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明日Reid解任

2012-12-31 18:42:00 | イーグルス
 2012シーズンの最終戦になる@NYG戦は7-42と大敗。4勝12敗でシーズンを終えました。Andy Reidは明日にでも解雇される見込みですし、14年のReid時代は終わり次の時代に移る事になります。

 試合はディフェンスがまったく歯が立たず、ランプレイでは抑えたかと思うと10ヤード越えのビックゲインを貰うの繰り返し。ダブルチームやタイミングを合わせたチームとしてユニットとしての成熟を感じるプレイに個々で戦うEaglesの選手が各個撃破されていくのを何度も見せられました。選手の能力ではなく、コーチの指導た戦術的な違いを感じました。
 怪我に泣いたオフェンスと違い、ディフェンスはコーディネイターの入れ替えやポジションコーチの交代など戦術面での混乱が大きく影響しました。最終戦なのに成熟感がまったく無いのも戦術的混乱の影響でしょう。Howard Muddが欲しくてJuan CastilloをDCに回した2年前の判断が失敗だったのは明白ですし、Reidはその責任を負うことになりました。

 オフェンスではOLの弱さ、とにかくランで押せない、ブリッツ入ればすぐ漏らす。いくらLeSean McCoyでも走れっこ無いような酷い状態ですし、来シーズンに向けて最大の補強ポイントがOLなのは明白です。Jason PetersにTodd HerremansとJason Kelceのスターター3人が怪我から復帰出来たとしても世代交代が必要ですし、機動力重視のMuddは引退を表明しています。次のOLコーチの方針に合った選手を補充する事になるでしょう。
 そして、名誉挽回のチャンスを貰ったMichael Vickですが、酷い出来でした。次のコーチが誰であれ、若手・中堅から次のエースQBを探す事になるでしょう。オプション系のオフェンスを使うとしてもVickを使うべきでは無い事を再確認しました。

 いきなりのオンサイドキック成功、去年もパスが短かったもののワイドオープンを作ったパントフェイクなどBobby Aprilの面白さは評価しますし、ルーキーだったAlex Heneryを育てた事も素晴らしいのですが、リターナーはまったく育たず、カバーチームは何度も何度もビックゲインを食らいました。差し引きを考えれば大きくマイナスでしょうね・・・


 Andy Reid。1999年にHCに就任し14シーズンチームを率いました。レギュラーシーズン130勝92敗、プレイオフでは10勝9敗。素晴らしい成績を残しましたが相次ぐ部下の引抜から指導力を失い、最後はアシスタント人事の失敗が致命傷になる結果となりました。スーパーボウルで勝てなかった以外は本当に素晴らしい14年間でした。お疲れ様。