湿気の多い林内や沢沿いに生える多年草。草丈60~100cm。葉は対生し、長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。花冠は筒状で、上唇より下唇が長く、先が3裂する。茎や葉が麝香のような良い香りがすることから名がついた。
湿気の多い林内や沢沿いに生える多年草。草丈60~100cm。葉は対生し、長楕円形で縁に粗い鋸歯がある。花冠は筒状で、上唇より下唇が長く、先が3裂する。茎や葉が麝香のような良い香りがすることから名がついた。
このきのこは食べられるそうですが、毒茸の紅天狗茸とそっくりだとか。
タマゴタケ(卵茸)テングタケ科 テングタケ属
落葉樹林や赤松林などの林床に生える傘の径5~15cm、はじめ卵形、のち丸山形になり、偏平に開く。表面は真紅色か朱紅色で、周辺部に放射状の溝線がある。柄は10~20㎝、太さ6~25mm、表面は燈黄色か黄色でだんだら状の斑紋があり中空。つぼは袋状で白色である。
エゾオヤマリンドウ(蝦夷御山竜胆)リンドウ科リンドウ属
エゾリンドウの高山型で、草丈は20~40 cm程度。山地の湿った草地や林縁、あるいは火山灰地に生える多年草。茎は直立し、狭披針形の葉が対生する。花は茎の上部にだけ数個まとまってつく。
最後に残念な事がありました。アスファルトの道を下っていると、リンドウの花束を抱えている人を発見。エッ、ウソでしょって唖然としました・・・。
ハナイカリ(花碇)リンドウ科 ハナイカリ属
山地の日当たりのよい草地に生える一年草。茎は直立して高さ10~60cm程度。葉は楕円形で対生する。花の形が船の碇に似ていることから名付けられた。花の色は淡い黄色から終わりの頃には黄緑色になる。
シラタマノキ(白玉の木)ツツジ科 シラタマノキ属
亜高山、高山帯に生え、高さは10~30cm程度。白色の果実をつけるのでこの名がある。葉は互生し、長さ2cm程度の長楕円形で厚く、歯の縁に鋸歯がある。葉や実などにサロメチールの香りがある。
ハイオトギリ(這弟切)オトギリソウ科 オトギリソウ属
亜高山帯~高山帯の岩礫地や草地などに生え、茎の高さは15~50㎝。茎先に直径2.5~3㎝の黄色の花をつける。葉は楕円形~長楕円形で柄がなく、基部は茎を抱く。葉の縁には黒点がある。
シロバナニガナ(白花苦菜)キク科 ニガナ属
茎や葉から苦い液が出るので「ニガナ」の名がついた。シロバナはニガナの一変種。
湿った林内に生える多年草。茎の高さは1~2m。上に円錐花序の枝をつけ、多くの頭花をつける。葉の形は三角状の「ほこ形」で長さ25~35cm、幅は30~40cmとなり先は鋭く尖っている。東北地方では山菜として食用されている。ヨブスマとはムササビのことで、その姿が空を飛ぶムササビに似ていることから名がついた。
本州以南に見られる「ノコンギク」の北方型の意味。山野や道ばたなどに生える多年草。草丈は50~100㎝。 葉は卵状長楕円形~長楕円形で縁に鋸歯があり、葉の下方が急に狭くなる。花期は8月~10月、分枝した枝先に直径約2.5cmほどの薄紫色の頭花を咲かせる。
別名コガネギク。高山の草地に生える多年草。低地に多いアキノキリンソウの高山型で、草丈は20-30㎝程。花は直径1.5㎝ほどで、茎の上のほうにかたまってつく。
芽出しの様子がゴマの若い苗に似ている事から名づけられたと言われる。葉は両端の尖った長楕円形で細い毛がある。花は茎の先に直径1.5㎝ほどの頭状花を数多くつける。
反対側は、函館山とその裾野に広がる函館市内、津軽海峡まで見渡せます。
クサギ(臭木)クマツヅラ科 クサギ属
山野の林縁や川岸などの日あたりのよいところにはえる落葉の低木。高さ1~3m、上方で多く枝分かれする。枝や葉には強い臭気がある。枝先に花が集まって咲く。花は白色でよい香りがする。がくは赤味のある緑色で目だつ。
エゾトリカブト(蝦夷鳥兜)キンポウゲ科 トリカブト属
山地の草原や林縁などに生える高さ40~100cmの多年草。葉は有柄で掌状に3全裂する。無毛で葉質は厚く光沢がある。茎は直立して1mくらいになり、その先端に、10花ほど総状に付ける。根は特に猛毒のアルカロイドを多く含む。花の形を舞楽でかぶる鳥兜に見立ててこの名がある。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)キク科 ヒヨドリバナ属
低山~亜高山の日当たりの良い場所に生育する、高さ100~150㎝の多年草。葉は細長い楕円形~長卵形で鋸歯がある。花序はまばらな散房状で、頭花は4~6個の筒状花からなる。
ノリウツギ(糊空木)ユキノシタ科 アジサイ属
日当たりの良い山野に生える落葉低木。直径数mmの多数の小さな花の周囲には、直径1~3cm程の白い装飾花を付ける。和名は内樹皮にある粘液を、和紙を作るときの糊として使用したため。
ノギラン(芒蘭)ユリ科 ノギラン属
日当たりの良い草地に生える多年草。葉の中心から高さ20~40 cmの花茎を伸ばし、小さな花を穂状にたくさん付ける。葉は根のきわの極端に短い茎から地に這うように付く。
ホツツジ(穂躑躅)ツツジ科 ホツツジ属
日当たりの良い山地に生える落葉低木で高さ2mほどになる。よく分枝して直立し、枝先に総状花序をつける。花は白色か帯紅色で、3枚に裂けて反り返る。全株が有毒であり、特に葉には強い毒がある。
ミヤマママコナ(深山飯子菜)ゴマノハグサ科 ママコナ属
林の縁や草地に生える一年草。草丈は20~50cm。葉は対生し、長卵形で長さ2~8cmである。長さ1.5 cm程度の紅紫色の唇形の花が咲く。花冠の内部には黄色の斑がある。
ツユクサ(露草)ツユクサ科 ツユクサ属
各地に生育する一年草。高さ20~50cmになる。やや湿った空き地や路傍などに生育し、茎は下の方では地を這い、節から根を出しつつ枝分かれして広がる。