献身的

毎日ツミの観察から一日が始まる。今日もカンカン照りの中で雛を暑さから守る仕草が見えた。雨の日も風の日も、今日の様なジリジリと照り付ける強い太陽のもとでも、懸命に子育てする姿は感動的でもある。今日もテレビで児童虐待を取り上げていたが、野鳥の子育てに学べと言いたいくらいだ。今日は真夏日となったが、明日の準備で一日パソコン作業が続いた。写真は先日のヤマセミ、三羽が順調に育っていた。

父親のもとに急ぐ男の子

随分慌てて餌のウグイを貰っていた

お腹一杯でお休み中の三兄弟

７万件

年々増え続けている児童虐待の件数は、昨年ついに７万件を超えた。大阪府の１万７１６件を筆頭に、神奈川県、東京都と三大都市圏が上位に並ぶ。親が子を虐待する原因は様々だが、その底辺にあるものは貧困と無関係ではないと言われている。格差の広がりとともに貧困も拡大し、一方でセーフティーネットである社会福祉の予算はどんどん削られ、責任は個人に押し付けられている。この状況では子供の虐待は増えこそすれ減ることは無いだろう。社会的責任で不幸な子供たちを一人でも減らす努力が今の政治に求められている。我が地域にも新たに児童福祉施設が建設された。入所児童を地域で立派に育てる、今はその力が試されている。

　　　　

野鳥の世界で子どもの虐待は無い　カイツブリの両親も子離れの時期までは必死に子育てをする

子育て

群馬県の館林では３３．９℃まで気温が上がった。梅雨に入ったばかりなのに真夏のような陽気だ。気になっていた三羽のカラスの子は無事に巣立った。我家の周りで子育てが始まったが、三羽を同時に見なければならない親は大変だ。一番の気がかりは近所の親ガラスの侵入である。お互いに子育て中で苛立っている。領空侵犯するものは容赦しない。首を倍くらい突き出して追撃する姿は滑稽ですらある。しかし、それ程真剣に子供を守る姿にはほとほと感心する。親しい友人とのランチの帰り、夕陽にユリノキの影が長く延びていた。この街路樹の上にもカラスの一家がいる。