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DTとLBの薄さをどうにか出来ませんかね

2009-09-09 23:50:00 | イーグルス
 ポジション分析の続きです
DE Trent Coleは若干体を絞ってスピードアップに取り組むようです、カレッジで235ポンドだったのを270ポンドにまで増やしていたので260程度に戻すのは良い事でしょう。ランディフェンスで隣のBrodrick Bunkleyの成長を当てにしてのパスラッシュ強化だと思われます。
 LEのスターターが誰になるかは良く分からないのですがデプスチャートでVictor Abiamiriがファーストチームに昇格しました。Abiamiriは胸の筋肉を傷めてキャンプ前半を休みましたがプレシーズン3戦目に出ましたし開幕には間に合うようです。2巡指名から3年目でスターターに昇格してくれました、ランパス両面で決め手が無いと言うか両方で使えると言うのか微妙な選手ですが1,2ダウンでLEとして使える選手です。
 スターターから降ろされたJaqua Parkerは毎年9月4サック、10月1サック11・12月サック無しを繰り返します。公称250ポンドの(昨シーズン後半から太っている気がします)元LBなので1シーズンは持たないのでしょう、バックアップに下がる事でスタミナがシーズン終わりまで持つようになる事を期待します。
 サードダウンではDTに入るDarren Howardですが、腿の怪我でプレシーズン2戦目から欠場しています。元々怪我の多い選手ですし年齢的にも不安が残ります。昨シーズン260ポンドまで絞った事でスピードを増し10サックを記録しました、サードダウン守備率を良くするにはHowardのDTからのパスラッシュが重要でしょう。
 アクティブになるDLは通常8人ですがDE5DT3で去年は戦いました、5番目のDEがChris ClemonsになるのかJason Babinになるのかは微妙です。ClemonsはLBからのコンバートで240ポンドと細身のパスラッシュ専用の選手で昨シーズンは後半から調子を上げて来ました。外を回るだけでなく内へのスピンを使うようになったのが成功の一因でしょう。
 BabinはHOUの1巡指名ですが3-4OLBにコンバートされていました。260ポンドと平均的なサイズで足の回転が速くプレシーズンの活躍から契約延長交渉を始めているようです。Howardの怪我次第ではHowardをカットしてBabinがREの2番手に入るかもしれません。
 Coleは怪我などが無ければ10サック近くは行くでしょう、課題は逆サイドのパスラッシュです。3年目のAbiamiriが成長しているかどうか、ClemonsかBabinがパスプレイ時に力になれるかが課題です。JaquaかAbiamiriをNTに入れてColeとClemonsをDEに入れる3-3-5ニッケルをプレシーズンで試しています、3rd&ロングで使う事になるでしょう。

DT Mike Pattersonは1対1で押される事はほぼ無い重心の低い選手なのですが、ダブルチームされると簡単に潰される面が有ります。ドラフト時には40ヤード4.8で走った走力の持ち主でしたがバルクアップを重ねて今はランストップ専門になっています。
 Brodrick Bunkleyはランディフェンスが安定しました、もう少しパスラッシュも出来ると思いますがシステム上DTはOLの内側3人を押さえ込む事を第一目標にしているのでサックが増えないのも仕方が無いです。対面のOGを押し込みランでColeが狙われないようにする重要な任務を負います。
 2年目Trevor Lawsはまだ期待された能力を発揮していません。パワーで押さえ込む事もパスラッシュで機敏な動きをする所も見る事が出来ませんが、今のチーム事情を考えるとパワーアップしてランストップで使いたいのでしょう。プレシーズンでは素晴らしいロスタックルも有りました、ファーストチーム相手にどれだけやれるのかは未知数です。
 WASのルーキーFAでファイナルカットで放出された所を拾ったAntonio Dixonですが、WASの地元誌を見てもPSに残せなかったのは残念だが53人ロスターに入れる選手なのか?と言った感じのようです。練習で良ければ掘り出し物だとか記事になるはずなので書かれないと言う事はあまり良くないのでしょう。Tony Curtisのように更に良い選手を見つけたら入れ替えになる可能性も有るでしょう。
 1,2ダウンのランストップ専用部隊になっているDT陣、3rdダウンにはDE4人編成でパスラッシュをする事になりそうです。怪我が無ければPattersonとBunkleyのコンビはリーグ屈指のユニットですが、バックアップの層の薄さは致命的です。腿の怪我で出遅れたLawsがどれだけ成長しているのかがスタミナ配分などで影響してきそうです。

LB プロボウルに選ばれるシーズンになる予定だったStewart BradleyがACL断絶でIR入りとなり混乱を続けています。SLBのスターターはCris Gocongで実はDEの誰よりも重い265ポンドなのですが機敏でそれなりに後ろにも動ける運動能力を持っています。TEをマークする技術未熟ですが、Bradleyの離脱でGocongがTEを見るケースが増えるでしょう。本来はDEの選手ですしブリッツで使ってあげたいのですが器用な分色々な事で使われてしまいます。
 昨シーズン後半Omar Gaitherからスターターを奪ったAkeem JordanはGaitherとWLB争いをするはずでしたが、Gaitherが怪我で出遅れてその後MLBに戻った為にスターターを確保しました。Gaitherよりも前に出る時の破壊力が有ります、基本的にランストップ専門の前に前に行くスタイルなのが今の戦術に合っているのでしょう。TEへのカバーをしている所を見た事がありません(2TEの時はやっているのでしょうけれど、印象に残っていません)
 MLBはGaitherがスターターで開幕を迎えます。2007シーズンJeremiah Trotterをカットしてまでポジションを与えられたのですが、Bradleyの成長でWLBに戻されJordanに負けています。MLBにコンバートされた時にパワーアップしようとしたのが失敗だったのではないかと考えます、ルーキー時の運動量を取り戻すことが重要でしょう。マンカバーは下手ではありませんがゾーンカバーは見ていて笑えます、TEをマークする役を任される事になるでしょうがあまり期待しないほうが良さそうです。
 Bradley負傷後にファーストチームに抜擢された2年目Joe Maysですがプレシーズンで活躍出来ずにセカンドチームに降格しました。ルーキー時のキャンプでは思い切りの良さが評価されていましたし、典型的なランストップ専門のLB/STで前を向かないと仕事が出来ない選手だと思うのですがプレシーズンゲームでは確実なタックルを心がけたのか出足が悪く運動量が落ちてしまいました。
 7巡指名から生き残ったMoise FokouはWLB/SLB両方のバックアップになるでしょう、荒削りでプレシーズンゲーム4試合でイエローフラッグを一番多く出されたのはFokouだと思われます。STでも良い動きはするのですが致命的なタックルミスをしてTDを奪われる場面も有りましたしもう少し時間を掛けて育ててあげたいのですが1年目から実戦で使う事になりました。
 昨シーズン途中にST強化の為に契約したTracy Whiteがもう1人のSTエースTank Danielsを打ち破ってロスターに残りました。2003年のSEA以来JAC.GBとキャリアは長いのですがST専用でLBとしての数字はほとんど残していません。
 Bradleyの怪我で全ての予定が狂ったユニットです、ベテランの補強も結局ファイナルカットで若手に負けてしまいました。チームの泣き所であるTEへのパス対策と言う点で致命的な欠陥を抱えたままシーズンが始まります。本来スターター経験の有るバックアップとなるはずのGaitherをスターターで使う事になりNFLでLBとしてのプレイ経験が全く無い3人をバックアップに置く事になりました。怪我が出た時点でチームが崩壊しかねない危険な状況です。

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