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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

小山卓治 北海道ツアー 2/4 室蘭 空想工房 OZのライオン

2012年02月05日 | 小山卓治
苫小牧から室蘭に向かう道中は
ずっと海に沿って車で走るのだけれど
天候がめまぐるしく変わり
晴れていたと思ったら急に曇りだし
雪が横なぐりに降って来たと思ったら
しばらくすると嘘のように晴れていたり・・・。

旭川育ちのkanonさんは雪なんか慣れっ子で
ガチガチに凍った道でもガンガン車で飛ばすのに
どこに行っても「寒い!」「寒い!」と
私より寒がりなのは面白いと思った。



さて今日のライヴは室蘭の空想工房 OZのライオン。
築80年の古民家でイタリアンのレストラン。
お店の入り口には長い長いつららが下がり
あたりが夕闇に染まっていくごとに
寒さが身にしみて
やっぱりこの寒さは半端じゃないと震えた。
お店は会場とともにどんどんお客さんが入り
しまいには椅子が足りなくなるほど。
店主自慢のイタリアンのコースは1,500円で食べきれない数々の料理で
注文しなかった私はあとで後悔した。



ライヴは室蘭で活動している二人のオープニングアクトの
それぞれ3曲から。

そして8時半には
浅井のぶ&小林かほりの演奏が始まった。
〈カラス〉がなかなかよかった。
久しぶりに聴いた〈ハレルヤ〉は好きな曲。
バイオリンの小林かほりとの息もぴったりで
明日の楽天舎ライヴもまた楽しみ。

鎌田ひろゆきは9時20分にスタート。

1. 2月のうた
2. その空の真下
3. キャラバン
4. 冬の空
5. 7つの星の下
6. 月

の6曲を歌ったけれど
東京のソロライブでゆったり聴くのに慣れてしまうと
もっと聴きたいのにもう終わり?と
もの足りなく感じてしまう。
まあ、明日も明後日も聴けるので楽しみにしよう。
それにしても彼は室蘭は3回目とのこと
地道にたくさんの小さな街を廻って歌を届け続ける
彼の生き方はすごいなと思う。
小山卓治にとっても
なくてはならない唄旅友という感じで
暴風雪を呼ぶコンビではあるけれど
これからもあちこちに旅して欲しい。

さて、小山卓治がスタートしたのは
すでに10時を回っていた。

セットリストは

1. 夕陽に泣きたい
2. いつか河を越えて
3. こわれた自転車
4. Gallery
5. クリスタルレインドロップ
6. 種の歌
7. 最終電車

E1. 傷だらけの天使(全員で)

〈Gallery〉は最高だった。
日々の暮らしの中で
隣り合わせのあちら側のことを考えることが多くなった。
そういう年になったからかもしれないが
だからこそこちら側にいられる今を
思いきり走りたい
思いきり笑いたい
と思うこのごろの私だ。

室蘭も昨日の苫小牧に続き初めての小山卓治
「初めての場所ではいつも何を歌うか悩む・・・」と言っていたが
満員のOZのお客さんとの〈種の歌〉の合唱を聴きながら
今の、今日の、この小山卓治が歌う〈種の歌〉が
北の地に降りたち
芽を出し
花を咲かせ
そして種になって飛び散ってくれたらいいなと
心から願った。

OZは素晴らしい店だった。
主催者の斉藤さんは可愛くて素敵な女性。
そして、50年呉服屋をやってきて
今はOZの店主でイタリアンのシェフのご主人
とても素敵な方でいろいろお話できた。
終演後の交流会での美味しい料理の数々と
初めて会った方達との楽しいおしゃべりに夜は更けて
外に出た頃には空には美しい月と北斗七星。
寒さにkanonさんの車は鍵穴が凍結して
開けるのにも地元の人たちが苦労してくれた。

遠くの街での新しい出会いや感動は
行かなければなかったもの
旅ができることに感謝しながら
ぐっすりと眠りについた。

さて今日は札幌。
午後3時スタートの長丁場になるらしい。









小山卓治 北海道ツアー 2/3 苫小牧ロックバー JAM

2012年02月03日 | 小山卓治
暴風雪コンビが揃って北海道ということで
天候が心配だったけれど
新千歳空港は少し雪が降っている程度
空港から苫小牧に南下する道沿いからは
西に沈む太陽が美しかった。



ロックバーJAMのオーナーまさゆきさんは
小山卓治の大ファンとのことで
彼のブログにも今日への期待の大きさを書いていた。



夜7時過ぎ。
外は冷え込み道路は凍ってツルツル。
人でにぎわうわけでもない街中
こんな寒い金曜日の晩は家でくつろぐだろう時間。
1組、2組とお客さんが入ってきて
どんどん席が埋まって行く。
冷えていたJAMも熱気で温かくなってきた。



8時4分開演。

まずは浅井のぶ&小林かほり(バイオリン)
浅井のぶサウンドにバイオリンが加わってしっとりと
新曲の〈5号線の先までも〉、〈2つの時代〉や
〈旅〉、〈大道芸人の独り言〉など6曲を演奏。
〈旅〉はバイオリンとの切なく美しいかけあいが素晴らしかった。

次に鎌田ひろゆきが6曲。
この頃になるとお客さんの酔いも程よく回ってきて
初めて聴くのに一緒にハモったり、かけ声がかかったり
楽しさがどんどん増して来た。

セットリストは

1. その空の真下
2. キャラバン
3. 2月のうた
4. 白線流し2
5. 壊れそうな夢を抱いて
6. 月

そして小山卓治、
スタートは9時43分だった。
オーナーは卓治ファンだけあって
初っ端からノリノリで一緒に歌う。
またその声がなかなかいい声。
お客さんも手拍子、かけ声、歓声と
「はじめまして」ではないような楽しい空間を
みんなでつくっていた。

それにしてもNY NYは何度聴いても名曲だとつくづく思いながら
店は1曲歌うごとに熱気が増して賑やかに。
こんなに一緒に楽しめるライヴ
まるでアイルランドのパブにいるような錯覚さえ覚えた。
歌というのはかしこまって聴くのではなく
こうやって楽しむのがいいんだと思わせてくれた。

〈種の歌〉は
Kanonさんが素敵な歌詞カードを作ってくれてあり
皆で大合唱。
その後の最終電車も皆で
「明日こそは幸せな朝を迎えたい~」

アンコールは全員生歌で
あちこちの客席に交じって盛り上がった。
そして終了後も
苫小牧の小さなロックバーJAMの宴は
熱く賑やかに続いた。

北の街の小さな店の小山卓治は
最高にかっこよく
JAMは最高に楽しい店だった。

セットリストは

1. 気をつけたほうがいいぜ
2. 1 WEST 72 STREET NY NY 10023
3. いつか河を越えて
4. 西からの便り
5. ひまわり
6. クリスタルレインドロップ
7. 種の歌
8. Aspirin
9. 最終電車

E1. 魔法のギター(浅井のぶ曲、全員で)
E2. 序章(鎌田ひろゆき曲 全員で)
E3. 傷だらけの天使(全員で)



種の歌(小山卓治カバー) たかまつなおき with ジュアン

2012年01月30日 | 小山卓治
種の歌(小山卓治カバー) たかまつなおき with ジュアン


いろんなファンが

いろんな場所で

いろんな形で

Seed Song Projectを紡いでいるけれど

彼は歌うことで

このプロジェクトを繋いでいる。


小山卓治が日記にそのことを紹介しながら

想いを綴っていた。(以下抜粋)


   歌は、レコード会社のヘビーローテーションで広がるものじゃない。

   歌は、人の手から人へ手渡されるものだ。直接空気を震わせて伝えるものだ。


空気を震わせて・・・

そうなんだな。

北海道の冷たく澄んだ空気も震わせたいものだ。





親を見送る

2012年01月21日 | 日記
小さい頃は
親がこの世からいなくなるなんて
考えられなかったし
もしどちらかが死んじゃったら
きっと悲しくて悲しくて
生きていけないだろうって
真剣に思った。

そして世の大人達が自分の親を亡くしても
気が狂うわけでもなく
死んじゃうわけでもなく
毎日をやりすごしていける様を見ながら
「そうか、そういうことも平気になるのが大人なんだ」と
妙に納得して
さみしさを感じながらも
でもほっとしたものだった。

そして、私も大人になって
結構いい年になった3年前
母を亡くした。

そう、私はいい大人だから
気も狂わず
後を追っかけるわけでもなく
毎日をやりすごしている。
明るく、元気に
何事も変わらぬように。

でも本当は
いなくなってしまったさみしさと
悲しみでいっぱいな心があって
時にそれがはち切れんばかりに
どうしようもなくなることもある。

もう長くはないと言われた父がいなくなったら
私はみなしごになってしまうじゃないかと
真夜中の天井を見続けることもある。

そして
「ちっとも平気にならないじゃん」と
独り言いいながら
布団かぶって
涙眼をつぶって
朝を迎える。
そんな繰り返し。

きっとかつて大人だった人たちも
同じように幾度もそんな朝を迎えたのだろうな。















小山卓治 北海道ツアー

2012年01月19日 | 小山卓治
北海道のカノンさんの作ったポスター

超かっこいい!!

素敵すぎです。

北海道ツアーまであと2週間。



鎌田さんと一緒なので暴風雪が心配ですが

飛行機さえ飛べば

あとは北海道で足止めでもいいかと・・・。

苫小牧のロックバーJAMのマスターは

小山卓治の大ファンとのことです。

なんだかワクワクしてくる初苫小牧です。


浜田裕介/ゆるやかな法則

2012年01月15日 | 小山卓治
浜田裕介/ゆるやかな法則


アルバム「流星キネマ」の中では
〈流星のターミナル〉と共に一番好きな曲。

昨年の高知、海癒ライヴでは小山卓治と歌ったが
ソロでも生で聴いてみたい。

浜田裕介は、今新しいアルバム作りで
充実した日々を過ごされているようで
その完成が待たれるところ。

春には東京にも来るらしいとのことで
これもまた楽しみ!

この〈ゆるやかな法則〉という曲は
浜田裕介のお友達の自閉症の子のことを歌っているという。

私にもアメリカに住む10歳の自閉症の甥っ子がいる。
病気や障がいを持ちながら
休みなく流れ続ける時間の中で生きて行くことは
本人や家族にとってしんどいことも多い。

でも長い流れの中にはいろんな出会いがあって
素敵な「あなた」に出会うことだってある。

時に「あなた」は気づかせてくれたり
時に「あなた」は背中を押してくれたり
時に「あなた」はただ安心感を与えてくれたりもする。

そんな「あなた」との出会いに
この曲を。


   ゆるやかな法則
   
   作詞、作曲:浜田裕介

   誰かが歌う メロディーになじめず
   自分だけの繭の中で 呼吸をひそめていた
   強く握ったかたくなな拳
   不器用なその掌でつつんでほどいた

   僕だけがいびつな果実だと思ってた
   だけどあなただけが 僕のありのままを抱きしめてくれた
   僕とあなたの待ち合わせ場所は
   この世界じゃなくてもいい  この星じゃなくていい
   僕とあなたがつながったわけは
   今すぐ解けなくてもいい 永遠に解けなくてもいい

   音にならない 静かな唄があること
   まなざしとぬくもりだけであなたは伝えた
   思いがうまく届かぬ歯がゆさで
   あなたを深く傷つけた 心と裏腹に

   僕だけがあなたの王様と思ってた
   繭の外にある世界を僕は今も少し怖いけれど
   僕とあなたの待ち合わせ場所は
   この世界じゃなくていい この星じゃなくていい
   僕とあなたがつながったわけは
   今すぐ解けなくていい 永遠に解けなくていい

   僕だけがいびつな果実だと思ってた
   だけどあなただけが 僕のありのままを抱きしめてくれた
   僕とあなたの待ち合わせ場所は
   この世界じゃなくてもいい この星じゃなくていい
   僕とあなたがつながったわけは
   今すぐ解けなくてもいい 永遠に解けなくていい





2011年のライヴベスト10

2012年01月01日 | 小山卓治
もう2012年になってしまったけど
2011年を振り返って
心に残る小山卓治ライヴ&イベントベスト10を選んでみた。
数えてみたら昨年は29回も小山卓治のライヴに行ったようで
われながらその多さに呆れかえった。
行きたくてもなかなか行けない方も多いのに
なんだか申し訳ない気持ちにもなる。
3月末に相方が1年のアイルランド赴任から帰ってくるので
私の自由気ままな遠征も今度の春までかな・・・。

どのライヴも甲乙つけがたいのだけれどあえて順位をつけてみた。

1. ONE Member Presents Surprise Birthday Party 9/17 東京練馬 BE-Born
2. アコースティック・ワンマン・ライヴ 12/11 新潟 砂丘館
3. New Days "010" 8/7 埼玉 入間市文化創造アトリエ AMIGO!
4. New Days "002" 5/7 北海道 札幌 fudge
5. Only One Night(バンドライヴ) 9/23 鳥取 米子 AZTiC laughs
6. Circle Game:Grand final Stage!! 5/1 東京 恵比寿 LIVE GATE TOKYO@EBISU 
7. スケアクロウ2011 11/26 高知 土佐清水 海癒 & 11/25 高知 ULTRA ROCK BAR J's
8. フリーライヴ 5/7 北海道 千歳 ちとせモール
9. New Days "020" 12/18 東京 北参道 STROBE CAFE
10. New Days "013" 9/10 東京 町田 The Play House

1. ONE Member Presents Surprise Birthday Party 9/17 東京練馬 BE-Born
 とても楽しくて充実した素晴らしいイベントだった。
 〈ハスラー〉に始まったファン5組の演奏がどれも素晴らしく
 小山卓治ギター伴奏、TAKAさん熱唱の〈FILM GIRL〉も何ともいい感じだった。
 
2. アコースティック・ワンマン・ライヴ 12/11 新潟 砂丘館
 17歳の小柳陽平&小山卓治の〈最終電車〉がすごく楽しかった。
 87年来、久しぶりとなった新潟でファンとの掛け合いも楽しく名曲揃い。
 温かさに包まれた素晴らしい雰囲気の中でいい時間を過ごせた。

3. New Days "010" 8/7 埼玉 入間市文化創造アトリエ AMIGO!
 小山卓治のいい顔とひまわりの美しい黄色が記憶に甦るライヴ。
〈ひまわり〉から〈バタフライ〉が素敵だった。
 Mercyと初生声共演も楽しかった。

4. New Days "002" 5/7 北海道 札幌 fudge
 fudgeのしっとりした雰囲気がとても好き。
 ファンが心ゆくまで楽しんでいる感じで
 それがアンコールの〈ひまわり〉によく出ていた。
 自然に皆が歌いだして次第に大きな声になって・・・。

5. Only One Night(バンドライヴ) 9/23 鳥取 米子 AZTiC laughs
 とにかく楽しい夜だった。MIKIO ROCKSは凄い!!
 〈Aspirin〉は忘れられないサプライズとなった。

6. Circle Game:Grand final Stage!! 5/1 東京 恵比寿 LIVE GATE TOKYO@EBISU
  Aloma Black's とSMILEYが熱かった。
 震災を乗り越えて思いっきり弾けた夜だった。
 小山卓治の歌のひとつひとつが大きな意味を持ってそこにあった。
 
7. スケアクロウ2011 11/26 高知 土佐清水 海癒 & 11/25 高知 ULTRA ROCK BAR J's
 浜田裕介の音楽に出会えたことが、まず嬉しかった。
 〈ゆるやかな法則〉がよかった。
 高知のULTRA ROCK BAR J'sの雰囲気がとてもいい感じだった。
 海癒の独特なゆるやかな時間がなんとも心地よかった。
 美しい海と空と四万十川、また行きたくなった。

8. フリーライヴ 5/7 北海道 千歳 ちとせモール
 お客さんは多くはなかったけど
 少年はずっと心を小山卓治の歌に委ねていたし
 LP持参のファン夫婦は熱かったし
 2月に行く苫小牧ロックバー JAMのオーナーも聴いていたらしい。
 凛とまっすぐ前を見据え歌う
 小山卓治がかっこよくて惚れ直した。

9. New Days "020" 12/18 東京 北参道 STROBE CAFE
 ベチコ、天神君、Mercyとのユニットでの新しいサウンドが聴けた。
 アイリッシュなノリが心地よくこれからが期待できる。
 〈汚れたバスケットシューズ〉には今までと違うものを感じた。
 小山卓治の禁煙宣言も超好印象的で何かが始まったと感じた。

10. New Days "013" 9/10 東京 町田 The Play House
 久しぶりの鈴木祐樹との共演が印象的で嬉しかった。
 〈スピードで〉に感激。
 ライヴハウスの雰囲気も好き。


さて
今年はどんな街に行けるかな。
楽しみだな!










大晦日に

2011年12月31日 | 小山卓治
この子ども達の〈種の歌〉を聴いていると
なんだか元気がでてくる大晦日。
きっと2012年はいい年になると信じたい。
日本がんばろう!

2007年11月23日 
松前町立北伊予小学校 (愛媛県伊予郡松前町)の校内音楽発表会で
小学校3年生70名により合唱、合奏された〈種の歌〉


「初めまして」からの物語

2011年12月30日 | 小山卓治


eyes Vol.29冬号が発行された。

何と言っても散文詩がよかった。
散文詩はフォトセッションで
そこには“「初めまして」の物語”のストーリーがあった。

まず音楽にドキドキ
始まりの予感
無言で語りかける色合い
そこに立つ小山卓治が
静かに
でも力強く語る
「初めまして」の物語。

コヤママサシが日記に
「散文詩の写真は今のボクだ 今のボクに見える小山卓治だ」
と書いていたが
それは今までの「かっこいい小山卓治」ではなく
ありのままの小山卓治
ちょっと疲れて、ちょっと憂いげな。
でもやっぱり歩き続ける・・・
そんな風に見えた。

それは小山卓治であり
コヤママサシであり
私のようだとも思った。


kanonさんがfacebookに書き込んだ感想が
とてもよくこの散文詩を表現していて素晴らしいので
ここに掲載させていただく。

   語りかける色合い
   枠を超えた広がり
   今を切り取るだけではなく
   今までの時間
   これからの時間
   続いてきた想い
   続く想いを
   流れるように感じ
   思わず惹き込まれた。

   様々な想いは昇華し
   残った生き様は
   ふとしたたたずまいや
   視線、影から
   残像のように見え始めた。

   おぼろげだけど
   とても力強く確かにそこにあるもの
   動脈の音を聴いたかのように
   ドキドキした。

   見えないはずのものが
   いっぱい詰まっていて
   最高!!

    (by kanon)

これほどピッタリと言い表している彼女に脱帽。
彼女は北海道の丘にタンポポが一斉に咲く時期
車で毎日のように離れた街まで写真撮影に出かけた。
〈種の歌〉のビデオクリップには
その写真のひとつひとつを通して
彼女の優しい眼差しと、歌への愛情が表現されている。


フォトセッション
今度はコヤママサシとkanonさんが
二人で同時に小山卓治を撮るなんてどうだろう。

男の眼と女の眼で切り取られた
小山卓治のその瞬間の
表情や眼差し
同じようでちょっと違う視点や
二つのカメラに同時に撮られる戸惑いや
それぞれの物語や・・・。

フォトセッションという形での散文詩
今後の展開が楽しみになってきた。



最終電車/小山卓治

2011年12月29日 | 小山卓治
最終電車/小山卓治


私達いったいどこへ出発したんだろう?

何を頑張ってきたんだろう?

って何度も思った2011年の締めくくりは

やっぱりこの曲。

すべての人に幸せな朝が訪れますように。


   最終電車
  
   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   最終電車の閉まるドアを抜けて
   男は疲れた体を吊革にぶら下げる
   ひそひそ話してる恋人達をにらんで
   男は腰のカセットのボリュームを上げる
    学校を飛びだしてからはろくなことはない
    教室じゃ俺はいつだって人気者だった
    うまくいかないことがこんなにあるなんて
    若いっていうのは結局 未熟者のことだ
   男はポケットの中でこぶしを握った
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい

   ドアに寄りそって女は腕を組み
   さっき改札で別れた彼のことを思ってる
   最終電車までつき合わせたくせに
   危険なセリフのひとつでもはけないものかしら
    女っていうのはいつでも待たされてばかり
    冒険と勇気はバッグにしまいこんだまま
    私の自由な時間も今度の春までで
    終わってしまうのに何も見つけてない
   女は窓に写った自分を見つめてる
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい

   丸めた新聞 小脇に挟み
   飲み過ぎた男は頭痛に悩まされてる
   隣でうたた寝している女の
   ミニスカートの裾が気になってしかたない
    週に3日は終電に乗るようになった
    守るっていうのは最後の男の戦いだ
    つっ走るのがさまになった時代は終わったが
    ガキになめられるほど落ち着いちゃいないさ
   男は酒臭いため息をついた
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい

   足を引きずって改札へ急ぐ
   世間の丸い背中を車掌は見届ける
   靴音が響くホームのはしっこで
   励ますように高く今夜も笛を吹く
    出発進行って毎日くり返してきた
    俺達いったいどこへ出発したんだろう
    夢っていうのは少しずつすり切れていくけど
    明日はせめて今日よりもましな1日を
   電車は闇の中 無言でつき進む
   明日こそは幸せな朝を迎えたい
   明日こそは幸せな朝を迎えたい




昭和の名曲

2011年12月26日 | 小山卓治
天地真理 涙から明日へ



SMILEY&小山卓治の
今年最後のライヴが12月30日にある。

「もう俺の誕生日とか別にいいんじゃないか? Special Live」
at 東京 高田馬場 Live Cafe mono

昭和の名曲をたくさん歌うらしいけれど・・・


〈 夜明けの停車場〉 石橋正次
〈想い出の赤いヤッケ〉 高石ともや
〈 フランシーヌの場合〉 新谷のり子
〈 涙から明日へ〉 堺正章

パッとみて
知っているのは〈フランシーヌの場合〉
思い出したのは〈涙から明日へ〉

あとは・・・・。

私の年齢でそうなんだから
平均的小山卓治ファンはきっと知らないだろうな~と。

そんなことを言いながら職場で相方と話をしてた。
昭和48年生まれの彼女に
「時間ですよ」って知ってる?と聞いたら
「・・・」の返事。
考えてみたら番組は昭和46年に放映されているので

知るわけないか・・・。

さて、私もYouTubeで予習しないと!!


12/18 小山卓治 New Days "020" at 東京 北参道 STROBE CAFE

2011年12月20日 | 小山卓治
東京では初めてとなる
小山卓治、磯部舞子、天神タケシ、Mercyの4人のセッション
どんな夜になるかすごく楽しみだった。

以前、小山卓治が言っていた。
「初めて聴いたベチコのバイオリンにアイリッシュを感じた。
一緒に演ってみたいと思った。」
そして、
初めて今年1月に四谷天窓.comfortで共演してから
ベチコのバイオリンは少しずつ変容しながら
時にアイリッシュだったり
時に雅楽のようだったり
小山卓治の楽曲にいろんな膨らみを加えて
驚かせてくれてきた。

今回、天神タケシのベースもたっぷり聴けた。
ウッドベースのあの低音は何ともたまらない。
心が落ち着く心地よさで
曲にぐっと深みが増した。

個人的な話だけれど
うちの夫は若い頃アフロヘアで
天神タケシのあの雰囲気とよーく似ている。
なんだか親近感を感じてしまうのが可笑しい。

Mercyは、いくぶんふくよかになったような
大人になったようないい表情だった。
声もよく出ていて
ギターもいい味を出していた。

4人のセッションの中で
〈汚れたバスケットシューズ〉が一番心に残った。
実は今まですごく好きではなかった曲だけど
アイリッシュなノリとリズムで
ダブリンの街角で聴いているような
そんな楽しさがあった。
思わず英訳して早口で歌ってみたくなった。

この4人、これからも
きっとどんどん成長して変容していくだろう。
その過程を見届けて行く新しい楽しみができた。


そうそう、22日はローリングビーンズで
ベチコがギタリストの大石善也とセッション。



フライヤーがなんとも素敵。
ベチコの雰囲気がよくでていていいね。

元アフロと行ってきます。
楽しみ♪♪









Seed Songの種を世界に飛ばそう

2011年12月15日 | 小山卓治


kanonさんのホームページに

Seed Songのページができた。

最新のPVの紹介だけでなく

小山卓治が〈種の歌〉を作ったきっかけを書いたエッセイやら

小学校や高校で歌ったときの

映像なども載っている。

翻訳ボタンで64カ国語に翻訳できるのもすごい。

自動翻訳だから完璧ではないけれど

意味は十分伝わるだろう。

このページへのアクセスが殺到するようになったらいいな。

せっかくのプロジェクト

いろんなかたちで

もっと広げていってほしい。

そして

いろんなところで

この歌が聴けるようになったら最高だ。









12/11 小山卓治 新潟砂丘館ライヴ

2011年12月12日 | 小山卓治


新潟はあいにくの雨模様。



海辺でゆっくりランチなんて考えていたが

風は強いし、寒いし5分と持たなかった。


気を取り直して早めに砂丘館へ。

砂丘館は旧日本銀行新潟支店長宅で

まあ、部屋数の多いこと。

数えたら大中合わせて14部屋+2階建ての蔵。



こんな部屋がたくさんで、迷子になりそう。



案内がないとどこが会場かわからない。

でもいたるところに花が生けられ

優しい気持ちになれる。




そして小山卓治のライヴは

ひょっとしたら今年一番のライヴだったかもしれないと

ついニヤッとしてしまったいいライヴだった。



砂丘館のギャラリー(蔵の1階)は決して大きくはないけれど

なかなか心地よい空間で音響もとてもよかった。

選曲は、久しぶりの新潟(1987年以来!?)ならではのものなのか

嬉しい曲ばかりで

その1曲、1曲に力が入っていてとても聴きごたえがあった。

お客さんは初めての人も多かったが

新潟や近県から来ている古くからのファンも結構いて

「久しぶりに参戦した!」という人もいて

かなり盛り上がっていた。


今夜のセットリストは・・・

1.夕陽に泣きたい
2.HEAT OF THE NIGHT
3.PARADISE ALLEY
4.1 WEST 72 STREET NY NY 10023
5.いつか河を越えて
6.オリオンのティアラ
7.Gallery
8.クリスタルレインドロップ
9.種の歌(生声)
10.ひまわり
11.天国のドアノブ
12.傷だらけの天使
13.Aspirin

E1.最終電車(w/小柳ようへい)
E2.Passing Bell-帰郷(ファンのリクエストに応えて)
E3.微熱夜(ファンのリクエストに応えて)

今夜のために奔走してくれた小柳さんとご家族、そしてスタッフに感謝!

小山卓治とセッションしたようへい君はまだ17歳!

なのに、堂々として頼もしい。


そして、スズキ食堂車の軽食は、一つ一つがとても美味しく感激した。



鈴木さんのブログに美味しそうなフォトでアップされている。



全部お一人で用意されているとのことで

熱いエールを送りたくなる。

温かいコーヒーもとても美味しく冷えた体をぽかぽかにしてくれた。



小山卓治の輝く顔は魅力的だけど

今夜の彼の顔はまた格別で

そんな顔はいつ見てもいいもんだと

つい見とれてしまった夜だった。



それから・・・

彼の禁煙はどうやら本物らしい。

どうか成功しますように!











Takuji Oyama / Seed Song  -たんぽぽの種は空を飛んだ-

2011年12月10日 | 小山卓治
Takuji Oyama / Seed Song


待ちに待った〈種の歌〉の

英語フランス語中国語スペイン語のPVが公開された。


同時に、iTunes StoreAmazonから

〈種の歌〉を含むアルバム全曲+ボーナストラック(全16曲)

もダウンロードできるようになった。


NYの同時多発テロ事件からすでに10年が経ったけれど

小山卓治があの事件にインスパイアされて

愛と平和への祈り、家族の絆への

切なる想いを込めて作った〈種の歌〉は

決して色あせてはいないし

それどころか

震災を経験した私たち日本人にとっても

安らぎの訪れない世界の人々にとっても

今だからこそ発信されたことに

大きな意味を持っていると思う。


世界の多くの人に聴いてほしい

心からそう思う。