世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

甘もの会「どどめジャム」終わりました。

2010年04月26日 15時37分56秒 | Weblog
2回目の甘もの会が終わりました。
今回は演出という立場にずっといたので、
演出というのは長いスパンで芝居をつくっていく作業なんだなあと改めて思って、
それは役者みたいに本番の一回一回しか力を出すチャンスがない立場と違って、
小出しに小出しにでもずっと長く芝居をつくっていってる実感がある立場なんだというのがあって、
だから今回は3日で6回公演したんだけど、
ほかのみんなは「なんかあっという間に終わっちゃうねえ」みたいに言ってたけど、
私はそういう立場にいたので全然あっという間じゃないというか、
長かったというか、色々あったというか、なんかもうやっぱり立場の違いで見え方は幾分も違うのだと思った。
そういえば、今回は男の人と女の人でも見え方がずいぶん違うみたいだった。
これは昨日打ち上げでわかったことなんだけど、
やっぱり男の人はシメタに感情移入するし、女の人はヤエに感情移入するみたい。
昼と夜でもだいぶ見え方が違う芝居だったと思うし。
みんなそれぞれ立場が違うのに、なおかつ、
自分がおもしろいと思うことを他の人もおもしろいと思ってること、
他の人がおもしろいと思ってると自分がわかることは幸福だ。
そういう意味で、今回もいい脚本といい出演者、いいお客さんに恵まれて私は幸せでした。
支えになってくれた人たちにも恵まれた。
不満があるのに口に出さないでいてくれるやさしさとか、
自分ではこうしたいのに私の意見に従ってくれる誠実さとか。
結局孤独な立場には変わりないけど、不安で不安でしょうがないのには変わりないけど、
馬鹿な私と小さい甘もの会を支えているのはこういう人たちなんだと思う。
これからも甘もの会は威張らず焦らず肩肘張らずゆるく続けます。
なにとぞご支援よろしくお願いします。