「伝説の頭 翔」

バイクで事故って入院したヤンキー集団グランドクロスの頭・翔。

事故の原因を作ったいじめられっ子でヲタクの達人と顔がそっくりなことに気付き、俺の代わりをやってくれと。

人の入れ替わり、しかもまったく別の生き方をしてきた人が入れ替わるとか無理がありすぎだけど、隣に入れ替わりを知っている大門がいるので、一応何とかなってる。

入れ替わりモノって、当事者がそれを隠すから他の人は知らないってパターンが多けど、大門とスナックのママふたりがその事実を知っているというのは、おもしろい設定だと思う。

事故の原因を作った(達人が飛び出した)とはいっても、達人と子供がいた場所は横断歩道上だったけどね。

翔と達人、ふたりが並んだ時に大門が「そっくりっすか、まんまっすよ」って言ってたけど、僕は「そこまで似てるか？」と思った。

同一人物による一人二役だってことはわかっていたけど。

入れ替わりモノってあまり好きじゃない。

ヤンキーモノ(バイオレンスモノ)ってあまり好きじゃない。

でも、けっこうおもしろかった。

最近の定番とも言える心の声(達人の)が、かなり笑える。

ただ、毎週見るかといったら、微妙なところだけど。

「しょせん他人事ですから」

この枠って、初回2時間スペシャルが定番なっていたけど、今回の拡大は１５分。

連ドラの２時間スペシャルって嫌いだけど、１５分ならギリＯＫ。

事務所に「他人事」という書を飾り、「しょせん他人事ですから」が口癖(座右の銘？)の弁護士の保田理。

無料相談会にやってきた相談者にもまったく寄り添わない。

事務所にやってきて間もないパラリーガルの加賀見灯は、そんな保田の態度に依頼人がゼロになる危機感を抱いている。

変わり者の弁護士モノって、今までにもいろいろあったけど、今までにないタイプの弁護士って感じだね。

加賀見はもちろん、それなりに付き合いの長いらしい近所の喫茶店の店主でさえ、どういう人物なのか理解できていない様子。

ブログが炎上して依頼に訪れた主婦ブロガーに対しても、ドライな対応。

でも、そこには事実や予想される展開を嘘偽りなく話す誠実さも見て取れる。

さりげなくメンタル面のフォローもしてるし。

結果、見事に和解に持ち込んだ。

これで終わりと思いきや、賠償金の支払いが滞るという展開に。

保田は「お仕置きをします」と次の一手に。

と、ここで初回は終了。

さて、保田はどんな手を使ってお仕置きを加えるのか。

元々、弁護士モノって好きなんだけど、一風変わった感じでおもしろかった。

途中で、アニメ的な絵が出てくる演出も好き。