終わりが見えない

ウクライナとロシアの戦争が泥沼状態に陥っているさなかに、パレスチナとイスラエルがのっぴきならない戦争に突入した。これが戦争だという悲惨な映像を、これほど見せつけられるとうんざりするが、わが国でも本気で戦を始める準備をしているから、黙って観ている訳にはいかない。戦争は一旦始めたら終わらせるのはとても難しいと、その見本を毎日見せられている。世界の指導者たちは、まずは戦を止めさせること、戦の準備をしないことに全力を傾けて欲しい。
　賢い為政者を選ぶのは国民だ。日本も支持率が低迷している今の政権に代わる、理性と知性に富んだ為政者を選びたい。野党の仮面をかぶった似非野党が支持率を伸ばしているが、戦争準備に大賛成の野党だけは避けたい。先の戦争をほんの少し知る年代として、ウクライナとロシア、それにパレスチナとイスラエルの戦は、他人事とは思えない。心穏やかな毎日を過ごしたい。今日は秋らしい一日となり、終日屋外で過ごした。写真は一昨日のノゴマ、いろいろなお立ち台に出てくれた。

ミャンマー

今日は午後から日本映画大学が主催する、映像作家モン・ティンダンさんを支援する映画会に参加した。彼はミャンマーから６歳で両親に連れられて来日、小中高と茨城県で育ち、映画大学の前身の日本映画学校を卒業、日本とミャンマーを行き来しながら映像作品を作っていた。二年前ミャンマー軍によるクーデターが起こり、その取材に行っていたときに国軍に逮捕され、今も収監されている。
　今日は彼の卒業制作々品「エイン」と２０２０年に作った短編映画「めぐる」を上映した後、やはり取材中にミャンマーで不当に逮捕され、偶然にも刑務所でモン・ティンダンさんと会った日本人二人の話があった。日本人の二人は、ドキュメンタリー作家の久保田徹氏とジャーナリスト北角裕樹氏で、北角氏は釈放されてまだ間もなく、ミャンマーの刑務所の実情を生々しく報告していた。
　ミャンマーの軍政府に対する日本政府の態度は曖昧で、軍による専制的な政治を止めさせる力にはなっていない。政府援助も過去の継続分はそのまま続けていて、むしろ軍政府の行動にお墨付きを与えているようなものだ。
　モン・ティンダンさんが解放されて、一日も早く映像の世界に戻れるよう祈りたい。
　今日は嬉しい出来事があった。朝早くツミの鋭い鳴き声が聞こえたので、陽が昇り暖かくなったころベランダに出ると、目の前の手の届きそうな枝にツミの幼鳥が止まっていた。慌ててカメラを持ち出し撮り始めたが、ゆっくり羽繕いしたり伸びをしたり、およそ１時間も相手をしてくれた。今年も目の前で営巣してくれるといいなと期待が高まる。
これからベランダに出るのが楽しみになった。

今日の催しの案内チラシ

今朝のツミ幼鳥

手を振ってもびくともしなかった

命がけ

　東京おもちゃ美術館の多田館長の話が少し前の新聞に載っていた。
「ロシアは許されないことをしました。ウクライナの子どもたちは遊ぶこともままなりません。これに乗じて“攻め込まれたらどうする”といった意見もありますが、そもそも戦争は命がけで行われます。命がけで戦争をするよりも、命がけで戦争を回避する日頃の努力が大切です。」
　参議院選挙の争点の一つに、外交・安全保障が上がっているが、一部の野党を除いて敵基地攻撃能力を備え、軍事費を倍増すると声高に叫ぶ愚かな政治屋がいる。それも中途半端な数ではない。戦争を知る世代の一人として、まさに戦争前夜の匂いを強く感じる。恐ろしいことだ。命がけで外交努力が出来ない政治家に限って威勢の良いことを言う。こんな輩は今度の選挙で当選させてはいけない。我々にも賢い選択が求められている。

可愛い仕草をするヤマセミ　この日は３０分以上同じ枝に止まっていた

ならず者

今日もウクライナの痛々しいニュースが紙面トップだ。専制政治を行っている北朝鮮や中国の指導者以上に、ならず者として記憶される人物がプーチンだろう。アメリカを始め民主国家と言われる国々も、ウクライナ国民を救うために手を差し伸べることが出来ない。歯がゆいばかりの毎日だが、話し合いで物事を解決する努力を怠らないことが、遠いようで近い解決方法だと思う。日本の役割は小さいかも知れないが、戦争放棄を謳った憲法を持つ国として、今こそ存在感を発揮するときだ。しかし、現政権には無理かもしれないと思ってしまうのが悲しい。

昨日のハチジョウツグミはケラを掘り出していた

ツグミは極太のミミズを捕まえた

蛮行

ロシアのプーチンがウクライナに蛮行を仕掛けた。国際法も国連の決議も無視した行為に寒気を覚える。武力で他国を乗っ取るのは、最近ではイスラエルの話かと思っていたら、主権国家に堂々と戦車とミサイルで乗り込むロシアがいた。ニュース映像などで悲惨な光景が目の前に突き付けられると思わずたじろぐ。日本はいま敵基地攻撃能力の保持と言っているが、戦争になれば必ず無辜の人も犠牲になるのは自明の理だ。想像力の欠如した人間が政を司ると、今のロシアのようになることは想像に難くない。
　賢い指導者を選ぶ努力がますます必要になってきた。ウクライナを救うのは外交以外に解決する道はない。日本を含め各国に賢さが試されている。我々庶民はウクライナの人々が早くいつもの日常が取り戻せるよう、それぞれの政府の尻を叩く以外に道はない。
　当分は気になる毎日が続く。
　今日は愛車を車検のためにディーラーに持ち込んだ。随分長く乗っているので、それなりに整備に時間と費用がかかると言われた。懐は痛むが止むを得ない。
　小さな代車が用意されていたので、少し離れた公園まで慣れるために行ってみた。
　同じメーカーの車なのでそれほど違和感は無いが、やはり慣れない車は疲れた。車検が終わるまでは自粛生活か。

今日の公園にいたハチジョウツグミ

綺麗な個体だ

誰にも相手をされなかった普通のツグミ