寺崎八十四石米

地産地消に向け、美味いと評判を呼んだ地元の米を「八十四石」の名とともに蘇らせるため、見える米づくりを紹介していきます。

畦づくり

2022-03-11 18:07:05 | 米づくり
いよいよ田植えに向けた作業が本格化してきました。これは畦塗り作業です。こちらでは「くろつけ」といいますけどね。

田植え後の水の漏水を防止するために行なう作業なんですが、むかしは当然鍬を使って人力でやっていました。私が子供の頃、親父は鍬で土をのせて一本一本塗ってたのを覚えてます。

今では本当に楽になりました。でもこの機械はすでに二十数年前のもので時代遅れ、田んぼの角まで塗れないんです。そうです、トラクターの全長分が残ってしまうんですね。作業できないところは今も人力でやっています。

ところが現在の機械のほとんどは、角ぎりぎりまで塗ってくれるんです。
主流は機械を180°回転させてバックで塗っていくものです。

その中でさらに驚くのは、トラクターが90°左に舵を切っても機械は角まで作業してくれるものまであるんです。
これはアダチ先輩の作業風景です↓


なんと画期的な、よっしゃ、俺も買うか!えっ、百○○万円?買えません。



食の安全保障

2022-03-10 18:48:41 | 農家が思うこと
お米が自由化になった今、コメ農家はお米屋さんです。

地域関係なく、お近くの農家さんに声かけてみてはいかがでしょう。

農家にもよりますが、きっと快く応対してくれて食の安全に関わる情報が得られると思います。

多くの方に地産地消に関心をもっていただき、ぜひ顔の見える農家からの産物購入を検討してほしいです。

今般の胸が痛むウクライナにおける紛争、一刻も早い終結を切に願います。



食糧備蓄は大切です

土作り

2022-03-04 21:56:41 | 米づくり
これは昨年から始めた水稲の葉や茎を丈夫にして、稲の倒伏を軽減する肥料を散布しながら耕す作業です。

どうも受光態勢が良くなることで光合成を促し、籾へ栄養(でんぷん)を送る機能が高まって、白い米の軽減や食味の向上が期待できるようです。
トラクターの前に取り付けた肥料散布機から落ちた肥料をロータリーで耕していきます。

本当は有機肥料(鶏糞)でやってみたかったんですけど、価格高騰しても化学肥料に頼らねばならない状況なんです。今年も有機肥料はコメ糠のみです。

ブログで米づくりの紹介をしてきましたが、基本この時期は一人での作業、こうやって写真に収めるのも大変です。今回もわざわざカミさんに撮りに来てもらいました。