俳句ポスト365 兼題「桜鯛」で人をいただきました。
桜鯛鬼六の子に目玉やる わたさん
『だいくとおにろく』(松居直作 赤羽末吉絵 福音館書店)という昔話絵本があります。何度橋をかけてもたちまち流されてしまう川に、橋をかけるよう村人に依頼された大工が、川岸で思案していると、鬼が現れて、目玉とひきかえに橋をかけてやるといいます。いいかげんな返事をしていると、2日後にはもうりっぱな橋ができあがっており、鬼は目玉をよこせとせまります。「おれのなまえをあてればゆるしてやってもええぞ」と鬼がいうのですが……。たまたま「はーやくおにろくぁ めーだまー とってこばぁええなぁー」と鬼の子が言うのを聞いた大工は、無事に鬼の名を当て、目玉を取られずにすんだのでした。
そう、鬼六の子は、大工が鬼の名前を言い当てたために楽しみにしていた大工の目玉がもらえませんでした。私の妹が鯛の目玉が大好きだったことを思い出し、鬼の子に大工の代わりに鯛の目玉をあげたいなと思って作りました。大工の目玉がもらえなくて泣きべそをかいている鬼六の子は、おいしい桜鯛の目玉で機嫌をなおしてくれたかなあ。
結構好きな句が人になってうれしいです。
桜鯛鬼六の子に目玉やる わたさん
『だいくとおにろく』(松居直作 赤羽末吉絵 福音館書店)という昔話絵本があります。何度橋をかけてもたちまち流されてしまう川に、橋をかけるよう村人に依頼された大工が、川岸で思案していると、鬼が現れて、目玉とひきかえに橋をかけてやるといいます。いいかげんな返事をしていると、2日後にはもうりっぱな橋ができあがっており、鬼は目玉をよこせとせまります。「おれのなまえをあてればゆるしてやってもええぞ」と鬼がいうのですが……。たまたま「はーやくおにろくぁ めーだまー とってこばぁええなぁー」と鬼の子が言うのを聞いた大工は、無事に鬼の名を当て、目玉を取られずにすんだのでした。
そう、鬼六の子は、大工が鬼の名前を言い当てたために楽しみにしていた大工の目玉がもらえませんでした。私の妹が鯛の目玉が大好きだったことを思い出し、鬼の子に大工の代わりに鯛の目玉をあげたいなと思って作りました。大工の目玉がもらえなくて泣きべそをかいている鬼六の子は、おいしい桜鯛の目玉で機嫌をなおしてくれたかなあ。
結構好きな句が人になってうれしいです。
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