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おしゃべりな庭、静かな庭

「今日はどんな日?」  季節や日々の暮らしの中で・・・

桜逍遥  その1、家の周りといつものチビ桜

2012-04-12 19:21:20 | 心の風景

昨日の激しい雨で、桜が大分散ってしまいました。

今朝見ると、葉桜になりかかっていました。

一昨日は、カナヘビ君をみつけたり、モンシロチョウやモンキチョウが飛び始めるのを眺めていました。

すっかり春が動き出しました。

桜が葉桜になる頃、毎年庭のジューンベリーの白い花が咲き始めます。

真っ白な可憐な花です。

季節が、どんどん進まぬうちに、撮り貯めた桜の写真を、どーんとどうぞ。

 

今年の最初の桜の2輪は、3月28日に咲きだしました。

  

いつものチビ桜です。

我が家の東側の庭の向かいに立っていて、リビングの窓から眺めるのにぴったりです。

市と県の緑地帯に立っているので、我が家の庭ではないのですが、

この桜が気に入って、ここの土地に家を建てることに決めた桜です。

道路沿いなので、市の担当者にかなりがんがん剪定されてしまい、

最近はさらに小さな桜の木になっていますが、今年も何とか咲きだしましたよ。

実は、この桜が見えるようにリビングの窓は、設計士さんが、設計したんです。

なので、我が家の題名(作品名?)は、「桜逍遥の家」と、相談して名づけました。

桜を眺めながらの、そぞろ歩きという意味です。

    

毎年、桜を撮るのって難しいな~って思いながら、練習を兼ねて、撮らずにはおれない美しさです。

ソメイヨシノの薄墨を垂らしたような桜色って、光やお天気、そして空とのコントラストでさまざまに変わるんですよね。

目で見た感じ方と、写真の結果には、かなりの隔たりがありますが、近眼+老眼の私の眼よりは、

意外な光景を切り取ることができて、楽しいんでしょうね~

 

    

少しだけ我が家から坂を下ると、伸び始めたアケビのツルの向こうに、大きな桜が霞むように咲いています。

風邪ひきでよろよろしながら、「そうだ、あのさくらに会いに行って、元気をもらおう!」みたいに、スローガンを打ち立てて、

桜逍遥ですね

 

  

これは、近くの公園の桜、足元に目をやると、

    

タンポポ、ツクシです。レンギョウの黄色い花も今が盛りです。

先ほどの大きな桜は、急坂の途中には堂々と生えています。

この桜も、車の運転中にとても美しく眺められるのですが、歩いて低い位置からの撮影は、難しいですね。

古い住宅街なので、電柱や電線や光ケーブルの線など、かなり複雑に増設されていっているのが、

桜を撮ろうとすると、とても目に入ってきます。

時代だな~なんて感じつつ、いいアングルを探すのに苦労します

  

  

足を延ばして、大学入り口や、職員住宅の道路沿いまで、桜を眺めて、折り返して

坂をまた登って帰り道に、

    

シダの新芽や、つる植物の黄緑色の花、優しい赤みの新芽の葉っぱなど、春の散歩の醍醐味ですね~

アケビの花と桜のコラボ、なかなかいい組み合わせでしょ!

アケビの花は、薄緑から、赤紫に変化しながら、咲き進のですが、ツルの新芽の葉っぱも大好きな形で、

いつも、立ち止まって、じーっと観察してしまうんです。

ブドウの房の様で、可愛いでしょう?

   

桜の甘い花を目指して、朝昼たくさんの鳥たちが、木の枝越しに見えます。

↑の2枚の写真にも、何羽か鳥が隠れていますが、見えますか?

桜にメジロ、絵になりますね。

  

ハトやカラスも、恋の季節なのか、かなり低い位置で、つがいでみかけます。

  

朝日の中の満開の桜、桜逍遥その2に続きます。

 

 

  

 

  

 

 


春休み?!

2012-04-10 21:11:04 | 心の風景

桜の季節ですね。

清明も過ぎて、すべてが清らかで明るく輝いてるようです。

そんな季節に、すっかりブログを春休みにしてしまいました。

 

3月中旬に家族旅行に出かけ、リフレッシュして、更年期を吹き飛ばすべく、

髪を切って、明るい色に染めてなんて、前向きな方向で、出掛けたのですが・・・

行きつけの美容院の店長さんから、声の出なくなる風邪をもらってしまいました。

のどが痛い→声が出なくなる→鼻水が止まらなくなる→重い頭痛とだるさというフルコースをたどり、1週間以上たってしまいました。

実は私はあまり風邪をひかずに、この10年近く過ごしていたことに気づきました。

少しぐらい引いても、初期に寝倒して、治しておりました。

「鬼の霍乱」という言葉すら浮かびました。

年末から、息子の内定者研修を兼ねたアルバイトがなかなか不規則なため、

食事や消灯時間がどうしても気になって引きずられてしまい、ちぎり寝の毎日が続いていたのもあるかもしれません。

最近は、更年期のだるさを、だましだまし乗り切る毎日なので、睡眠不足なのか風邪なのかもよくわからない状態でした。

もう開き直って、読みそびれた本を抱えて、うつらうつら読んでおりました(それはそれで至福の時間?笑)。

 

そんなこんながあって、やっと復活を果たしたら、3月上旬にやった、子宮がん検診に引っかかってしまい、

昨日は精密検査に行ってきました。

とほほな日々は続きますが、何とか元気になってきましたよ。

産婦人科の女医さんが、今まで出会ったお医者さんの中でもかなりの好感度で、検査結果待ちですが、

この先生なら、何が起こっても信頼して任せられるという安心感の中、帰ってきました。

すごく危険なものが見つかったわけではないのですが、精密検査をやってよかったと思える点がいくつもありました。

出産後、30代は、婦人科検診に自然に行けていましたが、40代は忙しさや内診がいやで、ついついさぼりがちでした。

去年から、これではいかんと乳がんと子宮がん検診うけてみました。

子宮頸がんの細胞診に引っかかってしまったんですが、実は簡単な検診ではエコーもやってもらえないので、

色々と細かいことは、分からないみたいです。

前から気になっていたポリープも外来手術で切除してもらいましたが、精密検査で大小二個発見されました。

エコーでは、なんと生まれて初めて子宮筋腫が二個(小さめで問題ないもの)あることが発覚(ー_ー)!!

この検査をやらなかったら、知らないことばかりで、

これからの年齢、きちんと自分の体調と向き合っていく覚悟みたいなものが、よく解ってよかったです。

更年期の体調の話も聞いていただきました。

再検査の知らせには、びびって、不安になって暗くなってしまいましたが、

思いがけず良い方向に転がっていくから人生は分からないですよね。

このブログに遊びに来ていただいている女性の皆様、私みたくさぼらずに、婦人科検診に行きましょう

 

さて、桜の写真がこれでもかというぐらい貯まっております。

寒く厳しかった今年の冬の後の桜は格別で、ついつい桜の写真を撮りすぎてしまいます。

春の庭、春の旅行のお話もおいおい載せていきますね。

新入社員の息子の研修が始まり、やっと不規則な生活もまともになってきました。

 

昨日は、病院の帰り道、川沿いを運転していたら、あまりにきれいな桜並木に、ふらふらと途中下車して、パチリ

 

街路樹の桜は、道路側の枝が切られてしまうけど、川に張り出した桜のしなやかにしだれる枝は、やはりいいですね~

 

  

そろそろ満開の桜が、散り始めてきています。

 

  

晴れやかな桜を見て、幸福な気分に包まれて、帰宅すると・・・・・

 

  

友人からの手紙が届いていました。

私のブログがお休みがちなのを心配してくれたのでしょう。

さりげない優しさに溢れていて、とても嬉しかったです。

手紙って、やっぱりいいですね。

携帯電話や、インターネットに慣れきってしまっているこの頃だけど、

彼女が私のために選んでくれた、華やかなコラージュカードや、透けるピンクの封筒や、桜の切手に感激です。

ほんとにどうもありがとう。

病院帰りの私に、ナイスなタイミングで届きましたよ

 

 

 

 


がれきの話

2012-03-28 19:35:55 | 心の風景

震災から一年たちました。

三月十一日、いつのまにか暗号や記号のように、「3.11」みたいに扱われることに、慣れてしまっている私たち。

新聞に大きく見開きで載ったこの写真の前に、ただただ佇んでしまう・・・

「がれきを何とかしなければ」、この言葉も一人歩きして、あまりに有名になったスローガンになっているけれど、

いまだに遅々としてなかなか進まない大きな課題ですね。

今朝の新聞の静岡欄に、私の暮らす浜松市でも、被災地のがれきが、5月下旬から試験焼却されることが載っていました。

静岡県では、いち早く島田市が試験焼却で放射線量が低いことを立証し、受け入れを表明していますが、

地元住民は喧喧諤々、大きな議論になりました。

子育て中のお母さんや、農家の方々、観光業界の方は、特に今後について、心配な気持ちが大きいです。

討論番組などでは、被災地からがれきを移動させず、宮城、福島、山形三県に、集中処理施設を作る案も紹介されていますが、

国の方針として、各県で分担して処理と方針が決まった今、説明会などにも足を運び、自分たちの問題として、取り組みたいです。

がれきと一言で言っても、ただのゴミではありません。

写真でもわかるように、被災地で暮らしていた人の、毎日の記憶の残る家やオフィスの建物のかけら、

家具や思い出の品、たくさんの価値があったものを飲み込んで、含んでいる存在です。

大切に引き受けて、処分させていただく・・・という気持ちも大切かと思います。

 

 

震災後一年を経て、新聞やテレビで、たくさんの特集が組まれました。

今だから、振り返って出せるもの、未来のために検証すること、目の当たりにして、またいろいろと考え込んでしまいました。

止まったままの時と、過ぎていく日々が、被災の地には混在している。

何度かブログに書き込もうとして、なかなか出来なかった私です。

いくつかの印象的な言葉を、留めておきます。

 

1. ~その「絆」の文字も過剰な使用に摩耗気味だ。井上ひさしさんが健在なら「つるつる言葉」と呼ぶかもしれない。

便利に使われ過ぎて意味も実体もすり減ってしまう言葉を、そう称していた~天声人語より

 

2. 2009年の郵便不正事件で、虚偽公文書作成容疑等で逮捕、起訴されるも翌年無罪になった村木厚子さんは、

被災者の方の姿を、~逮捕された私自身が、「被害者」とか「かわいそうな人」という枠にはめられて

つらかった時期の記憶と重なります。その立場に固定されてしまって、心が動けなくなると言ったらいいでしょうか。

人間は災いに打ちひしがれながらも、そこから動こうとする力を持っています。

その強さ、しなやかさを周囲が抑え込んではいけないのだと強く思います。~と述べ、

天台宗大阿闍梨・酒井雄哉さんの『一日一生』という本の中の

「一日ずつの積み重ねでしょう」、「身の丈に合ったことを毎日くるくる繰り返す」という言葉を引用されて、

今ここにいる自分が今日一日で出来ることをやって、その結果は結果で受け止めようと考えたらラクになりましたと話されていました。

 

3. 先日読んだ『困っているひと』の著者、大野更紗さんは、出身地福島への思いを講演で述べています。

~sympathy(同情)やempathy(共感)が尽きた時に残るcompassionに注目する。

passionは受難や情熱、comは共にするということだ。~

 

引用の仕方がとりとめありませんが、書き留めたかった言葉、いろいろでした。

私の感想なんかは置いといて、

やはり大きな災いに見舞われて、この状況がいつかは終わるのだろうか、自分は頑張れるのだろうか、

とまったく先が見えないような不安に取りつかれながらも、何とかやってきた人の言葉には、心打たれます。

 

あきらめかけていたものが、立ち上がる瞬間。

この桜の木は、昨年の春にアップしたのと同じ早咲きの桜ですが・・・

昨年の台風被害で、左半分が根元からボキリと折れて、冬の間枯れてしまったと思っていました。

なんと、最近倒れたまま美しく咲いているのに遭遇。

植物のたくましさに、心が震えて、励まされました。

 

もうひとつは、

最近庭で見つけた2株の新しい芽です。

昨年の猛暑や台風で、すっかり枯れ果てたと思ってあきらめていたシャクヤクです。

何か別の物を植えようかと、地面を掘り返そうと思っていたやさき、突如土の中から現われ出でました!!

私の心を読んだのでしょうか?

我々も、植物と同じように、動き出したい春です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今年の手帳

2012-01-09 18:11:00 | 心の風景

今日は久しぶりに穏やかな暖かな日でした。

成人式の晴れ着の若者には、いい日だったのでは?

 

手帳の話です。

皆さんどんな手帳で、新しい年を始めていますか?

私の手帳は、2007~から2012年まで、書棚にあるものを並べてみると、こんな感じです。

ここ数年は、MONTHLYタイプ、一か月がざっくり見渡せるB6サイズのわりと大きめな手帳です。

なるべく明るい気分で、一年間過ごせるように、明るい配色の表紙に決めています。

4色ペンで家族の予定を色別に、記入。

例えば夫は緑、息子は青、自分の予定は黒、忘れてはいけない重要事項は赤というように・・・

でも最近、赤色記入でも忘れることが・・・・・

 

ブログを初めて、個人的な長い日記は、たまにしかつけなくなりましたが、

この手帳に日々の記録が詰まっていますね。

高校生ぐらいから、付け始めた手帳、携帯やスマホを手帳代わりの方もいる世の中になってきましたが、

私にとって、ペンで記入する手帳以上のものは、ありえません。

 

ここ6年分の手帳を並べて、ページをめくると、かなり激動の5年間だったのが、よみがえります。

あっという間ではなく、長かった気がします。

 

2007年、3月に母が亡くなりました。

その年は、息子が大きな悩みで大変な時期と重なっていました。

 

2008年、北海道で父は一人暮らしのため、浜松と行ったり来たり。

その年の暮れ、父の大けが(大腿骨頸部骨折)。

 

2009年、3月、父を浜松市に転居させました。

その年の夏、ヒヨドリの巣作りに感動して、ブログを始めました。

娘が、就活に大苦戦の1年でした。

 

2010年、父の入院と、北海道の家の処分。

 

2011年、息子の就活。

 

こうやって振り返ると、自分のやりたいことは二の次というか後回し・・・

家族のフォローに回った5年間でした。

 

ただ、自分が元気で、家族と助け合って、何とか大変な局面を乗り切れた達成感はあります。

たくさんの感謝や、絆は生まれたのかなと思っています。

誰かのために動けて、助けてあげることができるのは、幸せなことですよね。

泣き虫で、堪え性のない私ですが、少しだけ、諦めずに乗り越える強さ、

くよくよせずに前だけを見る習慣は、鍛えられたかも。

 

今年は父の体調が安定していたら、子供たちの長い子育てから解放されて、

旅に出掛けたり、今までやったことのない新しいことに挑戦してみたいです。

昔から好きで中断していた手仕事も、もくもくとやれたらいいなと思っています。

どんな一年になるか、新しい手帳を眺めながら、わくわくしています。

 

 

 

 

 


新しい年に

2012-01-05 21:17:51 | 心の風景

明けましておめでとうございます。

今年はどんな年でしょうか?

皆様の毎日が、希望に満ちた光に照らされますように。

          

昨年大みそかに、ふるさと興津で見た富士山です。

明日は小寒、芹乃栄(せりすなわちさかう)の頃。

今年は、年末年始と、1月の一番寒い頃がやってきたかのよう・・・北日本や日本海の雪はすごいですね。

          

娘が帰省していたり、お墓参りに出掛けたり、慌ただしい日々が過ぎて、

今日は薪ストーブを焚いて、おでんを煮込みながら、ブログをアップ。

やっと普段の生活が戻ってきて、ほっと一息ついています。

去年は大震災から、いかに日々のさりげない暮らしが尊いかを考えさせられました。

どうか被災されたご家族の皆さんが、一日も早く日常の生活を取り戻せますように。

非力ながら、自分たちにできることを、考えて少しづつやっていきたいです。

         

今年は辰年、龍の年ですね。

昨年、日本を訪れたブータン国王夫妻。

シンプルに美しい、まともな国からやっていらしたお二人の姿に被災地だけでなく、日本国中が癒されましたね。

特に、相馬市の子供たちに語ったお言葉・・・書き留めておきたい言葉でした。

    みなさんは、竜を見たことがありますか?

 

    私は、竜を見たことがあります。

    

    竜は、一人ひとりの心の中にいます。

    私たちは「人格」という名の竜を持っています。

    竜は私たちみんなの心の中にいて、「経験」を食べて成長します。

    だから、私たちは日増しに強くなるのです。

    そして、感情をコントロールして生きていくことが大切です。

    どうか自分の竜を大きく素晴らしく育てていってください。

 

私も、この言葉を胸に刻んで、生きていきたいです。

そして、周りの人に自然にこんな言葉を贈れる人になりたいな。

 

ところで、このブータン国旗、とても美しいデザインで一度見たら忘れない印象的なもの。

白い竜はブータンの守護神、黄色は王家の権威を表す色、赤はラマ教(チベット仏教)の色。

日本の国旗、日の丸と違い、子供たちは描くのに大変そう!?

竜のうろこの一枚一枚・・・

 

                         

             

年賀状用に庭で干支の置物を撮影しましたが、どちらも竜の迫力があまりないですね~

そんなわけで、今年ものんびり、ずっこけ気味に私の生活は進んでいくのでしょうね。

今年も、そんなはっぱの暮らしにお付き合いくだされば、嬉しいです。