イーグルスファンの独り言 Philadelphia Eagles Fan Blog

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5人目のQB

2013-03-06 08:33:00 | イーグルス
 去年NYJにルーキーFAとして加入したものの6月に解雇され、アリーナフットボールなどでプレしていたTroy大出身のQB G.J. Kinneと契約しました。6-1 234ポンドでプロデイの数字は40ヤード4.85、ショートシャトル4.38、スリーコーン6.78などを記録しています。平均的な運動能力と言う感じでしょうか。Michael Vick、Nick Foles、Dennis Dixon、Trent EdWardsの次ぐ5人目のQBを獲得した事になります。ファーストチームを誰にするのか決めているのであればこんな補充に仕方はしないでしょう。
 労使交渉で4月までHCと選手は接触出来ない事になっています。FA選手と再契約するか、誰をカットするか、Chip Kellyやコーチ陣はフィルムで選手を判断しつつHowie Rosemanらの意見で決めているようです。

 ドラフトに関してはカレッジの一線級コーチが多数居るので実戦でのプレイを見てきて居る分有利かもしれませんけれど、FAに関してKellyの意思がどれくらい反映されるのか分かりません。Roseman以下のフロント陣が主導権を握るとしてもシステムに合う合わないの点が不安です。


 オフェンスでのデプスチャート作っておきます

QB Michael Vick  Nick Foles  Dennis Dixon
RB LeSean McCoy  Bryce Brown  Dion Lewis
FB Stanley Havili  Chris Polk

FL DeSean Jackson  Damaris Johnson
SE Jeremy Maclin  Riley Cooper
SL Jason Avant  
TE Brent Celek  Clay Harbor  Evan Moore

LT Jason Peters
LG Evan Mathis
C  Jason Kelce  Dallas Reynolds
RG Dennis Kelly  Danny Watkins
RT Todd Herremans  

 スキルポジションの不安は無いですし、QBを今年手入れするのは難しそうです。OLはシステム変更も有りますし、再構築をする事になるでしょう。FAのOLは人材豊富ですからドラフトではなくFAでOLを補充する事になるかもしれません。

だらだらと

2013-03-02 09:58:00 | イーグルス
 もうすぐFA市場開幕となりますが、2012シーズンが終わり、2013シーズンまでつなぎの2ヶ月間の動きをまとめてみます。


 Andy Reid解雇、Chip Kelly就任

 2011シーズンの大補強にもかかわらず結果を出せなかったReidに対して2012シーズンダメなら解雇と条件を出していたオーナーJeff Lurieに対して4勝しか出来なかったのですから解任は仕方ありません。
 Juan CastilloとJim Washburnの確執など、チーム内をまとめきれていない事も発覚しましたし、息子の死なども影響したのでしょうけれど、Reidの意欲低下は明らかでした。

 新コーチ選び、Kellyは一度Oregon大に残る事を表明しました。その後何人ものHC候補と面接を繰り返しましたが、最終的にはKellyが選ばれました。Oregon大での斬新なオフェンスシステムがNFLで通用するのか、HCとしての統率力がいかほどなものか、NFL経験の無いKellyは未知数の部分が大きいコーチを選びました。

 Reidの部下はほとんどKCに連れて行く結果となり、Ted WilliamsとDuce Staleyの2人だけが留任します。ポジションコーチを引き抜かれ続けた事が指導力低下の一因と考えていましたが、Kellyはカレッジの一流校で30年のコーチ経験が有るベテランコーチ中心の組閣に成功しました。
 ただ、OCのPat ShurmurとDCのBilly Davis、両コーディネイターは過去に成功したとは言い難いキャリアです。NFL経験の無いKellyがコーディネイター職経験者を選んだ形ですが、同年代である事を能力経験よりも優先しているようにみえるのは懸念材料です。



 QB選び

 Michael VickとNick Foles、そして元教え子のDennis Dixonと2013年のエース候補3人の誰を使うのか?FA・ドラフトでさらに加入するのか?
 Kellyのシステムを知り、そこそこ走れてそこそこ投げれるDixonがシステムからすればベターな選択かもしれませんが、Dixonの経歴を考えるとPITで4年バックアップからBALのPSと能力を認められていたようには見えません。過去2度ACLやっている点も気になります。
 オプションでのボールを持って走る能力だけならばVickのスピードが活きるのは間違いありません。変に投げるかどうかを見てから走るよりも、最初からQBキープで走るとなれば走力を発揮するはずです。しかし、文字通りのオプション、選択をプレイ中にしていくのであれば、残念な脳みそが足を引っ張るのでしょうね・・・
 去年のドラフト前プロデイでの40ヤード4.99と足の速さはNFLでも底辺レベルのFolesがオプションでディフェンスを引き付ける事が出来るのか。パスを投げる能力ならば3人の中で一番でしょう。スクランブルから15ヤード走る事はありませんが、5ヤード程度ならば走り出しの判断の良さでDixon,Vickに劣りません。
 結局、帯に短くたすきに長い3人で行くのか、さらに加入させるのか?ドラフトもQBは基本不作、40ヤード4.6程度のスピードを持つQBも少ないです。Kellyのオフェンスの司令塔が誰になるのか、大きな問題になりそうです。



 ディフェンス再編

 4-3から3-4への移行はKellyの希望により決定しています。システム変更の問題は3-4適性の無い選手が無駄になる事、すでにMike PattersonとCullen Jenkinsがカットされ、Nnamdi Asomughaとの年俸削減交渉も現在進展の話は聞きません。陶然の事ながら、新任のコーチは若い選手を使っていくのでしょうし、ベテランにとっては厳しいオフシーズンなりそうです。
 あとは若手が4-3から3-4に上手く順応してくれる事を期待しますが、これもすぐに形になるのかは未知数です。ドラフト上位はディフェンスの選手で固める事になるかもしれません。



 怪我人たち

 IR入りした選手たちは順調に復帰しているようです、後遺症が出そうな怪我人がシーズン前半に多く、終盤の怪我は比較的復帰が楽そうなので2013シーズン開幕に大きな影響は無いと考えます。
Jason Peters アキレス腱断絶、シーズン中復帰可能なIR登録でプレイオフに出たら強行出場の話が有ったくらいなのでリハビリは順調のはず。
Todd Herremans 足首の靭帯と骨折、元々腰から下の小さい手術の多い選手なので心配ですが、ベンチまで歩いて帰ったので致命傷ではないはずです。
Jason Kelce ACL、すでにチーム施設でトレーニングを開始しています、問題なく復帰するでしょう。
DeSean Jackson 鎖骨骨折は無理にプレイも出来るけれど、プレイオフの可能性が無かったから温存したのでしょう。
LeSean McCoy 脳震盪、医師のOKは出ていたけれど若手を試す形で起用されなかっただけなので問題ないはずです。
Trent Cole 手首、シーズン後手術しました。大きな怪我ではないようです、3-4OLBコンバートでのウエイトダウン・スピードアップの方が課題です。


 
 今後の日程

 FAでどれだけDLとDBを補充できるのか、FAでどうしても引き止めなければならない選手は居ません(引き止めて欲しい選手は居ますが、入れ替え可能なポジションです)特に3-4移行でシステムが入れ替わるディフェンスは大きな変化が見込まれます。
 ドラフトの話はFAで補強が終わってからにしましょうか。RosemanとKellyに Tom Gambleがどういうドラフトをするのか、フロント内部での人事権を誰が持つのか?Kellyは権力闘争をするつもりはないコーチをしに来たと言っていますが、どうなのでしょうね。