午後から近くの里山公園に行った。ゆっくり歩くと２時間はかかる広大な里山を、横浜市が期限付きで借り上げて公園にしている。面積の約半分を所有する篤志家が、開発に反対したために残された貴重な緑だ。幾つもの入り組んだ谷戸が動植物の宝庫になっていた。篤志家の旧家を移築した交流館は、ヒノキをふんだんに使った立派な日本家屋だ。他の里山公園でも見られたが、愛護会のボランティアが手入れをしていた。尾根道の散策路に展望台を作る計画があるようだが、貧弱な発想だと案内の人も言っていた。豊かな里山は自然のままが一番だ。
藪の中で動いていたカシラダカ ヤマガラは人懐こく 手を差し出すと覗きこんでいた
