【動画】日本初飛来のホンダジェットが羽田空港で公開=安冨良弘撮影

 ホンダが米国でつくった小型ジェット機「ホンダジェット」が日本に初飛来し、23日午後、東京の羽田空港に到着した。機体やエンジンを一から開発し、29年かけて量産にこぎ着けた。数カ月以内に1号機が顧客に引き渡されるみこみ。日本の自動車メーカーが航空機を量産するのは初めてだ。

 ホンダは1986年、創業者・故本田宗一郎氏の悲願だった航空機事業の研究に着手。翼の上にエンジンを置く独自の設計で客席を広くすると共に、軽量化で燃費を抑えた。2003年に試作機が、昨年6月に量産1号機がそれぞれ初飛行に成功した。

 ホンダジェットは全長13メートルで、最大7人乗り。価格は450万ドル(約5億4千万円)。25日に仙台空港、26日に神戸空港、29日に熊本空港、5月2、3日に岡南飛行場(岡山市)、4日に成田空港でそれぞれデモ飛行や地上展示をする。