井伊影男の植物観察

植物の生き方の不思議さ、彼らのたくましさ、したたかさに触れる。しかし、観察者が井伊加減男だからなあ。

北海道の樹木ウォッチング・シラタマノキ1

2023年06月02日 | 日記

シラタマノキの群落。ツツジ科シラタマノキ属。
亜高山~高山の礫地など日当たりのよい乾いた岩地に生育する常緑小低木、樹高は10~20cm。
茎は地を這い上部で斜上する。この群落は北海道・樽前山のもの。イワブクロ(タルマイソウ)と同様樽前山を代表する高山植物。
シラタマノキの葉。
シラタマノキの葉は革質で楕円形で先は丸く、縁には鈍い鋸歯がある。互生。
表面は網目が目立ち、裏面は白みを帯びる。シラタマノキの葉から「冬緑油」と呼ぶ薬効成分が採れ、抗炎症作用があり筋肉痛に効くという。「湿布の木」と呼ばれることも。
シラタマノキの花。
シラタマノキは枝先に総状花序をつくり1~6個の花をつける。
花冠は壷形せ先は浅く5裂して反り返る。
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