わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【福島いわきの高校生から手紙が届いた】 ~まさに、支え合いの循環だ~

2016年09月06日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
福島から手紙が届いた。

いわきに住む高校生:タカからだ。

5年前の2011年、タカと彼の住む地域のこどもたちを、山賊キャンプに招待した。

当時、中学校1年生。

放射能の影響で自由に外で遊べないこどもたち50名は、泰阜村で躍動した。

福島から来たこどもたちの交通費は泰阜村が負担、その他経費はNPOグリーンウッドが全国から支援金を募った。

たくさんの想いが集まり、50人のこどもたちを招待することができた。

とりわけ、全国の大学生諸君が集めてくれたお金は多額だった。

日本の若者も、捨てたもんじゃない、と想った。



そのタカも、高校3年生。

立派な若者になった。

あの時の感謝を、今、ここ泰阜村で伝えたい、今こそ恩返しだと、タカはボランティアで掛けつけてくれた。

キャンプを終えて、タカが手紙をくれたのだ。

その手紙の内容をご覧いただきたい。


「今回、5年ぶりにキャンプに招待して頂き、ありがとうございました。5年の時を経て、初めて相談員として参加したキャンプから学ぶことは多く、とても貴重な経験ができました。相談員という立場で参加すると、勿論子供の時とは視点が変わり、新たな発見もありました。また、九州で震災を経験した子供達と一緒に活動できた時間は私にとってとても大切な時間になりました。東北で同じ経験をした者として何か伝えたいと思いキャンプに参加したので、何か子供達に伝えることができていたら良かったと思います。
 山賊キャンプは、素晴らしい出会いがあり、人との繋がりができる大切な場所だと思うので、これからも山賊キャンプとの縁を大切にして、活動していきたいと思います。本当にありがとうございました



時を超えて、東日本大震災で被災したこどもが、熊本地震で被災したこどもを支えた。

支え合いの縁が豊かに紡がれていく。

まさに、支え合いの循環。

これを私は「支縁」と言っている。

泰阜村は、そんな豊かな縁を支えたい。


こんな支援=支縁が、泰阜がやるべき身の丈の支援である。


代表 辻だいち