昨夜「まさかの1年」というNHKのテレビ番組があった。第一位は「美しい国に向かって、一直線にたじろがず進んでいきましょう!」と絶叫したあの安倍が、前代未聞の国の舵取りを「僕できなーい」と放り出した事件。次は防衛官僚トップの守屋が、あろうことか家族ぐるみで防衛産業の接待漬けになり逮捕された事件。閣僚の事務所費問題で松岡、赤城、額賀、伊吹などの現職大臣の疑惑が次々に噴出した事件。政治の世界でこれだから経済界でも話題に事欠かなかった。経団連トップの御手洗が会長を努める企業の偽装請負問題、ミートホープの食肉偽装は論外としても、従業員に罪をなすりつけた嘘つき吉兆、赤福などなどの事件。街頭でのインタビューに「モラル、常識・・・そんなもんが全て無くなってきてるんかなぁ」と答えた大阪の男性の言葉に思わず頷いた。天気も記録的な暖冬で始まった今年、4月には既に真夏日を記録し、8月に熊谷で40.9度と74年ぶりの最高気温の記録を塗り替えた。ニッポン全体が狂ってきているのか、それともこれはごく一部の出来事なのか気にかかる。身近にも危険とまではいかないまでも、不安定な兆候が多く見られるようになった一年だった。さて、我が身を振り返りこの一年はどうだったのだろう。日記を読み返して反省しきりである。自分の楽しみを追求すると共に、せめてもう少し世の中の役に立てるような生活を目指したい。明日も今日と変わらない日が続くのだろうが、大晦日という一年の区切りの日に気持ちを切り替えることも大事だ。この一年、励ましを下さった大勢の皆様に心から感謝します。どうぞ良い年をお迎え下さい。それではまた来年(明日)!!
懐かしい冬景色で締めくくり ブラッテン村(左・中) グアルダからボッチャの村遠望(右)