尼崎の株式会社大川工務店社長blog

大川工務店の社長の注文建築日記

木造住宅は何故良いのか?

2011-10-05 10:13:10 | 住宅
 木の温もりが木造住宅の愛され続けている理由だと思いますが、それ以外にも理由は有ります。


 日本の国土の7割近くが森林なんですね。 木が十分に有るのも木造住宅が多い理由の1つでしょう。


 日本のように気温に差がある国土では、北と南では生えている木にも違いが有りますが、それぞれの地域で育った木を使う事が出来たのも古くから木造住宅が多い理由だと思います。



 断熱性も木材は優れていてコンクリートの壁と比較しても数倍も木造壁の方が優れています。また、木には吸湿性が有って高温多湿な時期には好都合なんですね。



 木造住宅も最近ではツーバイフォーと言った輸入工法も有りますが、窓が広く取れて開放的な間取りが取れる日本独自の在来工法は、これからも気候風土に合った工法として生き残る工法だと思いますね。



 
 木造住宅と言っても在来工法と枠組壁工法、木質系プレハブ工法や集成材工法と呼ばれる物まで有り、木造建築と言っても木質系住宅と言った方が良いのかも知れません。


 枠組壁工法は通常ツウーバイフォー工法と呼ばれていますが、2×4と呼びます。 集成材工法と言われるのは大断面を持つ集成材が作られるようになって大きな建築物が作れるようになりました。


 長野オリンピックでスケート場になったMウェーブの大空間を作り出した梁は、長野のカラマツ材を使った集成材が使われています。



 出雲市出雲ドーム、秋田県大館市大館樹海ドーム、宮崎県宮崎市木の花(このはな)ドームなどがこの集成材を使った建築物です。



 出雲ドームはアメリカ産の材ですが、秋田と宮崎では県内産の木を使った集成材で建築されています。



出雲ドーム

http://furusato.sanin.jp/p/area/izumo/51/


 大館樹海ドーム
http://www.jukaidome.com/


 木の花(このはな)ドーム
http://www.miyazaki-spokyo.jp/konohana/
 




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