尼崎の株式会社大川工務店社長blog

大川工務店の社長の注文建築日記

住宅は何故、木造が多いのか?

2011-10-04 09:31:07 | グルメ
 見学会に来場された方から、、「木造住宅が多いですが、どうしてですか?」と質問をうけました。


 
 日本住宅と言うより、欧米でも住宅は木造が多いですね。 火に弱くて腐りやすいのが欠点だと言われている木造ですが、住まいにはやはり木造の方が温もりがあるんですね。


 コンクリートの住宅の余り普及していないのは、コンクリートの表面温度が低い為に、高温多湿の時期には室内側で結露が起こりやくなっているからでしょうか?


 
 コンクリートの表面温度と同じく住まいにするには冷たく感じますし、息をしないコンクリートとアルミサッシで密閉された空間では、常に空調をする必要があります。



 こう言うことから日本のような高温多湿の気候風土には、なじまないのではないでしょか?



 木は火に弱いと言われていますが、鉄に比べてもそれ程弱くは無いんですよ。



 住宅の構造材は太い為表面は燃えて炭化するけど、芯まで燃えるまでには相当な時間が掛かります。



 ところが鉄の場合には温度によって鉄の性質が変わってしまい、構造体としての耐力を簡単に失ってしまうんです。



 消防隊でも軽量鉄骨やプレハブ住宅の場合は木造住宅より弱いとされていて、一気に崩れ落ちる為に内部への進入や消火作業に支障が有るとされています。



 木の燃えやすい性質を補う為に、燃え難い材料で木の表面を覆って火災から守る手立てを取っています。



 当社では外壁材をALC版にしてあり、外部からの延焼を防ぐようにして有ります。



 http://www.asahikasei-kenzai.com/akk/pb/powerboard/index.html



 木の良さはそれだけじゃなく、室内に木を使った場合のたたずまいの良さが、日本人に愛されているんじゃないでしょうか?




 床材、壁、建具、天井材に木を使うと温かみを感じるのも、木造建築が千年以上愛されているゆえんでしょうね。



 
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