まずまずの出だしだったようです

　Andy Reidが3日間のキャンプを統括しています。新たな怪我人が出なかった事が最大の収穫であり、ルーキー達はミスをしながらもまずは良い動きを見せた。いつも通りのコメントでした。

　Jeremy MaclinとDeSean Jacksonを比べる質問に対してはCaliforniaとMissouriでシステムの違いが有り、WCOで育ったDeSeanよりもスプレットオフェンスだったMaclinの方がシステムの習得には時間が掛かると考えているようです。これはショットガンQBがドロップバックを習得するような物で、結構な手間が掛かると思います。特にルートランの甘さが指摘されるMaclinですから、システム・ルートの習得には時間が掛かるでしょう。

　LeSean McCoyは40ヤードの記録よりも速い動きをしているとスピードは好評のようです。あとはパワーの無さと外に逃げたがる癖の修正が開幕までに必要です。これはフルパッドでコンタクトの有る練習が始まるまでは評価出来ません。

　Cornelius Ingramはレシーブで素晴らしいキャッチを連発しているようです、ブロックでもダミー人形相手ですが力強いプッシュを見せています。膝も問題ないようですし次のキャンプでは更に良い動きを見れるでしょう。

　OL2人に対しては特にコメントが無かったです・・・まあ先輩の壁が厚すぎますから・・・

　Victor HarrisはCBとFS両方で練習をしています。NFLではSへのコンバートが必要と言われていたが、このままCBとしても起用出来るだろうしFSとしても良い動きを見せている、フルパッドを付けた時に何所で使うかを考えるようです。

　そしてJason Petersの加入ですが、素晴らしい動きを見せていると絶賛しています。パスプロテクションでの動きは良いようですが、TRAよりも身長、腕の長さ共に3インチ程度劣りますし動きが良くなければレベルダウンになってしまいます。Petersに変わる事で期待されるランブロックでどこまで良くなるのかがこの補強のキーポイントなのですが、これはフルパッドの練習を見るまではコメントできません。

　期待されるドラフト上位4人+Petersはまずまずの出だしだったようです、この段階でのコメントとしては順当な物ですしいきなり大外れと言う訳ではなかったのでしょう。


　Jim JohnsonのインタビューではQuintin Dempsを絶賛しています、オフシーズンも成長を続けていてプロボウルに出るような選手に必ず成ると褒めました。ただ、Quintin MikellはFSでもプレイ出来るので、Sean JoneをSSのスターターとして起用する予定とも話しています。と、言う事はDempsよりもJonesのほうが上と言う事です。Jones-MikellのSコンビがスターターになるのでしょうが、Jonesは単年契約なのでMikell-Dempsで2010年戦う可能性が有ると言う事でしょう。

　Ellis HobbsとSheldon Brownは交代でファーストチームに入ったようです、普通に考えればAsante Samuel,Sheldon,Hobbs,Joselio Hansonの並び順になるCB陣ですがSheldonとHobbsを同等とするのはトレードでの放出を考えているのかと疑いたくなります。

　ディフェンスで抜けたのはBrian DawkinsとSean ConsidineにLito SheppardのDB3人だけです。そこにJones,Hobbsと穴を埋めていますから大きな変更は無いでしょう、その分ドラフトはオフェンス偏重になりました。Dawkinsの穴は大きいですが、ここだけ埋めれば2008シーズン同様の素晴らしいディフェンスになるはずです。