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Feeleyとトレードしたと思いましょうか

2009-09-09 08:03:00 | イーグルス
 Brent CelekとTony Curtisで開幕を迎えると思われたTE陣に入れ替えが有りました。元TBの3巡指名でNEにトレードされ、ファイナルカットで解雇されていたAlex Smithを獲得しました。入れ替えでCurtisをカットしています。
 SmithはStanford大出身で2005年の3巡指名でTBに入りました、6-4 258ポンドのサイズでブロックもレシーブも出来る万能型だがディープに入るようなスピードは無い選手だと考えます。TBでは4年間で43試合にスターターで出場していますが、いつも怪我をしている選手の印象が有ります。怪我に強くないCelekとSmithでTE陣を構成するのであればTE3人体制でも良いのではないかと思います、WR陣の処理が終わった後でTEを増やす可能性は十分に有ると考えています。
 実績と言う点ではCurtisより明らかに上のSmithと入れ替えました、そこそこブロックが出来て、ショートエリアでのパスキャッチも出来るSmithの加入は悪くないと思います。TB時代にWCOの経験も有りますからすぐに使えるのではないかと計算しての獲得でしょう。


 ポジション分析の続きです
WR エースは2年目のDeSean Jacksonになります、5-9と高さは無いものの一瞬の加速でマークを置いていける特別な物を持った選手です。荒れ球にもよく対処し、膝から下のボールをすくい上げるキャッチは絶品ですし、高さが無い割に競り合いでボールを引き寄せる技術も高く負ける場面をほとんど見ませんでした。FLとしてショートからディープまでどの位置でも投げる事の出来るターゲットとしてフル稼働させる事になるでしょう。
 2番手はKevin Curtisで開幕は迎えそうです。ただ、2年連続のスポーツヘルニア手術の影響なのか年齢的な衰えなのかは分かりませんが、生命線のカットした瞬間の切れ味が消えてしまいました。いざと言う時に頼れるレシーバーでは有るのですが、2年前に1100ヤードを記録した時の活躍は期待できません。
 スロットにはJason Avantが居ます、トップスピードが平凡な為にスターター級のCBに付かれると完封されてしまうのですが、ニッケルDBやLBが相手の時には鋭いカットとゾーンの切れ目に入り込む洞察力、プレイが崩れた時にQBの目に入る場所に即座にルートを変更する対応力で今チームで最も頼れるレシーバーになっています。サードダウンはとりあえずAvantに投げる、困ったらAvantを探せと言った感じです。
 1巡指名のルーキーJeremy Maclinは期待していたようなスピードは持っていませんでした。プレシーズンゲームでも散々縦に走りこみましたがどのCB相手でも勝つ事が出来ませんでした。セカンドチーム扱いで千切れないようでは縦へ使うのは無理でしょう。代わりにトップスピードを維持したまま方向転換をする特殊な能力は持っているようです(スプレット上がりらしい話です)15ヤードくらいでカットをするようなルートを走らせればマークは難しいでしょう。
 6巡指名のBrandon Gibsonはルーキーとは思えない落ち着いたプレイをプレシーズンで見せ続けました。つまらないミスをしませんし、ライン際での足の残し方は10年選手のようです。トップレベルのCB相手でも体を入れてルートを確保する事が出来ていますし6巡では無く3巡辺りで獲得していれば即スターターだったかもしれません(変な序列と言うものは存在すると思います)ファーストチーム相手にどれだけやれるのかを証明出来れば7番手のWRからスターターにまで上り詰める可能性もあると期待します。
 トレード要員と見なされている2人、Hank BaskettとReggie Brownですが、NYJとのトレード話がどうなっているのかは不明です、うちのフロントの在庫処分下手は言うまでもありませんから期待しない方が良さそうです。BaskettはRFAで残したのですが、レッドゾーンでCBを交わしているのにボールを取りそこなう失態を見せてから起用される回数が減った印象です。高さと縦へのスピードを併せ持った一発の有る選手なのですが、キャッチミスが多過ぎます、普通に取ってくれればトレード要員になる事は無いのですけれど。
 元エースレシーバーReggie Brownですが、膝と足首の怪我以来輝きを失いました。プレシーズンゲームでは得意のディープスラントでのキャッチも見せていますし復調傾向に有るとは思います。スターターが務まると言う意味では無償での放出は勿体無いのですがルーキー2人に押し出される可能性が高いです。
 FLのDeSean,SlotのAvantは確定ですがSEはその他全員での争いになっています、開幕はCurtisがスターターでしょうがシーズン中に入れ替わる事になると予想します。そしてReggie,BaskettにCurtisと誰が放出されるのかも予想できません、7人残して開幕を迎える事は無いでしょう(Micheal Vick復帰の3週目までこの体制でいく可能性は有ります)誰をどう処理するのか、フロントの能力が問われます。

TEは上記したので簡単に済ませます。スターターは3年目のCelekで確定しています、ブロック力もスピードも無い代わりにショートからミドルでのキャッチとルート取りが上手く、Celekマークに良い選手を当てるのは勿体無いがそうしなければフリーパスで投げられる、と言う相手からすればいやらしい存在でしょう。一流選手とのマッチアップでは完封されます。
 2番手にSmithが入ります、万能型だが決めての無い選手と評価していますし2番手としては最適でしょう。システム理解も問題ありませんしすぐに使えるはずですし、ブロック次第ではスターターを奪う可能性も有るでしょう。
 ショート・ミドルターゲットの2人で開幕を迎える事になりました、L.Jが居た時のようなディープへ走る事はなくなりましたがWR陣のスピードアップでショートは開く事になるでしょうからTEの出番は増えそうです。課題はランブロックです、ここが押せるようになるとアウトへの動きが良いRB陣を助ける事が出来るのですけれど。

OL 怪我人続出でどう組み合わせるのか、いつベストの布陣になるのかが予想出来ない状態です。ドラフト終了時の構想は左からJason Peters.Todd Herremans.Jamall Jackson(Nick Cole)Stacy Andrews.Shawn Andrewsだったのですが、Herremansは足首手術で開幕は欠場、Shawnは相変わらず計算できません。
 Petersはオールプロの2007年から不振で放出される事になった2008シーズンでプレイの質は大きく低下しました。ホールドアウトによる体調不良が原因と言われていますが、怪我で練習の大半を休んだと言う意味では体調が良いはず有りません。シーズン中にどれだけコンディション改善が出来るかで評価が大きく変わるでしょう。
 Herremansは2年続いた膝の怪我を手術し、トレーニングキャンプで復帰後に足首の手術を受け開幕戦の欠場は決定しています。ミニキャンプから休み続けてきた状態で復帰しても良い働きは出来ないでしょう、今年は大きな期待をしない方が良さそうです。
 代役になるのはNick Coleです、怪我人続きの昨シーズン終盤にスターターに昇格しまずまずの働きをしました。今年は怪我人続きのOLの中で常に健康だった数少ないOLですし序盤は中核として活躍してもらう必要が有ります。ランブロック特化型ですがパスプロテクトでも成長しています、フットワークの改善が課題です。
 Coleの挑戦を受けると予想されたJamaalですが、C/G兼任のColeがGに専念している為に不戦勝でポジションを守りました。太り過ぎで足が出ず持ち味だったランブロック能力は低下しています、プレシーズンを見た感じではフットワークの改善は有りませんし平均的な能力と言う所でしょう。怪我人が帰ってきた時にColeの挑戦を受けるかもしれません。
 ACL手術からの復帰になるStcay Andrewsはプレシーズン3戦目でやっと復帰しましたが、押せず押されずと言った感じで良い印象は有りません。体調が良くなれば改善する可能性は有りますが、今年大きな期待は出来ないでしょう。RGよりもRTで使ったほうが良い選手だと思いますがRGで使う事になるようです。
 開幕戦に出ると意気込んでいるらしいShawn Andrewsですが、トレーニングキャンプ全休・プレシーズン全休ですから調整不足は明らかです。コンディション不良で動いて怪我をしておおげさに痛がって練習不足、もうShawnはこれを繰り返し続けるのでしょう。開幕戦に出るかどうかは分かりませんが、1シーズン出場出来ると思わない方が良いでしょう。

 昨シーズンRGに入ったMax Jean-Gillesですが、足首の手術を受けた事で今年も太り過ぎです。パワーは有るのに足が動かないから押せないのは明らかなのですが体を絞る事が出来ません。怪我人が出た時には良いバックアップなのですがスターターとしては使いたくありません。
 Shawn不在でRTのファーストチームに入ったWinston Justiceですがフットワークは改善されませんでした。RTでパスラッシュに付いていけない、OGに入るようなパワーは無いと使いようの無い選手ですし反則ぎりぎりをごまかすような技術も身に付いていません。Vickが復帰した際にカットされるのはWRではなくJusticeを希望します。
 2年目のMike McGlynnはC/Gのバックアップとして控える事になります。一時期ファーストチームで練習していましたが、インサイドのラインとしてはパワー不足で押せないのが欠点です。今年もアクティブにならない状態で待機する事になるでしょう。
 King Dunlapはキャンプでは好評でしたがプレシーズンゲームではフットワークの悪さとトップレベルのパスラッシャーに対する経験不足がはっきりしました。素材としては面白い存在ですしもう少し様子を見たいと思います。
 ファーストチーム候補のうちJamaalとPetersは開幕戦に問題無く出場するでしょう、Stacyも間に合いそうです。Shawnも練習に復帰し開幕戦に出ると言っているようですが実際どの程度調整しているのかは不明です。Herremansの代役はColeで良いとしてもRTに誰が入るのかが分かりません、Justiceは抜かれると血が上って反則を繰り返す致命的な欠陥がありますし使って欲しくないのですけれどね。
 デプスは厚いものの、素材のままで実戦に投入出来る人材は限られています。怪我人が復帰すれば良くなるのか、出遅れを取り戻せないままなのかはシーズンが終わるまで分かりません。

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2 コメント

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Unknown (horikomi)
2009-09-10 00:01:06
DALのバックアップとTDのスターター、WCO適正を考えてもSmithが上だとは思います。ただブロック型のTE欲しいですよねえ、DE-TEで負けるのは仕方が無いとしてもLB-TEで走路をふさがれる位押されちゃうのは見てて辛いです。
まだVickの特別扱いは変えてませんし、WRを処理出来てもその枠はVickで使うのでしょう。TEは当面2人で行く事になりそうです。
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Unknown (pappy)
2009-09-09 22:56:56
あらら、Tonyカットなんですね。
この3人なら良い感じに回るかもしれん、と思っていたのですが。

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