大相撲七月場所初日

上位陣に休場なく初日を迎えた。

先場所は三役陣に途中休場が相次いだので、今場所は全員が１５日間取り切ってほしいね。

横綱・照ノ富士は、平戸海に立ち合いで前まわしを取られるなどやや厳しい展開にはなったけど、落ち着いて、我慢して、最後は上手を取って寄り切った。動きは悪くなさそう。問題は最後までもつかだね。

３人の大関陣。

貴景勝は頭で当たる立ち合いは見せたけど、まったく圧力を与えられていない感じで、明生に押し出された。

豊昇龍は熱海富士を攻めきれず、寄り切られた。投げや内掛けなど、相変わらず攻めが強引。

琴桜は大栄翔の突き押しに対応しきれず押し出された。

先場所に続いて、初日大関陣全滅…

大関から関脇に下がった霧島は、高安との攻防のある相撲で勝ち、大関復帰に向けていいスタートを切った。

先場所優勝の新関脇・大の里はいいところなく御嶽海に押し出されて黒星スタート。

久しぶりに幕内に戻ってきた若隆景は、立ち合いから右のおっつけで攻めたものの、上手くいなされて宝富士に敗れた。

地元出身力士。

東幕下十枚目と関取が見える所まで番付を上げてきた峰刃は明日が初日。

東三段目三十九枚目と自己最高位の雷道は明日が初日。

西序二段五枚目まで番付を戻した翔大夢は初日黒星。

ＮＨＫのテレビ中継では、録画による出演のみではあったけど、北の富士さんの動いている姿が久しぶりに見られた。

元気そうな様子で安心した。

「顔に泥を塗る」

自分に自信がなく、自らを卑下するようなことばかり口にする柚原美紅はメイクが苦手。

そんな美紅が出会ったのはメイクが好きで得意な男子・高倉イヴ。

美紅が結婚を考えてる彼氏・結城悠久はナチュラルメイクの清楚な女性が好きなモラハラ気質。

彼氏が求める清楚系ナチュラルメイクと、自分がきれいと思えたイヴに教わったメイクの間で揺れる美紅。

奇妙な三角関係のはじまりはじまり。

周りの人の言いなりになったり、合わせたりで、自分というものがまったくない上に、異常レベルに自己肯定感が低い美紅。

こういう人って、見ていて疲れる。

さらには、彼氏が嫌がるメイクを仕事場の人に言われたからって家でしちゃうし、同棲してるくらいなんだから独占欲や嫉妬心が強いことくらいわかっているだろうに、男友達のことを平気で話しちゃう頭の悪さも。

メイクなんて、プライベートと仕事場で変えればいいだけの話じゃん。

美紅のキャラは疲れるだけじゃなくて、イラつく。

一方の悠久も完全に美紅のことを自分の所有物のように扱ってるし。

相手に向かって「美紅のため」とか言っちゃう人って、間違えなく相手のことなんて考えてない。

悠久のキャラも無理。

このカップルは見ていてストレスにしかならない。

イヴくんのキャラはいいんだけどねぇ。

美紅がイヴくんと出会ったことで自分というものを待てるように変わっていくドラマなんだろうけど、それを全力で悠久は阻止しようとするだろうし、変わるまで見続けるのは僕には無理だわ。

「マル秘の密子さん」

九条開発の社長が死に、遺言状により遺産の分配が明らかに。

不動産や現金は家族に、でも会社の株式はすべて介護を受け持っていた今井夏に。

これは揉めるわな。

妻も息子も娘もまったく社長の死を悼んじゃいないし。

自分の利益しか考えてない。

特に次期社長の座を狙っている息子と娘は。

今井夏は遺族に言われるままに株を譲渡しようとしていたけど、そこに待ったをかけたのが突然現れたトータルコーディネーターの本宮密子。

今度は密子に導かれて、株の譲渡を断っただけでなく、次期社長に名乗りを上げた。

なかなか、すごい展開。

すべては密子の計算通り？

怪しすぎる密子の存在がおもしろい。

犯罪すれすれの手を使って事を進めている様子の密子。

かなり、おもしろかったし、ワクワクしたし、続きが気になった。

「ＧＯ ＨＯＭＥ 警視庁身元不明人相談室」

身元不明の遺体を家族などに帰すべく、調査などをする警察組織の物語。

扱っている内容を考えると、重いというか、暗いというか、そういう方に行きがちに思えるけど、捜査官の三田＆月本コンビが、とにかく明るい。

三田は過去に自殺しようとした過去があるようだし、月本は大切な人が行方不明のままのようだし、最近多い過去に傷を抱えてる人たちで、それを引きずることもあるんだけど、基本的に明るい。

暴走気味に捜査しちゃうのも警察モノではありがちだけど、そこもおもしろい。

ブラック企業ならぬ、ブラック部下なふたり。

そんなふたりに振り回されている室長以下、相談室のメンバーとの関係もいい。

扱っているものはシリアスなのに、コメディ寄りで、思っていた以上におもしろかった。