わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

美しい山の町

2013年02月27日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
今日は北陸にいます。

福井県の旧美山町の上味見地区。

この地区の廃校を拠点に地域根ざすNPOがあります。

このNPOの関係の仕事で来ました。

NPO法人自然体験共学センター。

▼廃校を拠点とするNPO




2004年の福井集中豪雨がこの美山町を襲いました。

山ごと流されたという表現がしっくりくるような恐ろしい災害です。

この災害を機に生まれた地域密着型のNPOです。

全国から集まったボランティアに支えられて、この地区は蘇りました。

その熱量に支えられて、このNPOもスタートしました。


このNPOと連携して、被災した旧美山町のこどもたちを、2005年の夏、泰阜村のキャンプに招待しました。

2004年の秋に発生した中越地震で被災した新潟県長岡市のこどもたちと共に。

泰阜村のこどもも参加したキャンプ。

泰阜村総動員で組織した実行委員会では、私は副実行委員長をつとめました。

懐かしい。

あのキャンプに参加したこどもたちも、もう高校生や大学生。

今日、あのキャンプに参加したこどもが通っていた旧美山町の小学校を見つめて、感慨深くなりました。

JRの線路が盛り土ごと流され、土嚢が積まれる傍に、仮設住宅が立ち並んでいたあの美山町。

今は、読んで字のごとく、美しい山林が彩る山々で、何もなかったような佇まいを見せています。


福井に来るといつも思います。

やっぱり支え合おうと。

傷つき疲弊した弱いもの同志の支え合いの中から、本質的な強さが産まれるのだと。


代表 辻だいち


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