わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

めった打ちにあって

2011年09月26日 | 日々雑感
 昨日、次男ががんばっている野球大会がありました。

 最近絶好調の泰阜少年野球クラブは、キャッチャーで4番の中心選手を欠く苦しい布陣でも、控えの選手が大活躍して準決勝へ。

 準決勝は、最終回まで行き詰る大接戦が展開され、1点リードの最終回の裏に、逆転サヨナラ負けを喫して、散りました。

 3位決定戦は、それまで連投のエースを下げて、なんとわが次男が先発でした。

 しかし、出てくる打者に次から次に打たれ、めった打ちです。

私はその試合の審判でもあったので(当該チームから2人ずつ審判を出す)、自分のチームの応援をするわけにもいかず、増してや次男に「がんばれ」の一声もかけることができませんので、とても歯がゆく想いました。

 打たれに打たれ、チームメートに迷惑がかかる展開にいつしか投球フォームも縮こまる次男。

 マウンド上で孤独を感じ、ともすれば折れてしまいそう心を、先輩の6年生が「がんばれ!」と声をかけ、そしてチームみんなが応援して、支えてくれました。

 そのチームメイトの姿、ほんとうに美しかった。

 その応援を受け、歯をくいしばって、最後まで次男は投げきりました。

 いつもは気丈な彼が、試合後に人知れず涙をぬぐっていました。


 まだ身体も小さい幼い次男から、改めて教えられました。

 どれだけめった打ちにあっても、それでもあきらめずに最後までやりぬくこと。

 どれだけ苦しいことがあっても、みんなで支えあい応援しあいながら最後までやりにくこと。

 そうしてはじめてつかむことのできるものがあることを。

 今日から、再び福島に入ります。

 まさにめった打ちにあっている被災地フクシマ。

 フクシマが、この国のなかで孤独感を強めてしまっていることを危惧します。

 小さな山村からでも、声をかけ、励まし、痛みをわかちあい、応援して、支えあって、希望を語ることができます。

 フクシマの復興はいつになるかわかりません。

 それでも、その復興の日まで、最後まであきらめずに支えようと想います。

 そうしてはじめてつかめる「何か」があるのでしょう。

 それが、フクシマにも、被災地にも、そしてこの国にも必要なのだと想います。

 私たちができる身の丈にあった長期支援。

 今日から4日間、福島で多くの人たちと意見交換しながら、考えます。

 応援ください。

代表 辻だいち

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