週末に関東や静岡市で、30度近い日が、あったかと思うと、
今日は、朝晩また冷え込んで、冬が少しずつ近づいているのを感じる秋の日でした。
暖かな飲み物が、欲しくなり、休憩のお楽しみ、チョコレートがおいしい季節。
この写真のマグカップは、静岡市に住む幼稚園来の幼馴染からの贈り物。
彼女、Rちゃんは、ピアノの先生なんですが、このカップは生徒さんたちの定期演奏会の記念品らしい。
なんと、静岡市在住のとても有名な染色家さんで、造形作家として、
文学作品の表紙の装丁でもお見かけする望月通陽(もちづきみちあき)さんのデザインです。
文字デザインも特徴的で、一度見たら忘れられない素朴でナイーブな作風で、私も大好な作家さんです。
娘さん同士が知り合いで、ご近所さんなのもあり、Rちゃんの人懐っこさで、デザインをお願いしたようです。
彼女とは、5~6年前から、静岡に寄った時には声をかけて会うようになりましたが、
このカップを彼女の自宅で初めて見た時には、思わずおねだりしてしまいました。同じ絵のお皿もあります。
カーディガンをはおり、暖かなひざ掛けも用意して、
ゆっくりと、冬が来るのを、待ち構えるいい季節・・・好きな季節です。
さて、庭の草木も、冬に備えて、この季節は・・・
ブロッコリーやビオラの苗を買ってきたり、
少し遅くなりましたが、秋まきの種をまいて、やっとビオラの芽が出てきました。
そして、いつも、バラや、庭の樹木の土を、春までにふかふかの良い土にするべく、
この時期から、腐葉土や、発酵牛糞などをホームセンターに買いに行って、徐々に庭に鋤きこんでいくのですが・・・
久しぶりに出かけたホームセンターで唖然としてしまいました
毎年定番のように買っている、腐葉土、発酵牛糞、気に入っているブレンドの土等など・・・すべてありません。
売り場全体の規模と商品の量が、例年の三分の一ぐらいしかありません。
何度かぐるぐる回って、代替品として買ったのが、
インドネシア産の腐葉土と、
サラブレッドの、お馬のたい肥、滋賀県産でした。
ちなみに去年買った残りの腐葉土と、発酵牛糞は、栃木県小山市産でした。
あまりのことに、店員さんに尋ねると、「放射線量の検査が済まないと出荷できないものばかりでね~。」とのこと。
私の庭の土は、ここ何年かかけて、耕してきたから、少しぐらい不便でも何とかなります。
でも、土の生産農家さんや、業者さんの生活はどうなるんでしょうか?
被災地の今年のコメの問題、酪農家さんの悲鳴、テレビや新聞で、たくさんの被害が報道されています。
東京都でも、放射線量の検査や報告が、大変です。
都内で、家族で家庭菜園を楽しんで、せっかく土いじりの楽しさに目覚めた子供たちの明日が、心配です。
公園や運動場で、思いっきり遊べない子供時代、深刻な問題ですよね。
何とか迅速に元の時間や場所を取り戻せるように、皆で知恵と力を結集したいものです。
私の住む静岡は、被災地からそんなに遠くない距離です。
県の東半分は、東電だし、東部のお茶や、しいたけも、出荷停止の品目が出ています。
もしあの日、風向きが違っていたら、被害はまた違う地区へも飛び火したことで、
日本全国、原発がある限り、他人ごとではない話です。
ホームセンターの土から始まって、いろんなことへ思いを馳せてしまいました。
朝顔の花も、秋風に揺られながら、たくさんの種を付けようと踏ん張っています。
「負けねえぞ!」、さっきニュースの中で、東北の酒屋さんのあんちゃんが、笑って話していました。