転がれっ

　まるで神社の石段みたいじゃない？
　違うの。普通の民家の近くにある石段。

　おー昭和、レトロっぽい雰囲気が都会にポツンと残ってるもんだ。

　映画「転校生」の主人公が階段から転げ落ち、男の身体に女の心が入り、女の身体に男の心が入る、あんなシーンを思い出す。石段だ。

　こっちの方が明らかに短いけどね。

　私は一時、階段から転げ落ちる夢を良く見ました。
　それは神社の石段からなのだけど、眠りに落ちる寸前、石段の夢が出てきて見事に転げ落ちる。焦った私は現実にも足をバタつかせて目が醒める・・・。

　そんな夢、一時よく見た。

　そんな夢すらも思い出す。
　レトロだ。どこか懐かしい石段だ。

壁

　目の前に壁があるなら。
　どうすればいい、その対処法が語られます。

　乗り越えればいい。
　脇を回って切れ目を見つけのがいい。
　もし道具となるものがあるなら、地面を掘って壁の下に穴を作って通っていけばいい。

　実は壁と思っていたそれは大きな重い扉だから、開ければいい。

　様々ですが、全て壁を突破する方法には違いありません。

　私も見つけた気がする。

　壁自身に風穴を見つける方法・・・。
　もしくは壁と思っていたそれは、とらえ方１つで消せることができる。

　風穴を開けるってことは、もし手元に道具があるならそれでコツコツ壁の一角を壊して穴を開けるってことね。
　持久戦？小さな１歩。ちりも積もれば山となる？

　１番簡単な方法で１番手間の掛かる諦めやすい方法だ。
　
　壁を消すってことは、精神的な何かが解決すれば消える。
　壁と思っていたそれは実は幻だったってことね。

　私としてはどっちかの方法でいける気がする。

　恐れて壁に手を触れなけりゃ実はその壁が何でできているかも判らないわけでしょう。一見硬そうな物質であっても、それを簡単に打ち破れる方法はあるかもしれない。
　
　全ての物より硬い物質なんて、実はそんなにない。絶対何かには弱いって弱点を備えている訳だから。

　あの世界で１番硬いと言われる物質ダイアモンドだって、実はダイアモンド自身でなら削ることは十分にできる。（じゃなきゃダイアモンドを掘り起こし、指輪になんて加工できないじゃん）

　万能のものはなし。万能の壁もなし。
　
　方法さえ見つければまるで綿菓子のように壁自体がとろけて消えてしまうことはあるものよ。

　知恵を絞れ。
　恐れを消せ。
　色々やってみる。行動だ。

　そんな所かな。

　そんな所を納得し始めたのか。
　
　それはいいんだけど、昨日に続いて体調悪い。
　先週後半から眩暈がする。
　
　でも経験から、こういう眩暈がするときは逆に動いた方がいいんだ。どうでもいいこと頭で考えすぎてるよ、もっと動いた方が良いよって合図が私には眩暈となって現れることがよくある。

　またウォーキングでも行こうかな。

　けどもうちょっと寝ててもいい？夜から出ればいいだけだし。日曜日だもーん。

・・・あれ？

　体調は最悪。

　まあ、それはそれで。

　帰り道、北赤羽から赤羽の駅まで歩いてみました。２２時に歩く聞いただけの初めての道。
　
　なかなか冒険です。
　写メを撮りながらのんびり歩いて行きます。
　
　携帯だけがお友達の世界です。

　何故かふくらはぎがつりそうに痛くなった。
　スカートで荷物もって歩くとこういうこと起こるんです。
　
　緊張もあったんでしょうか。さすがにこの時間に迷子になるのはきついですから。

　何度か道案内みたいなボードがあって、聞いてた話しだとこれで大丈夫かなって感じだったけど。

　気がついたら団地の中を横断してる気がする・・・。

　い、いいのか？団地の中、横断してて駅へ行けるのか？
　団地へお帰りの方に遭遇したのをいい機会に１度訪ねてみた。

　この人を逃したら人通りがないかもって結構必死です。
　しかし気分はナンパ状態です。
　
　教えていただいた道をとことこ駅へと辿りづきました。

　北赤羽は急行が止まらないから、赤羽まで歩いて出ちゃった方が何かと便利なんだ。歩いた所で２０分もあったらつくしね。

　いい運動と言えばそうです。

　帰りの電車に乗ったら乗ったで急病人が出てちょっと駅に長めの停車をするというハプニングもありましたが・・・。

　私の人生はハプニングで出来てますか別に良いのです。

　・・・それより、その後から乗り込んできた人が・・・知ってる人に似てたような・・・。

　５年以上は経ってるのかな。だから自信なかった。
　あっちもこっちをどう思ってるのか全く判らなかったし。
　
　知り合いだったにしてもあまりにも思いがけない所で思いがけない年数経って逢うと・・・あれ？って感じでしょう。

　いつ何処で誰と逢うか本当に判らないものだ。
　
　ただ思っちゃった。「今の不幸が滲み出てる」とか「小汚い女になった」とかそういう感想もたれちゃうとつらいかな。

　お洒落に興味を失いかけていたけど、やっぱり綺麗にしてるように心掛けとかないとダメかな。

　小さな冒険の結論だ。