わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

25年、やっていて良かったと想うこと

2011年05月05日 | 支えあいの指導者育成
 5月3日~5日、NPOグリーンウッドでは、ゴールデンウィーク合宿というものが開催されました。
 「ゴールデンウィーク合宿? それ何?」ということなのですが、NPOグリーンウッドが主催する暮らしの学校「だいだらぼっち」に参加するこどもの保護者や卒業生が集まる作業合宿です。20数年続けています。
 内容は、暮らしの学校「だいだらぼっち」のこどもが冬を過ごすための薪作り作業。これがなかなかたいへんです。集まった人数、実に100人以上。困ったときは「お互い様」の精神で、労働力も笑顔もお酒も持ち寄って、にぎやかな2泊3日が過ぎました。

 この合宿の最中に、NPOグリーンウッドの震災支援報告を行いました。
 NPOグリーンウッドのスタッフが、4月に3回、被災地に入っています。その報告や、震災支援方針の具体的な活動が今どこまで到達しているのか、について、こどもにも理解できるように言葉を選んで話をしました。

 暮らしの学校「だいだらぼっち」の卒業生が、今、三重県の農業高校にいます。彼が訥々(とつとつ)と参加者全員に語ってくれたのは、「自分の高校の卒業生は福島県出身者が多い。流通の関係で福島の様子が伝わってくる。原発周辺は20年以上耕作ができないかもしれない。今、彼を支援するのは農産物を買うこと。ぜひ協力してほしい」ということでした。
 高校2年の彼が、ここまで言うとは思いませんでした。正直感動です。

 被災地に思いを巡らすことのできる人材を輩出すること。これはNPOグリーンウッドのミッションの一つです。私たちの25年の歴史が、間違ってはいなかったと思えた瞬間でした。

 代表 辻だいち
 

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