つくづく金沢とは素敵な街だと感じる。
風情があるのはもちろんだが、何よりいつ来ても素敵な出会がある。
私はお隣の福井出身だ。
この街には、中学時代に遠足で来た覚えがある。
まだ金沢城址に大学があったとかすかながらに覚えている。
一番覚えているのは、忍者寺。
いわゆるどんでん返しなどのカラクリが満載の寺は、こどもの好奇心を存分に刺激してくれた。
久しぶりにその寺の前を通ると、30年前がよみがえる。
▼忍者寺ともいわれる「妙立寺」
今回金沢に来たのは、「達人から学ぶ」という講座に招かれたからだ。
NPO法人角間みらいの里という団体が実施する連続講座。
今年で2年目だそうだ。
これまでの講師つまりは「達人」のリストを拝見して、これはなかなかの講座に招かれてしまったぞ、と内心思ったりもした。
今年度最後の講座ということで、「締めくくり」の意味もあるのだろう。
たくさんの受講者のみなさんが会場を埋め尽くしていた。
「限界集落から始まる教育改革 ~教育をど真ん中においた地域再生が、日本を変える!~」
わが泰阜村の底力を題材にした私の講座のテーマである。
生意気なテーマではあるが、受講生のみなさんには好評だったようだ。
午前中は、泰阜村の「教育立村」に向かおうとする30年の歴史をゆっくりと話した。
午後は、全国の失敗事例に共通する「落とし穴」を内々にお伝えし(笑)、最後は「で、あなたはどうする?」というワークも。
6時間は長いと思っていたがそうでもなかった。
それは、受講生も主催者スタッフの皆さんも、ほんとうに気持ちのいい人たちで、運営するストレスがあまりなかったことが大きいだろう。
また、会場に飛び交う言葉にはどことなく私の故郷福井の方言と似てる訛りがちらほら。
アウェイの感じがしない心地よい雰囲気が、あっという間に感じさせた。
▼そうそうたる達人の仲間入り
受講者のなかには、石川県だけではなく富山県や福井県から来た人も。
北陸はそこがいいところだ。
3県のつながりが目に見える。
そしてそのつながりをしっかりと形にしている主催NPOの力も見落とせない。
夜の部も金沢らしい酒と肴が素敵でずいぶんと酔ってしまった。
とりわけ2次会はこぢんまりとして心地よい雰囲気に。
同席した学生が、白山麓の白峰村の出身だという。
私が通っていた福井の中学校は、白峰中学校と姉妹校だったことを想い出した。
そんなことを話すと、奇遇だね、縁だね~、とまた盛り上がる。
NPOの事務局長である河崎さんとは、3年前に福島でほんの30分ほど顔を会わせたのが縁の始まりだ。
それ以来の再会となるわけだが、それを感じさせない近さがあるから不思議である。
来年度は「達人」を集めてフォーラムをやろう、そんなことをとりとめもなく語りあうのは、至福のひと時ともいえる。
素敵な縁をど真ん中にして、それがさらに豊かに紡がれていく。
そう。それこそが、小さな地域の戦い方でもある。
▼金沢駅は大騒ぎだ
3月には新幹線が来るという。
街はややバタバタしている感がある。
春からは人の流れが変わるのだろう。
この街がグローバル経済の波に流されるのか、いやローカルな誇りを守れるのか。
また金沢に来よう。
便利に到達できることになっても、素敵な出会いが重なり、魂が揺さぶられる街で、あり続けますように。
風情があるのはもちろんだが、何よりいつ来ても素敵な出会がある。
私はお隣の福井出身だ。
この街には、中学時代に遠足で来た覚えがある。
まだ金沢城址に大学があったとかすかながらに覚えている。
一番覚えているのは、忍者寺。
いわゆるどんでん返しなどのカラクリが満載の寺は、こどもの好奇心を存分に刺激してくれた。
久しぶりにその寺の前を通ると、30年前がよみがえる。
▼忍者寺ともいわれる「妙立寺」
今回金沢に来たのは、「達人から学ぶ」という講座に招かれたからだ。
NPO法人角間みらいの里という団体が実施する連続講座。
今年で2年目だそうだ。
これまでの講師つまりは「達人」のリストを拝見して、これはなかなかの講座に招かれてしまったぞ、と内心思ったりもした。
今年度最後の講座ということで、「締めくくり」の意味もあるのだろう。
たくさんの受講者のみなさんが会場を埋め尽くしていた。
「限界集落から始まる教育改革 ~教育をど真ん中においた地域再生が、日本を変える!~」
わが泰阜村の底力を題材にした私の講座のテーマである。
生意気なテーマではあるが、受講生のみなさんには好評だったようだ。
午前中は、泰阜村の「教育立村」に向かおうとする30年の歴史をゆっくりと話した。
午後は、全国の失敗事例に共通する「落とし穴」を内々にお伝えし(笑)、最後は「で、あなたはどうする?」というワークも。
6時間は長いと思っていたがそうでもなかった。
それは、受講生も主催者スタッフの皆さんも、ほんとうに気持ちのいい人たちで、運営するストレスがあまりなかったことが大きいだろう。
また、会場に飛び交う言葉にはどことなく私の故郷福井の方言と似てる訛りがちらほら。
アウェイの感じがしない心地よい雰囲気が、あっという間に感じさせた。
▼そうそうたる達人の仲間入り
受講者のなかには、石川県だけではなく富山県や福井県から来た人も。
北陸はそこがいいところだ。
3県のつながりが目に見える。
そしてそのつながりをしっかりと形にしている主催NPOの力も見落とせない。
夜の部も金沢らしい酒と肴が素敵でずいぶんと酔ってしまった。
とりわけ2次会はこぢんまりとして心地よい雰囲気に。
同席した学生が、白山麓の白峰村の出身だという。
私が通っていた福井の中学校は、白峰中学校と姉妹校だったことを想い出した。
そんなことを話すと、奇遇だね、縁だね~、とまた盛り上がる。
NPOの事務局長である河崎さんとは、3年前に福島でほんの30分ほど顔を会わせたのが縁の始まりだ。
それ以来の再会となるわけだが、それを感じさせない近さがあるから不思議である。
来年度は「達人」を集めてフォーラムをやろう、そんなことをとりとめもなく語りあうのは、至福のひと時ともいえる。
素敵な縁をど真ん中にして、それがさらに豊かに紡がれていく。
そう。それこそが、小さな地域の戦い方でもある。
▼金沢駅は大騒ぎだ
3月には新幹線が来るという。
街はややバタバタしている感がある。
春からは人の流れが変わるのだろう。
この街がグローバル経済の波に流されるのか、いやローカルな誇りを守れるのか。
また金沢に来よう。
便利に到達できることになっても、素敵な出会いが重なり、魂が揺さぶられる街で、あり続けますように。
代表 辻だいち