実りの秋

山形の友人から「つや姫」の新米が届いた。早速食べたが、まさにつや姫の名前通り、艶々として香りも豊か、久し振りに新米の美味しさを味わった。お礼の電話の向こうで「今年は全て私が作りました」と友人が言った。父上の具合が悪くなり、今までは仕事の合間に手伝っていたが、今年はやらざるを得なかったのだ。事情を聞いて更にかみしめて頂くことにした。
　姉からは何時ものように干し柿用の柿が届いた。今年は例年に比べ玉が小ぶりで、１００個も入っていた。皮むきは大変だが自分で作る楽しみは格別だ。早速ベランダに吊るしたが、当分の間洗濯物は肩身が狭くなる。時々巡回に来るヒヨドリだけは要注意だ。

つや姫の新米

姉からの柿と銀杏

任命拒否問題

先日から始まった国会で、日本学術会議が推薦した会員候補６名の任命拒否について、政府は詳細な説明をする責任がある。説明は民主主義の基本中の基本だ。ここ数日開かれている各党の代表質問では、予想通り菅さんは従来の意味不明の話をするばかりで埒が明かない。今日はまた今までと違った任命拒否の理由を言ったが理由になっていない。
　この間、多くの学会や研究団体などから、政権に対する抗議や要望の声明が出され、その数は数百件となっている。ネットが発達した現在、幸いそれぞれの声明などを見ることが出来る。
　その中にイタリア学会の声明が、この問題の本質を分かりやすく述べていた。
「《説明しないこと》こそが民主主義に反する権力の行使（国民に対する暴力）であり、主権者である国民に説明責任を果たすことが民主主義の基本だからです。」と明快だ。
　公務員は政権の「しもべ」ではないとも言っている。
　任命拒否の問題に対する理解が更に進む「声明」（アドレスは以下）だ。
http://studiit.jp/pdf/%E5%A3%B0%E6%98%8E%E6%96%87%EF%BC%88%E7%90%86%E7%94%B1%E4%BB%98%E3%81%8D%EF%BC%89.pdf
　今日は先日のプチ遠征の写真の整理を少し進めた。同じ絵がずらっと並び、デジカメ写真の良い所でもあり悪い所でもある。うまく使いこなさなければと改めて思った。

ツルマサキの実を食べに来たマミチャジナイ　以下それぞれ違う個体

国会

　チョットしたドラマより遥かに面白い国会中継だが、本会議は与野党とも原稿を読むだけだから緊張感がない。予算委員会に期待だ。それにしても菅さんはうつむいて官僚の原稿を読むだけ。抑揚も無くただただ棒読みで、所々に読み間違いがあるから笑えるが、官房長官時代を少しも抜け出ていない。特に日本学術会議の任命拒否問題は、また新たな言い訳を持ち出して、言い逃れに終始していた。みっともない話だ。やはり器が違うなと思う。しかし、６人の学者には大変失礼なことで、任命拒否の理由を明らかにするまで、とことん追求の手を緩めないことが大事だ。
　今日は朝から小春日和で気持ちの良い一日だった。夕方ジョギングを兼ねてコンデジ持参で出かけた。途中でカワセミなど身近な野鳥に会うことが出来た。
　帰宅する頃には十三夜の月が大きく見えた。

カワセミのオスは小魚を捕ったところだ

ジョウビタキのメス　今季初見

モズのオス

十三夜の月

プチ遠征

久々にプチ遠征してなかなか行く機会が無かったムギマキに会ってきた。冬支度で行くように案内があったので重装備で出かけたが、歩き回ると汗が出るほど穏やかな天気に恵まれ、木々の匂いが心地よい林間を歩き回った。この野鳥はツルマサキの実を好むので、実のなっている場所を探して歩くが、林の至る所に食べごろの実があり、出会うのに苦労した。遠望する山々は既に雪化粧が始まり、冬間近を感じさせる景色があった。
幸いムギマキのオスとメスに会えて満足した。

ムギマキのオス

ムギマキのオス

ムギマキのメス

ムギマキのメス

秋の夜長

今日も一日穏やかだった。そろそろ太陽の暖かが恋しくなる季節だ。日本では今日から国会が始まり、日本学術会議会員６名が任命拒否された問題は、どこまで明らかになるか注視しなければならない。アメリカの大統領選挙の行方も気になるが、世界を壊しているトランプよりは対抗馬に期待する。核兵器禁止条約の発効が確定したのは明るいニュースだ。２０１７年に国連で採択された時から、唯一の被爆国日本は核保有国と非核保有国との「橋渡し役」を担うと言ったが、たったの一度もその役目を果たしたことは無い。口先だけは相変わらず超一流だ。
　秋の夜長はゆっくり考えることが出来る。少しは利口になりたいと思うこの頃だ。

ノビタキはそろそろ旅立っていく頃だろう