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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

eyes秋号 ー北海道の青い空がそこにあるー

2010年09月29日 | 小山卓治
eyes秋号

開けるとそこは北海道の青い空。

一瞬一瞬の記憶が

吟味され

創作され

記録となって

そこに重なり合うように詰まっている。

新しい場所で

新しい空気の中で

新しい瞳と拍手に包まれて

輝く小山卓治を

撮るコヤママサシと

創るkanonと

語る小山卓治が

eyesの中で絶妙なステップを踏んでいる。

それを飽きることなく眺めながら

夜が更けていく。















夏の終わりに

2010年09月26日 | 小山卓治
〈夏の終わりに〉の小さな子ども達の笑い声を聴くたびに

いくつもの夏の夕暮れを思い出す。

父や母の影を追っかけたあの夏の夕暮れも

振り向けば子ども達がいたあの夏の散歩道も

だんだんと遠くなっていく。

時は止まることなく流れていくけれど

記憶はそこに留まっていたりして

無性に切なくなったりする。

でも

やがて子どもたちが歩くだろう

新しい夕暮れの散歩道を想って

口元がほころんだりもする。



   夏の終わりに


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   Big daddy and sensitive mam
   夏の終わりの風
   Big daddy and sensitive mam
   夕暮れの散歩道

   レースのような木漏れ日
   草色のシャツを着て
   新しいスニーカー
   追いかけてくる風
   髪にブラシかける

   父さんの影の中
   母さんが歩いてる
   母さんの影の中
   小さな子供達は小走り
   そっと夏をふり返り

   Big daddy and sensitive mam
   夏の終わりの風
   Big daddy and sensitive mam
   夕暮れの散歩道

   父さんが見おろして
   子供達にささやく
   君達もいつかは大人になるだろう
   その時に
   忘れないで
   こんな夏の日のことを

   Big daddy and sensitive mam
   夏の終わりの風
   Big daddy and sensitive mam
   夕暮れの散歩道




縁側の少女とジャングルジムの少年と

2010年09月21日 | 小山卓治
小山卓治の女子限定バースディライヴ

彼が言っていた「昭和の名曲」は

五輪真弓の「少女」だった。

とても好きだった曲で

なんだか懐かしさがこみ上げてきて

それに、

小山卓治の歌いっぷりが素晴らしくて

涙が出そうになった。



   少女

   詞:五輪真弓  曲:五輪真弓

   あたたかい 陽のあたる
   真冬の縁側に
   少女はひとりで
   ぼんやりと坐ってた

   つもった白い雪が
   だんだんとけてゆくのを
   悲しそうに見ていたの
   夢が大きな音を
   たてて崩れてしまったの

   あたたかい 陽のあたる
   真冬の縁側に
   少女はひとりで
   いつまでも坐ってた

   木枯しがのぞいてる
   垣根のすきまから
   少女はいつも
   遠くを見つめてた

   かわいい仔犬たちが
   年老いてゆくのを
   悲しそうに見ていたの
   夢が風の中で
   あせて消えてしまったの

   木枯しが通り過ぎる
   垣根の向こうに
   少女はいつか
   行くことを知っていた
  
   

小山卓治の少年時代

「どこか遠くにいく、そんな気がしていた。」

そう、話す小山卓治の目眼差しは

ジャングルジムのてっぺんに立っている

小山少年の眼差しと

きっとちっとも変わっていない。

53歳になっても

彼の中の少年はそこにいて

きっときっといつまでも

夢を追い続けるのだろう


「昔はくねくねと曲がった道で迷ったりした。

でも今は真っ直ぐ。峠も険しいところもあるけど真っ直ぐなんだ。」


少年は背丈が足りないから遠くが見えない。

でも大人になった少年は上から真っ直ぐ見下ろして

険しいけど真っ直ぐの道を歩き続けるのだろう。

53歳、まだまだこれから。


そんなことを思いながら

〈少女〉を聴き

そして

〈ジャングルジム〉を聴いた。


 
   ジャングルジム

   詞:小山卓治 曲:小山卓治

   ジャングルジムの上まで
   初めてよじ登って
   両手を離した時
   背伸びをするよりもっと
   遠くまで見渡せた
   校舎の向こうまで

   今日から僕は大人になるぞ
   恐怖に負けない力を持つ
   僕はいつか遠くまで旅をする
   そんな熱い予感が
   僕を包みこんだ
   夕焼けの下

   ジャングルジム
   あの時見たものを
   今も憶えてる
   ジャングルジム
   あの時見たものを
   僕は忘れない

   風が耳をくすぐり
   僕に何か言おうと
   している気がしたよ
   友達はみんな帰り
   最後のチャイムも鳴って
   真っ赤な真っ赤な空

   今日から僕はもう泣かないぞ
   大きな夢に心を燃やす
   僕は誰かと激しい恋をする
   そんな熱い予感が
   僕を包みこんだ
   夕焼けの下

   ジャングルジム
   あの時見たものを
   今も憶えてる
   ジャングルジム
   あの時見たものを
   僕は忘れない

   今日から僕は大人になるぞ
   恐怖に負けない力を持つ
   僕はいつか遠くまで旅をする
   そんな熱い予感が
   僕を包みこんだ
   夕焼けの下

   ジャングルジム
   あの時見たものを
   今も憶えてる
   ジャングルジム
   あの時見たものを
   僕は忘れない







Once

2010年09月15日 | 小山卓治
   橋の下で誰かが吹くサクソフォン
   水辺に立ちそれを聞きながら
   河の流れを見つめてる

この曲のこの部分を聴くと
無性に切なくなる。

今ここにある今日をみつめる女と
まだない明日をみつめる男。

   まるで永遠に続くかのようにくり返していた
   彼女の笑顔や音楽が色あせていく

今日をみつめる女はきっと笑顔の向こうで
必死で今日を明日につなげようとしていただろう
くり返しくり返し。

そして明日をみつめる男はきっと気高く
必死で今日とは違う何かを掴もうとしていただろう
くり返しくり返し。

不器用でも
的はずれでも
かっこ悪くても

今日
同じ方向を向いて
歩き出すことができれば
それはすり切れながらも
結びなおしながらも
細くても強い絆になっていくのだけれど。

1989年のアルバム「夢の島」の
切ない名曲の一つ。


   Once

   詞:小山卓治 曲:小山卓治

   友達よ もし君が旅に出て
   彼女に会ったら伝えてほしい
   俺は相変わらず元気にやってると
   あの時愛してるって言わなくてよかったと
   明日ばかり見つめていた俺のことなど
   今日がすべてだった彼女には
   分かるはずもなかった

   橋の下で誰かが吹くサクソフォン
   水辺に立ちそれを聞きながら
   河の流れを見つめてる

   彼女にとっての若さはいつだって勲章で
   俺にとってはいつでも邪魔者だった
   まるで永遠に続くかのようにくり返していた
   彼女の笑顔や音楽が色あせていく
   今になってやっと分かり始めたんだ
   あの頃俺達が本当に望んでたこと

   橋の下で誰かが吹くサクソフォン
   水辺に立ちそれを聞きながら
   河の流れを見つめてる

   知ってるかい? パーティーはもう終わったんだ
   彼女が気づかないままどこかの通りで
   泣きながら踊ってるんじゃないかと気がかりだ

   橋の下で誰かが吹くサクソフォン
   水辺に立ちそれを聞きながら
   河の流れを見つめてる

   他愛ない無邪気さや
   張りつめた孤独や
   くすんだ明るさや
   的はずれの怒りや
   もろすぎる気高さや
   すり切れた絆に
   もう2度と会えない

   友達よ もし君が旅に出て
   彼女に会ったら伝えてほしい
   俺は今日もいそがしくやってると
   もう会うことはないだろうと


太陽に手が届きそうだ

2010年09月11日 | 小山卓治
1995年のアルバム「ROCKS!」の

08. ジャングルジム
09. 太陽に手が届きそうだ
10. 君が本当に欲しいもの

の3曲を
最近朝の通勤で続けて聴いている。
気分がアップして
「さあ、今日もがんばろ!」と
そんな気分になる。

それにしても・・・

男っていつも
「強くならなきゃ」って
思っている。
「恐怖に立ち向かわなきゃ」
「女や子どもを守らなきゃ」
「涙はこらえなきゃ」

強い男はかっこいい。
映画「グラディエーター」のマキシマスは女の永遠のあこがれだし
「ブレイヴハート」のウィリアム・ウォレスも強い男の象徴。

でも現実世界では
女はあまり強い男よりも
ちょっと弱っちい男に惹かれる

ちょっと弱っちくて
いつも「強くならなきゃ」って思って
そしてがんばっている男がいい。

変われると信じて
時々くじけながらも
そこに向かっていく姿が
愛しいものだと思う。



   太陽に手が届きそうだ


   詞:小山卓治 曲:町支寛二


   ごめんよ 君を驚かせる
   そんなつもりで言ったわけじゃない
   雨あがり 助手席に君を乗せて
   雲の切れ間の陽射しを追いかける

   今日は太陽に手が届きそう
   ひさしぶりのこんな気分は
   君のせいだぜ 君が僕を変えた
   今日は太陽に手が届きそう
   だから僕は強くなる
   どんなことにだってたち向かっていく

   さっきまでフロントガラスでは
   ワイパーと雨がハミングしていた
   やせ我慢 安らぎに背を向けた
   笑ってるんだね こんな僕のこと

   今日は太陽に手が届きそう
   ひさしぶりのこんな気分は
   君のせいだぜ 君が僕を変えた
   今日は太陽に手が届きそう
   君さえよけりゃこのまま
   風向きに沿ってどこまでも行こう

   どんなつらい時にも
   口笛を吹ける
   僕らの涙は
   哀しみのためだけに
   あるんじゃないさ

   雨上がり 助手席に君を乗せて
   雲の切れ間の陽射しを追いかける

   今日は太陽に手が届きそう
   ひさしぶりのこんな気分は
   君のせいだぜ 君が僕を変えた
   今日は太陽に手が届きそう
   だから僕は強くなる
   どんなことにだってたち向かっていく

   そうさ太陽に手が届きそう
   ひさしぶりのこんな気分は
   君のせいだぜ 君が僕を変えた
   今日は太陽に手が届きそう
   君さえよけりゃこのまま
   風向きに沿ってどこまでも行こう

君が本当に欲しいもの

2010年09月08日 | 小山卓治
何かになりたくてもなれなくて
どこかに行きたくてもたどり着けなくて

手に入れたくてもいつも指の隙間からこぼれていく
そんなことを繰り返していると

いつのまにか
何が欲しいんだったのか忘れてしまう
でもそれはそれで生きる術

だけど
消えない炎は
胸の奥にきっとまだ燃えている

本当に欲しいものを探して

   心を決めて 歩きだすのはいつ
   今ここから始める それは君

心を決めるのもひとり
歩くのもひとり

長いけれど
歩き始める
ひとりの旅路



   君が本当に欲しいもの


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   君が本当に欲しいものは何
   君が本当に見たいものは何
   君が本当に言いたいことは何
   君が本当に探してるものは何

   君はいつも求めてる
   果てしない欲望
   不幸せじゃないけれど
   少しだけ足りない

   いつも最後まで
   行き着かない夢
   君の望みの形
   僕に教えて

   君が本当に欲しいものは何
   君が本当に見たいものは何
   君が本当に言いたいことは何
   君が本当に探してるものは何

   喜びを計るのは
   誰かの哀しみ
   輝きは見えるのに
   この手に触れない

   君はいつも遠すぎる
   幻を見てる
   甘い夢がかなうのは
   孤独な夜の後

   君が本当に欲しいものは何
   君が本当に見たいものは何
   君が本当に言いたいことは何
   君が本当に探してるものは何

   たどり着くための道は
   いつも遠回り
   現実なんかいらない
   真実が知りたい

   胸の奥で燃えてる
   決して消えない炎
   少しの恐怖を捨てて
   今日をのり切ろう

   苦しみを越え 行きたい場所はどこ
   恋する気持ち 告げたい人は誰
   心を決めて 歩きだすのはいつ
   今ここから始める それは君

   君が本当に欲しいものは何
   君が本当に見たいものは何
   君が本当に言いたいことは何
   君が本当に探してるものは何