![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/fa/b802c5fefc9e511207491900b066f18e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/91/bc4b5110375aca8145334315b8d32ace.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/c1/dc6012f06717b2829bebff39e8f808a4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7c/f156b5f030cecce9173cb9c4bff464e5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ed/f7019327ff3c6b6d0953c6f92d9a5a0f.jpg)
2015年3月31日05時00分
かつては若者が起こすことが多かった車の事故ですが、最近は高齢ドライバーの事故が目立ちます。どのようなケースが多いのか、運転の注意点とともに紹介します。
■65歳超の事故増
ブレーキを踏んだつもりなのに、車は急加速。あっという間に数メートル先にある金属製の車止めに衝突した。
3年前、東京都八王子市の男性(80)は、よく使う時間貸しの駐車場で事故を起こした。「自分では分からなかったけれど、間違えてアクセルを踏んでしまった」と話す。
高齢化の進展にともない、高齢ドライバーの事故が増えている。
警察庁の統計によると、自動車とオートバイの事故の総件数は減り続けており、2004年に約90万1千件だったのが、13年は約59万7千件だった。ところが、事故を起こした人(第1当事者)が65歳以上だったケースは、07年に9万件台から10万件台へと増加し、以降も横ばいが続く。事故総数に占める割合は04年の10・5%から13年は17・5%へと上昇した。今や高齢者の事故防止が交通安全の大きな課題になっている。
高齢者にはどんな事故が目立つのか。公益財団法人の交通事故総合分析センター(東京都)主任研究員の竹本崇さんは、1993年、03年、13年に全国で起きた75歳以上のドライバーによる事故を詳しく分析した。その結果、次の三つのタイプが目立つことが分かったという。
(1)駐車場などでブレーキとアクセルを踏み違える
75歳以上のドライバーが13年に乗用車で起こした死亡・重傷事故のうち、操作の誤りで起きたケースの47%は踏み違いだった。オートマチック車が多い。ほかの年齢層でも起こるが、重大事故になる割合は高齢者の方が高かった。
(2)市街地ではない場所の道路で電柱などと衝突する
脇見や居眠りなどが原因。速度が出やすく、ドライバーが重傷を負う傾向にあった。
(3)軽貨物車でカーブを走行中にハンドル操作をミスして車線をはみ出す
ハンドルをきらないまま車線を外れる例もある。シートベルト未着用が目立った。
■講習会で再点検
NPO法人高齢者安全運転支援研究会(東京都)の並木靖幸さんは、高齢ドライバーの事故を防ぐポイントを三つ挙げる=図。
まずは正しい運転姿勢。ふんぞり返るような姿勢やハンドルにしがみつくような姿勢は、いざという時に正しい操作がしづらい。
2番目は、駐車場でのアクセルとブレーキの誤操作を防ぐ運転術。オートマチック車はアクセルを踏まなくても低速で動くので、駐車場では右足をブレーキペダル、左足をフットレストに置き、アクセルには触れないようにする。ギアの入れ間違えもよく起こる。入れかえる時は、いったんパーキングのギアに入れ、どのギアにするのか慎重に確認してから操作するといい。
最後に、適切な速度と車間距離を保つ。若い時に比べて動体視力が衰えており、反応も遅れる。スピードを出し過ぎると周りの人や車を捉えきれない。車間距離を保てば反応が遅れても追突を防げる。
並木さんは「高齢者は長年の経験から自己流の運転をしがち。自分の年齢に合わせた運転を意識して、安全に利用してほしい」と話す。
日本自動車連盟(JAF)や教習所が開く高齢者向けの運転講習は運転の再点検に役立つ。運転シミュレーターなどで、加齢にともない自分に起きている「変化」を確かめることができる。
運転することに限界を感じたら、免許証を自分から返納できる。運転免許試験場や警察署で手続きをすると、身分証の代わりにもなる「運転経歴証明書」が受け取れる。警察庁によると、自主返納をした65歳以上のドライバーは13年に約13万1600人いたという。
■後半に5連休、渋滞も増加傾向に
今年のGWは、なんと言っても後半の5月2~6日に5連休が取れるのが大きな特徴。昨年の後半は4連休にとどまっていたので、今年は遠出するにはより有利な日並びになった。こうした状況を踏まえて、高速道路各社の渋滞予測によると「30キロ以上の渋滞予測は全国で39回となり、昨年の予測よりも7回、昨年の実績よりも6回多くなる見通し」だという。10キロ以上の渋滞予測も330回となり、昨年の予測は下回るものの、昨年の実績を46回上回るだろうと予測している。
今年は暦の上で日並びに恵まれたことに加え、円安やガソリン価格の下落などの影響から、全体として人出は昨年よりも増えるとみられており、長距離の高速渋滞も増えそうな雲行きだ。
■下り2・3日、上り3~5日がピーク、最終日の“裏技”も
今年予測 | 昨年予測 | 昨年実績 | |
30キロ以上の渋滞回数 | 39 | 32 | 33 |
10キロ以上の渋滞回数 | 330 | 355 | 284 |
10キロ以上の全国の渋滞予測の発生回数をまとめたグラフを見ると、休日がばらけている前半には目立った渋滞は見られず、やはり5連休となる後半に渋滞が集中しているのが分かる。下りでは連休の後半が始まる5月2日(土)の早朝から渋滞が一気に増え、2日と3日(日)にピークを迎えると予想。2・3日だけの合計で87回となり、下り全体の渋滞予測の約6割が集中する見通しだ。
一方、上りでは5月3日から5日(火)にピークに達すると予測。3・4・5日の合計で130回となり、上り全体の渋滞予測の7割が集中する見通し。こうした統計から、GWの後半、特に下りでは2・3日、上りでは3~5日に移動する場合、大渋滞に巻き込まれる可能性がかなり高いことが分かる。
ちなみにGWの最終日は「翌日から始まる仕事に備えて移動を避けるので、通常、渋滞予測は大幅に低下する傾向がある」(中日本高速道路)という。渋滞を避けたいならばこれを逆手に取り、“裏技”としてあえて最終日の6日(水)に移動するのも一つの方法かもしれない。
■「下り6~10時」「上り16~19時」は避けろ
具体的な渋滞予測の説明に移ろう。
表は全国の35キロ以上の渋滞予測をまとめたものである。下りで9回、上りで9回発生する見通しになっている。地域別に見ると、「東日本」が下り4回、上り4回の計8回、「中日本」が下り5回、上り3回の計8回で両地域に渋滞が集中している。渋滞の発生時期は下りで2・3日、上りで4・5日が目立って多いようだ。
渋滞のピーク時刻を見ると、下りの場合は「6時から10時まで」、上りの場合は「16時から19時まで」が圧倒的に多い。できるだけ時間ロスを短縮したければ、こうした時間帯をうまく避けて移動するのが得策だろう。
地域別に詳しく傾向と対策を探ってみよう。
●【東日本】――「3日下り・花園IC」で渋滞50キロ
35キロ以上の渋滞予測は、下りでは関越「花園IC」(5月2・3日)、東北「岩舟JCT」(3日)、常磐「土浦北IC」(3日)の計4回。一方、上りでは東北「上河内SA」(4・5日)、関越「高坂SA」(4・5日)の計4回。いずれも渋滞の“名所”が名を連ねる。
とくに目を引くのは3日下りの関越「花園IC」の渋滞50キロで全国最長。「花園IC」は昨年の渋滞予測も50キロで全国最長だった。同日にこの区間を移動する場合はピーク時刻を避けるなど自分なりの対策を講じた方がよさそうだ。
このほか30キロ渋滞として、東北「安達太良SA」(2日下り)、東北「矢板北PA」(2日下り)、関越「高坂SA」(3日上り)、東北「加須IC」(4日下り)、東北「福島トンネル」(5日上り)の計5回が予測されている。
●【中日本】――「2日下り・藤野PA」「3日下り・相模湖IC」で渋滞45キロ
35キロ以上の渋滞予測は、下りでは東名「伊勢原BS」(2・3・4日)、中央「藤野PA」(2日)、中央「相模湖IC」(3日)の計5回。一方、上りでは東名「豊川IC」(2日)、東名「大和トンネル」(4・5日)の計3回。ここでも渋滞の“名所”が名を連ねる。
「中日本」で最も目立つ渋滞はともに下りの中央「藤野PA」(2日)、中央「相模湖IC」(3日)の45キロ。この日にこの区間を移動する場合は注意が必要だ。
このほか30キロ渋滞として、東名「大和トンネル」(4月26日上り)、東名「音羽蒲郡IC」(2・3・5日下り)、東名「豊川IC」(3日上り)、中央「相模湖IC」(4日下り)、中央「小仏トンネル」(4・5日上り)、中央「土岐IC」(5日下り)の計9回が予測されている。
●【西日本など】「5日上り・舞子トンネル」で渋滞50キロ
35キロ以上の渋滞予測は、上りで名神「瀬田東JCT」(2日)、神戸淡路鳴門「舞子トンネル出口」(5日)の計2回。このほか30キロ渋滞として、中国「宝塚東トンネル」(2・3日下り)、名神「大津IC」(3日上り)、西瀬戸「向東BS」(4・5日上り)、神戸淡路鳴門「舞子トンネル出口」(4日上り)、中国「宝塚西トンネル」(5日上り)の計7回が予測されている。
「東日本」や「中日本」ほど渋滞回数は多くないが、選択できるルートも多いので、時間帯やルートをうまく変えながら渋滞を回避したい。
■出発ずらせば移動時間を半減に
日程計画を立てる際に最も大切なのは、他人とはできるだけ違う時間帯、ルートで移動すること。渋滞が集中する日取りや時間帯を巧みに避けるだけで時間ロスが効果的に短縮できる。ピーク時刻が午前中なら移動時間を午後に変えるとか、ピーク時刻を食事時間に充てるようにするなど、他人とは異なる行動を取るのが賢い方法だ。
たとえば昨年の5月4日に東北自動車道で「那須IC」から「川口JCT」まで移動した場合。ピーク時刻の18時に出発すると3時間19分もかかるところ、出発時間を4、5時間前倒ししたら移動時間はほぼ半分で済んだという試算もある。
各高速道路のホームページには細かい渋滞予測も掲載されているし、交通事故などの情報も随時入手できるので、こまめにチェックしながら状況に応じた移動計画を立てた方が良いだろう。
また運転の際には、(1)車間距離を必要以上に詰めすぎない(車間を40メートル以下には詰めない)、(2)先を急いで追い越し車線に自動車を集中させない(渋滞発生の原因になる)、(3)上り坂などでは必要以上に速度を下げない(特に下り坂から上り坂に変化する「ザグ部」には要注意)――などのマナーを徹底することも渋滞を発生させない運転術だ。
■首都圏は「環状道路」効果に注目
今年のGWで交通関係者が特に注目しているのが、首都圏の「3環状9放射ネットワーク構想」の効果。
「都心環状線」を囲む形で建設が進む3つの環状道路のうち、最も内側の「中央環状線」が今年3月7日に全線開通したほか、最も外側の「首都圏中央連絡自動車道」(圏央道)でも3月8日に神奈川県の寒川北IC―海老名JCT、同29日には茨城県と埼玉県を結ぶ境古河IC―久喜白岡JCTも開通するなど利便性が大幅に増した。
「東名、中央、関越、東北、常磐が圏央道で徐々につながりつつあり、首都高速中央環状線も全線開通した。こうした効果から首都圏の渋滞がどの程度解消するのか注目したい。人々が一斉に移動するGWは交通ネットワークがどう機能するのかを検証できる好機になる」。「渋滞学」を研究する東京大学・先端科学技術研究センターの西成活裕教授はこう話している。
同課によると、数百万規模の個人情報がサイバー犯罪の犯行グループ側から発見されることは異例。サーバーは中国国内の犯行グループが使用していたとみられ、大手ショッピングサイトなどに、自動的に不正ログインを試みるプログラムもあったという。多くの人がIDとパスワードを使い回している隙を狙い、日本のサイトに不正アクセスを繰り返している実態が浮かんだ。
個人情報が見つかったのは、不正アクセス禁止法違反などの罪で経営者らが起訴された「SUNテクノ」(東京・豊島)のサーバーで、昨年11月に押収。日本、米国、韓国、台湾の延べ約785万件、重複を除くと約506万件のIDやパスワードが保存されていたという。どこから流出したかは分かっていない。
流出したIDやパスワードで、大手ショッピングサイトや無料通信アプリなど3社のサイトに不正ログインを試みる専用プログラム「ハッキングツール」も残されていた。このプログラムで昨年9~11月に不正ログインを試行した痕跡があり、ログインに成功した約5万9千件のIDとパスワードのリストもあったという。
プログラムには中国語で書かれた部分もあった。同課は中国にいる犯行グループが、中継サーバーを経由して日本のネットワークに接続し、盗んだIDやパスワードでサイバー犯罪を繰り返していた可能性が高いとみている。
同課は3月以降、流出したID・パスワードについて3社に情報提供し、被害防止に向けた対策を取るよう要請した。
これまでの同課の解析で、SUNテクノのサーバーには日本や韓国の銀行の偽サイトが保存されていたほか、官公庁を標的にしたサイバー攻撃にも使われていたことが分かっている。