わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

浅間山のふもとで

2013年01月25日 | 支えあいの指導者育成
浅間山の山麓に、自然体験やアウトドア、エコツーリズムで生計を立てるプロの経営者たちが、全国から集まりました。

安藤百福記念自然体験指導者養成センター。

チキンラーメンの父安藤百福さんが、自然体験活動の推進のために作った国唯一の施設です。

この施設で1泊2日缶詰で、アウトドアや自然体験、エコツーリズムをビジネス化する可能性について、そしてそもそも私たちの社会的役割は何なんだ?と、あ~でもない、こ~でもないと議論しました。

この業界(そもそも業界とも言えない? 笑)は、ビジネスとして喰っていけるのか?と問われれば確かに心もとない。

でも、なんとかスタッフを雇用して、仕事として取り組んでいる団体もあります。

私たちNPOグリーンウッドはその一つでしょう。

▼浅間山がことのほかきれいだった




ビジネスとして成立すれば一番いいのですが、同じくらいに大切なことは社会的役割をきちんと見据えて活動できてるかどうかでしょう。

私たちは自然の生態系や、自然の仕組みをこどもたちに伝える事だけではありません。

むしろ、自然と人間が調和する社会の仕組みを提案する役割を持っているのだと思います。

小さな山村や、傷ついた被災地、そして社会的課題の多い都市部にも、十分提案できる底力を持っているのだと思います。

東日本大震災に際して、私は次の事を強く思い、東北のこどもたちを信州こども山賊キャンプに招待しています。

自然との接触が失われつつある福島のこどもたちに、もう一度、自然の素晴らしさを伝えたい。

仲間と離ればなれを余儀なくされた東北のこどもたちに、もう一度、仲間と力をあわせる素晴らしさを伝えたい。

そして全国のこどもたちに、どんなに過酷な状況に陥っても、周囲の人たちと協調をとりつつ生き抜くための「支え合いの気持ち」を培ってほしい。



経営者が集まって議論する中身は、けっしてビジネス化だけではありません。

この日本社会をどうしていくのかの、グランドデザインを描く作業なのだと、強く思いました。

しかし、この業界の人たちは、夜が強い!

酒を酌み交わしながら、語り明かす時間は、とても気持ちの良い時間でした。

▼重鎮たちに囲まれてなかなかたいへん(笑)




これからも数回集まるようです。

がんばります。


代表 辻だいち


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