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オフホワイト日記

特にテーマもない雑多なブログです
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『Another2001』

2025-02-24 20:45:14 | 本・雑誌
角川文庫版を読んだ。

文庫化されてすぐに買ったのに、それから読み終えるまでに1年半以上経っちゃった。
前作『AnotherエピソードS』を読み返して復習(予習?)していたこともあるけど、遅すぎだねぇ。
本作を読むなら、『Another』と『AnotherエピソードS』を絶対に先に読んでおいた方がいい。

夜見北中3年3組に起こる“災厄”。
ある年とない年があるけど、2001年はある年だった。
そのクラスにはエピソードSのメインキャラクター比良塚想が。
どれほどの災厄に見舞われるのか。
そして、その災厄を止めることはできるのか。
結果は…
いやぁ、すごい展開だったねぇ。
存分に災厄の怖さを味わったし、楽しんだ。
比良塚想と見崎鳴、ふたりの物語としても、大いに楽しめる。
このふたりの関係を楽しむためにも、やっぱりエピソードSは先に読んでほしい。

<ここから先は内容に触れているので、未読の方はご注意ください>

『Another』では、紛れ込んだ死者が誰かわかった時に、あっと言わされたし、気持ちのいいやられた感を味わった。
でも、今作では最初から紛れ込んだ死者が誰か示されている(『Another』を読んだ人にはわかる)。
それで、どういう展開になるのか。

災厄を止める方法は過去の経験者に残る記憶から、生徒のひとりを“いないもの”として、死者とのバランスを取ること。
そして、紛れ込んだ死者がわかったら、その死者を死の世界に還すこと。
念を入れて“いないもの”をふたりにし、災厄は止められたかに思えたけど、話はまだ半ば。
どうなるのかと思ったら、災厄が復活してしまった。
その理由は、どうやら紛れ込んだ死者がもうひとりいたかららしいと、読んでいても気づく。
はたして、ふたりめの死者は誰なのか。
葉住結香だというミスリードに、まんまとはまった気が(笑)
真のふたりめの死者の正体がわかった時は、そういうことかと。
言われてみれば、それらしき伏線はいくつもあった。
その伏線は読者がふたりめの死者を含む真相に近づくためというより、すべてが明らかになった時の納得感につながるものって感じかな。
そして、かなり衝撃的な結末。
いやぁ、やっぱり綾辻作品はすごい。

しかし、辻村深月の解説は深いなぁ。
そこまで考えて、感じて読んでないよぉ。
解説を読んでから再読するのも良さそうだね。

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「鉄道ジャーナル」休刊へ

2025-01-24 20:49:02 | 本・雑誌
鉄道雑誌「鉄道ジャーナル」が休刊になると新聞記事で知った。
4月発売の6月号が最後となるようで。
雑誌の休刊ってのは廃刊ってことだよねぇ。
残念だねぇ。
最後に買ったのは30年以上前になるんだけど。
最近は、たまぁ~に(年に数回)書店で手に取って軽く中身を見るくらいだったし。
そんな人が多いんだろうなぁ。
そういった意味では、僕も休刊への流れを作ったひとりだよねぇ。
でも、やっぱりさみしいわ。
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「日本の名馬・名勝負」

2024-09-16 20:48:33 | 本・雑誌
お馴染み、デアゴスティーニのDVD付きマガジン。
新たに創刊された競馬シリーズ。
全100号を予定してるそうで。
公式サイトで名馬ラインナップを確認したら、僕が大好きだったニッポーテイオーとバンブーメモリーの名前もあった。
1899円とやや高めな価格ではあるけど、発売されたら購入を検討する価値はありそうだ。
通販で買うならいいけど、近所の本屋さんで買おうと思ったら、いつ発売されるのか、隔週でチェックしないといけないね。
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『いつかの岸辺に跳ねていく』 加納朋子

2024-08-14 21:03:40 | 本・雑誌
幻冬舎文庫版を読んだ。

「フラット」と「レリーフ」の2章構成。
ほのぼのとして、人の温かみを存分に感じる、護と徹子の幼馴染エピソード話が続く「フラット」。
徹子の謎の行動は気になるけど、全体を通してほっこりする展開が続く。
加納朋子らしい作品だなぁと思う。
でも、そんな単純な話で終わらないのも加納朋子作品らしさかな。
加納朋子作品はほとんど読んでいるけど、これがいちばん好きかも。

<以下、内容に触れているので、未読の方は特に注意を>


護の側から書かれた「フラット」。
幼少期から社会人になるまでの話が、幼馴染の徹子との関係を中心に描かれる。
幼なじみであり、親友でもある徹子に対する護の愛の深さを感じる話ばかり。
それが恋だと気づかない護が、なんかいい。
なんだかんだで二人は付き合うんだろうと思っていたら、徹子が結婚するらしいという護の母親の言葉が。
意外な展開、そして中途半端な感じで終わった「フラット」。
「レリーフ」では、同じエピソードを中心に徹子側から描かれる。
「フラット」のほのぼの感から一転、あまりにも辛い「レリーフ」。
徹子の謎行動の本当の意味が明らかに!
未来が、特にその人の悪い未来が見えてしまう徹子の苦悩。
苦悩なんてひとことでは表わせない、がんばりであり、あがきであり、もがきであり。
しかも、それはすべて人のためで、自分のためなんてことはひとつもない。
助けられなかった親友の子供を救うために、憎き相手との結婚まで!
たまたま、徹子とカタリの結婚披露宴の前まで読んで、続きをしばらく読めてなかった。
結果的にそれが大当たり。
披露宴から話が一気に展開。
人に助けを求められない徹子を愛する人たちが大集合して徹子を救った!
披露宴会場での展開は、涙なくしては読めなかった。
それでいて、ときおり笑っちゃうようなことも。
「あぁ、加納朋子、やっぱりすげぇなぁ」って。
「レリーフ」はずっとつらい話が続いただけに、その反動も手伝って、たまらんって感じになった。
さらに時間は進み、結婚した護と徹子にも別れの時が。
死が迫った護が最後に言った言葉に、「レリーフ」最初のエピソードを思い出させれて鳥肌が立ったわ。
ふたりが結婚して後の話は、おまけ的なものだと、ある意味油断して読んでいたら、最後の最後にとんでもない仕掛けを。
改めて「あぁ、加納朋子、やっぱりすげぇなぁ」と。

これは、読んで本当に良かった。

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『CM NOW』休刊

2023-03-11 20:59:39 | 本・雑誌
雑誌『CM NOW』が2月9日発売のVol.221で休刊になったそうで。
まったく知らなかったわぁ。
公式ツイッター、フォローしてるのに。
休刊ってことは、実質廃刊だよねぇ。

中学生くらいからかなぁ、テレビCMが好きで、いつからかVHSのビデオレコーダー2台をつなげてダビング保存もしてたくらい。
『CM NOW』もまだ季刊だったころから毎号買っていた。

サイズが大型化された2015年ころから買わなくなっちゃったけどね。
毎年恒例のCM大賞の投票も楽しみだった。
多くの読者と感覚が違うらしく、僕の投票するCMや人物が上位になることはあまりなかったけど(笑)
読者のページにコメントが採用されたのも一度や二度じゃない。
買って、最初に見るのが(確認するのが)読者のページだったりして。
プレゼントも何度も当たっている。
サイン色紙だったり、CMで使ったグッズだったり、メッセージカードだったり。
その中から一つ。

戸田恵梨香のサイン色紙。

もう何年も買ってなかったとはいえ、かつて毎号買っていた雑誌の休刊はさみしい。
代わりにというか、「CMNOW  WEB」をブックマークした。
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