マユミの樹皮。
成木になるとマユミの樹皮は縦の割れ目が深くなり、コンクリートのような質感になる。
材は弾力があってよくしなることから弓の材料として使われた。そこから「マユミ(真弓)」の名がついた。アイヌたちはマユミの木で杓子や食器をつくっていたという。「えりまき」の別名で呼ばれることもあるが、その場合マユミだけでなくツリバナの仲間も含まれる。
マユミの花。
花弁4個、雄しべ4本、4数性の花である。
雄しべは緑色の花盤につく。花柱は長短2タイプがあり、花柱の短いタイプでは雄しべは長くなる。
マユミにつく毛虫。
アメリカシロヒトリの幼虫。3齢幼虫までは白い巣網の中で成長する。
樹木の葉を食べる芋虫、エノキの葉を専門に食べるオオムラサキのようなスペシャリストもあるが、アメリカシロヒトリなどは何でも屋(ゼネラリスト)でいろんな樹の葉を食べる。
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