まあまあ人生

70年の人生 まあまあですね

天王寺の歴史を訪ねて

2013年05月13日 | Weblog
午前4時35分に目が覚める。「世の光」を聞きながら起床する。今朝は、爽やかな朝であった。今朝の大阪朝祷会は、堺カトリック教会のI兄が「「命よりも大切なもの・・・殉教者と私たち」と題して、証しされた。K教会に青年が訪ねて来た。対応したG神父はその青年が信仰を求めている様子で、その後、何週間導き、受洗も時間の問題と感じたが、その青年は来なくなった。何日か過ぎたある日、警官の一団が来た。その先頭に、かの青年の姿があつた。2月の寒い時、不敬罪で独房に入れられ、連日の激しい取り調べで、G神父は獄死された。翌日死体は引き取った時、その姿は見る影もない姿だったと語られた。

当時、多くの聖職者が不敬罪で投獄され獄死される方があったと聞く。時代や国の方針がその様に導いたことであるが、その様な、時代はもうこりごりである。しかるに、最近、そのまた来た道が来るような気配を感じる。その様な時代にならないように祈らなくてはならない。

朝祷会の後、世話人会に出席する。世話人会の後、大阪区民カレッジがあるので、集合場所の天王寺公園に集まる。てんのうじ観光ボランティアガイドの案内で、天王寺公園の歴史を学ぶ。その後、竹本義太夫の生誕地を訊ね、続いて、道路の東側を歩いて、谷の清水と言われる古井戸を訪ねる。当時は、水は貴重なもので、コップ一杯が4文と聞かされた。その後、庚申堂を訪ねる。私の家の東側に庚申通りがあり、現在は、環状線で絶たれているが、庚申堂につながっていたのだ。以前は、多くの人たちで賑わっていたのだろうが、今は、静かであった。それから元来た道を通り統国寺を訊ねる。私は、その傍を何度も通っていても、その名前すら知らなかったが、立派なお寺であつた。ここでは、日本で唯一の原寸大のベルリンの壁があった。本堂内にある大きな念珠には驚いた。108個で重さ5トン400キロあり1個の重さは50キロから80キロもあると聞く。奥の舞台造りの朱欄干から茶臼山池を望む景色は美しかった。池を子ども8匹を引率したカルガモの親子が池を泳いでいる姿は一幅の絵のようであった。その後、堀越神社を訪ねる。神社の名前は、かつて南側に堀がありその堀を超えることから命名されたと言う。その後、一心寺に行く。一心寺は今の多くの人々が参詣に来ておられた。境内にある墓地を見て回ると、あちこちに所有者の関係者を探す印があった。時間の経過と共に関係が薄れていくのだろう。午後は、座学があるので大阪府看護研修センターに戻った。知らなかった多くの事を学べた。


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