オフホワイト日記

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「アンチヒーロー」

2024-06-17 21:07:35 | テレビ・ドラマ
証拠を捏造したり、間違った証言を誘発したりと、さまざまな手を使って殺人犯を無罪に導いた弁護士の明墨。
そんなダーティな弁護士を描いた一話完結型のドラマなのかと思ったら、すべては12年前の冤罪事件につながっていた。
多くの人を巻き込みながら、ありとあらゆる手を使って、検事正・伊達原の悪事、闇を暴き出そうと動く明墨。
やや中だるみ感もあったけど、明墨対伊達原の全面対決になってからのラスト2話は思いっきり引き込まれた。
自らが逮捕されるという最後の手を使って伊達原を追い込んだ明墨の執念はすごかったな。
ラス前回の最後で白木さんが裏切って伊達原側について「えっ」と思ったけど、最終回の放送までにあれは明墨の作戦に違いないと思ったら、やっぱりそうだった。
明墨が裏切るような人物と一緒に働くはずないもんね。
あと、序盤からずっと緑川検事がいつ伊達原を裏切るんだろうと思って見ていたけど、まさか最初から明墨と組んでいたとは。そこまでは読めなかった。
ラスト35分、CMなしのノンストップで見せたのも良かった。
最後に赤峰くんが明墨に「僕があなたを無罪にしてさしあげます」って言ったのには「おぉ!」ってなった。
赤峰くんが完全に明墨化した!

最終回の冒頭にシーンで明墨が伊達原に対して「ご都合主義の歪んだ正義感ほどこの世を腐らせるものはない」って言ってたけど、まさに!
正義なんて究極に自己中心的な考え方で、僕は大っ嫌い。
その他にも、特に最終回は「まさに」って思うセリフが多かった。

冤罪は無罪の人に取り返しのつかない事をしてしまうという点ももちろんあるけど、それと同じように真犯人を野放しにしていることが大問題だと常々思っている。
検察や警察が証拠の捏造や隠滅をして冤罪を生み出したパターンの時は特に。
今までのドラマではほとんど冤罪についてしか触れていなかったけど、このドラマでは何度となく「真犯人を野放しに」っていうセリフが出てきたので僕的にはすっきり感があった。

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