。
しかし、若菜は秀作でそこが良いという人もいますが、
こんな悲しい紫の上の言葉や和歌が散りばめられているなんて。。


藤壺もそうであったと同様に、玉鬘も晩年は嘆きます。
人生は難しい~・・などと考えてしまうのは、
私の源氏物語が嫌いな所でしょうか(笑)
悲哀があるからこそ、
かえってそこが良くて1000年以上も生き残っているのかもしれませんが。


彰子も定子もそれぞれどうだったのでしょう。
若菜以後の設定は、まるで定子が紫の上で彰子が女三宮のような立場です。


しかし、これから出てくる頭中将の、はかなくも美しい青春像を楽しみたいと思います。
大塚ひかりさんはどう解釈されていくのでしょう。


皆様にとりまして、今年も良いお年でありますように~




コメント
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