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開幕戦勝利

2016-09-12 19:31:00 | イーグルス
 Doug Pederson率いる新生Eaglesは開幕戦を29-10で危なげなく勝ちました。

 ルーキーCarson Wentzが落ち着いたプレイを見せてくれたのが最大の収穫です。OLが安定して守りきったのが良かったのでしょう、パスラッシュのプレッシャーを感じた場面ではルーキーらしいミスもしていますし、投げ捨てた後にヒットを受けるちょっとした判断の遅さも見られました。
 が、3WRセットをベースにスロットに入ったJordan Matthrewsに7回114ヤード、Zach Ertzに6回58ヤードと信頼できる2人を使い、デコイでしか使えないと思っていたNelson AgholorにはフェードからCBと1対1で絶妙の場所に落としての35ヤードTD、ターゲットとマーカーの位置把握が優れている所を印象付けています。
 難点を言えば、ちょっとターゲット見過ぎですかね、DLに叩かれる事が多かったのも含めて次から狙われるでしょう。
 だとしても、1巡2位指名の大器が最高のデビューを飾ってくれました。素直にDonovan McNabb時代のような繁栄の時代が来る可能性を喜びましょう。


 ディフェンスもJim Schwartzの腕前を見せて貰いました。改良ワイドナインとでも言いますか、DE片方だけ開く形をメインにサードダウンでは目一杯開いてパスラッシュ重視させたり変化を付けています。特に、DL4人が大きく開く場面ではLBやSを穴の空いた中央でスクリメージにセットさせて、ブリッツ・ブロック・バックペダルでのパスカバーと変化を付ける事で安易に真ん中を割らせない工夫を見せました。
 やはりCBの弱さは感じます。Nolan Carrolは何度か打ちのめされましたし、1対1のマッチアップで戦う戦術ではないのですがマンカバーでは後手を踏む事になるでしょう。

 気になるのがMychal Kendricksがスタッツ無し、Stephen TullochがインアクティブだったLB陣。ニッケルパッケージメインと言う訳でもないように見えましたが、ちょっと違和感を感じます。


 再建の年、5勝11敗くらいを予想していたのですけれど、Wentzが対策を練られた2-3週後にそれを乗り越える事が出来たならばもっと上が狙えるかも?希望が見えた開幕戦になりました。


 試合後の記者会見のWentzが田舎から出てきた良い奴っぽさ全開でほのぼのする