おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

夏の思い出 その2  ~昆虫館を見に行く。

2011-09-16 01:43:45 | お出かけ

今年の夏は、思いがけず東京に住む娘が、2度ほど長めに帰省したので、

一緒に出掛けたり、買い物、朝顔や庭の写真を撮ったり、ゆっくり料理したり、

のんびりと女同士の話で夜遅くまで盛り上がったり、

美味しい料理とお酒を飲みに出かけたり・・・

普段一緒にできない他愛無いことが楽しくて、すっかり満足してしまいました。

そんなこんなで、父も寂しがるし、皆の都合も合わず、あまり遠出しませんでした。

夏バテ気味もあったりしましたが、近場のお出かけで、昆虫館に出掛けてみました。

浜松市浜北区の、なゆた・浜北という文化施設で、開催されていました。

実は、父の昔の知り合いの方から招待状をいただいたので、父の代理で、出掛けてみました。

引退なさってから、日本だけでなく、外国にも昆虫採集に行かれている方で、

特にトンボにこだわっていらっしゃるみたいです。

 

あいにくその方は不在の日で、お会いできませんでしたが、会場の係りの方が、

この標本が、一押しということで、説明してくださいました。

ベッコウトンボは、トンボで有名な桶が谷沼のある磐田市のトンボで、

今現在は、採集してはいけないらしいです。

濃い色のトンボは、アカスジベッコウトンボといって、偶然捕まえたら、

国内で3匹しか採集記録のない貴重なトンボとのことでした。

動物行動学者の故、日高敏隆先生の本によると、

トンボは4枚の翅を、全部別々に動かすことができるヘリコプターで、

幼虫のヤゴも、折りたたみ式のあごを持ったジェット機である。

そして、親も子も、じつに洗練された狩人だとありました。

トンボもなかなか奥が深い1億年前から地球に生きる昆虫なのですね。

私は、ブローチのデザインになるくらいのきれいな形が、すごいな~といつも感心してしまいます。

ぜひ次回は、採集されているご本人にお会いして、

トンボの魅力についてお聞きしてみたいものです。

     

                  

たくさんの、昆虫標本。

外国に行かれると、さすがに蝶も採集されるのかな?

興味のある方は、ミニサイズの写真の上をクリックして、拡大してお楽しみください。

 

      

こちらは多分別の方の標本。

青い蝶は、あまりに有名ですが、エメラルドブルーの蝶、黄色と黒も日本にはいない配色。

すごい色合いですね。

 

  

こちらは本物の、生きてるオオカブト、ヘラクレスだか、アトラスみたいな名前の有名なやつです。

クワガタもたくさんいました。

 

大人になった少年たちと、今現在の少年たち、

どちらもカブトや、クワガタに夢中でほほえましい夏休みの風景です。

チョウチョ、トンボ、カブトムシ、クワガタ、玉虫、等など

4歳違いの兄と捕まえた夏が思い出されます。

兄も当時昆虫標本を作っていましたね~。

私は、標本のコレクションには、あまり執着はないのですが、

やはり男子の方が、コレクターになる理由があるのでしょうか??

いまだに何だか不思議というか、謎なんです。

最近、生物学者の池田清彦先生が、

お人柄や好奇心の在り方、ユーモアのある話し方等が大好きなんですが、

彼も、カミキリムシのコレクターみたいですから。

夢中になって、虫取り網を、いくつになっても振り回せる・・・というのは、男子の特権なのかもです。

う~ん、いろいろ思い当ることが、浮かんできましたよ。