天皇陛下の“即位パレード” 10月6日にリハーサル(19/09/30)
活気づく競歩ニッポン!女子20キロは岡田、藤井が6、7位で史上初W入賞
女子20キロ競歩が行われ、3大会連続出場の岡田久美子(27)=ビックカメラ=が1時間34分36秒で6位、初出場の藤井菜々子(20)=エディオン=が1時間34分50秒で7位に入り、日本女子史上初のダブル入賞を果たした。入賞は09年ベルリン大会の渕瀬真寿美(6位)以来10年ぶり。
男子50キロの鈴木雄介(富士通)による日本競歩界初の金メダルから一夜。女子も意地をみせた。気温32・3度、湿度75・2パーセントと変わらず過酷な状況下で、岡田、藤井は自らのペースをしっかり守り、先頭集団から少し離れた第2集団からレースを進めた。中盤からは2人で引っ張り合いながら、上位とは離されたものの粘り込んでダブル入賞を達成。先着した岡田は「雄介さんの金メダルは感動したし、刺激を受けた。入賞はうれしい」と、汗をしたたらせながらも笑顔。藤井も「2人で入賞できてよかった」と、ホッとした表情を浮かべた。
1年後の東京五輪に向けても、大きなステップを踏めた。岡田は「目標は表彰台。そのためにはもう2段階パワーアップしないと。力をつけて頑張りたい」と、力を込めた。
日本、Vオッズ8強入り!アイルランド撃破で126倍から67倍に急浮上/ラグビーW杯
ラグビーW杯日本大会で、日本が優勝候補のアイルランドを下し金星を挙げてから一夜明けた29日、アイルランドやラグビーの母国、英国のメディアやファンから日本代表のプレーを絶賛する声があふれた。さらには英国の大手ブックメーカー(公認賭け屋)でも、優勝国予想など各種オッズ(配当率)で日本人気は大躍進し、台風の目となっている。
日本の大金星の衝撃が広がっている。開幕時は世界ランク1位だったアイルランド代表の地元紙「アイリッシュ・タイムズ」は、英語で同じ発音の太陽(サン)と息子(サン)を掛けた「朝日(ライジング・サン)のような日本の息子たちが、アイルランドを暗雲の中へ追いやった」との見出しで、試合結果を報じた。
ラグビーの母国で、アイルランド代表への関心が高い英国でも、日本の粘り強いプレーを称賛する声が上がった。BBC放送は「スピード重視のラグビーを貫き、プレッシャーを与え続けて相手のミスを誘発した」と分析。高級紙ガーディアンは、日本の攻守の活躍に「赤と白のジャージーを着たオールブラックスに見えた」と、大会3連覇を狙うニュージーランド代表になぞらえた。
この驚きを如実に表しているのが、ブックメーカーのオッズだ。英国最大のブックメーカー「ウィリアムヒル」では、各種予想のオッズで日本が躍進した。
大会優勝国の予想では、日本は28日のアイルランド戦前時点で126倍、スコットランドと並ぶ9位だった。だが、29日午後10時現在で67倍となり、単独8位に浮上。「ラグビー強豪国」のカテゴリーである「ティア1」外からは唯一、上位8カ国にランクインした。さらに「A組の突破国予想」では、日本は2・1倍の2位。1番人気のアイルランド(1・73倍)に肉薄した。
一方、日本はA組首位突破なら準々決勝で南アフリカと、2位ならニュージーランドと対戦するとの見方が強いが、「日本の敗退ステージ予想」では、準々決勝の1・73倍で苦戦予想。ちなみにグループリーグが2・37倍、準決勝が11倍、準優勝が優勝と同じ67倍となっている。
とはいえ、アイルランド戦での勝利予想では、日本は直前まで1・07倍と“鉄板”だった強敵を下した。世界中が大躍進に注目している。