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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

大人を楽しむ

2010年05月28日 | 小山卓治
大人を楽しむという話を卓治さんが日記に書いていた。

小さい頃の大人は皆「理想の大人」(に見えた)けど

自分が大きくなってみると

自分も含めて中身は子どものわがままな大人ばっかり。


私にとって理想の大人は

やっぱり母

理想的な妻、母、嫁、そして社会人だった。


でも、その理想の大人の母がよく言ってた。

「もっと自由にやりたいことやればよかったわ・・・」


「私の人生これから楽しまなくちゃ!」

といいながらあちらへ逝ってしまった。

だから私は自分の人生はめいっぱいわがままに自由に生きたいと思う。

理想の大人といわれなくとも

しっかり大人を楽しめるように。


夢の国へ

2010年05月25日 | 小山卓治
私が小さかったころ

お布団に入ると

おばあちゃんが昔話をしてくれた

少し大きくなったころ

おねえちゃんが絵本を読んでくれた

もう少し大きくなると

あかあさんが本を読んでくれた


眠りに落ちる前のほんの短い時間

それはだれにも邪魔されない特別な時間だった

そこには愛されていた幸せな自分がいた


子ども達が小さかったころ

毎晩絵本を読んであげた

にぎやかで落ち着きのない子ども達が

静かにお話に耳を傾ける

そんな特別な時間だった


あのときの彼らの瞳の輝きを

今でもはっきり覚えている


時は移ろい

命はひとつひとつ消えて行くけれど

あの特別な時間は

見えない糸でつながれてきていると

〈夢の国へ〉を聴きながら思う夜


おやすみ・・・




   夢の国へ
   

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   東の海の海賊と
   西の国の妖精の
   話をしてあげるから
   ほらもう泣かないで

   今夜だけは特別だよ
   喧嘩ばっかりしてる2人に
   話をしてあげるから
   ほら目を閉じるんだよ

   父さんはここにいる
   母さんもいるからね
   どんなことがあっても
   いつも君たちを守るから
   心配しないで

   男の子はいつも強く
   女の子はすこやかに
   泣き虫やいじめっ子は
   どこかへ行っちゃった

   2人は僕の未来で
   僕は2人の過去さ
   僕らはつながっている
   いつでも いつまでも

   その小さな指先
   陽なたの匂いの髪
   どんなことがあっても
   いつも君たちを守るから
   心配しないで

   Good Night Good Night
   そっと夢の国へ
   そっと行きなさい
   おやすみ

夏の終わりに

2010年05月18日 | 小山卓治
日曜日の午後

ベランダの洗濯物が風にゆらゆら揺れる

読みかけの本とマンデリンコーヒー

風が頬を心地良く撫でる

デッキチェアでまどろんでいると

揺れる洗濯物の向こうから

小さな娘と息子の

小さな笑い声が聴こえてきそうな

そんな錯覚を起こしそうになる

日曜日の午後


変わらない場所の

変わらない風景

でも子どもたちのあの小さな笑い声は

もう聴こえては来ない


Big daddyの大きな愛は

変わらずそこにあるのだけれど

うまく届かない

ほどよく響かない


きっといつか

彼らも思い出すだろうか

夏の終わりの風と

夕暮れの散歩道を


今は忘れてしまっていても

きっといつか

「Hey kids・・・」のささやきを思い出すのだろうか

きっといつか



   夏の終わりに


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   Big daddy and sensitive mam
   夏の終わりの風
   Big daddy and sensitive mam
   夕暮れの散歩道

   レースのような木漏れ日
   草色のシャツを着て
   新しいスニーカー
   追いかけてくる風
   髪にブラシかける

   父さんの影の中
   母さんが歩いてる
   母さんの影の中
   小さな子供達は小走り
   そっと夏をふり返り

   Big daddy and sensitive mam
   夏の終わりの風
   Big daddy and sensitive mam
   夕暮れの散歩道

   父さんが見おろして
   子供達にささやく
   君達もいつかは大人になるだろう
   その時に
   忘れないで
   こんな夏の日のことを

   Big daddy and sensitive mam
   夏の終わりの風
   Big daddy and sensitive mam
   夕暮れの散歩道


ここじゃないどこか

2010年05月10日 | 小山卓治
ここじゃないどこかへいきたいと
つくづく思ったとき

Back Stage Passで
こんなことをコヤママサシが書いてた

   ここじゃないどこかは
   ここじゃないどこかでしかないと
   気がついた時
   新しい生き方や言葉が生まれた

ここじゃないどこかは
ここじゃないどこかでしかなくて

ここと同じぐらい
いや、それ以上の

落胆と
絶望と
悲哀が

あちこちに転がっているのかも

おまけに
手荷物はスーツケースばかりじゃなくって
目には見えないけど
自分の抱える
いや抱えきれない
やっかいなしがらみを
全部引きずっていく

だから
ため息つきながらも
ここでやるっきゃないねと
自分をたしなめる

そして
この曲を口ずさむ

以前は好きじゃなかったけれど
最近好きな曲の一つ



   欲望

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   いつも熱くなりたいけど
   そんなものに出会ったためしがない
   誰かを殴りつけたいほど
   はらわたが煮えくりかえったこともない
   マニュアル通りの週末
   楽しむためのスケジュールが並ぶ
   もうたくさんだ
   でも週末の決意は当てにはならない
   そして今夜も誰かがつぶやく
   これじゃない何か ここじゃないどこか

   自分にそっくりな誰かと
   フッと入れ替わりそうになってしまう
   君は輝いてなんかない
   ネオンの光を反射してるだけ
   自分が幸せかどうかを
   いつでも誰かに決めてもらってる
   こんな人間になるため
   たくさんの義務を果たしてきたんじゃない
   そして今夜も誰かがつぶやく
   これじゃない何か ここじゃないどこか

   終わりのない夢を
   アスファルトに投げつけろ
   この街に降る雨よ
   そいつを育ててくれないか

   心から楽しめないから
   誰かの誘いをいつも断れない
   ゲームくらいつき合うけど
   悩みを打ち明けるほど親しくはない
   彼女は魅力的だけど
   愛だの恋は何だか面倒だ
   中でイキたいけれど
   彼女はいつもそんな俺をたしなめる
   そして今夜も誰かがつぶやく
   これじゃない何か ここじゃないどこか

   いつも何か探してるけど
   問いかけもないから答えもありゃしない
   感動も長続きしない
   夢も見ないから夜も眠れない
   憎しみがないから怒れない
   傷ついてないから痛みも知らない
   愛されてないから愛せない
   戦いもないから平和も分からない
   そして今夜も誰かがつぶやく
   これじゃない何か ここじゃないどこか
   
   終わりのない夢を
   アスファルトに投げつけろ
   この街に降る雨よ
   そいつを育ててくれないか

   優しさなんかクソ食らえ
   同情なんか欲しくない
   いつでもうまくたち回れ
   自分の立場を優位に持ちこめ
   いつでも夢に取りつかれ
   夢のかけらで怪我をして
   夢の重さにつぶされて
   夢を食らって明日も生きてたい
   そして今夜も誰かがつぶやく
   これじゃない何か ここじゃないどこか

   終わりのない夢を
   アスファルトに投げつけろ
   この街に降る雨よ
   そいつを育ててくれないか


汚れたバスケットシューズ

2010年05月05日 | 小山卓治
ある曲のフレーズが頭から離れずに
何度も何度も繰り返し
頭の中で唄ってしまう
そんなことが時々ある

昨日はなぜかこのフレーズだった

   
   季節が変わるたびにそのかけらを

   ポトンポトンポトン 落っことしていた


夢に生きてたあの頃は
何でも望めばかなう
努力すれば手に入る
そう本気で信じていた
そう、偉大な例外になるって思ってた

懐かしい友達の一人が逝ってしまった
夢がかなったばかりの
そんな朝だった

哀しむには天気がよすぎる
そんな朝だった

青い空はどこまでも青い
人のすべての哀しみを吸収するように
青く深く大きい

汚れたバスケットシューズを履いてたあの頃も
きっと空を見上げていたのだろうけれど
見ていたのは夢だったから
その青さが今では思い出せない

変わらない何かはいつもそこにあって
すべての哀しみはそこへ行くんだって
今ならわかるけれど
あの頃はわからなかった



   汚れたバスケットシューズ
   

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   朝から大阪へ向かうために
   僕は新幹線に乗っているところ
   外は雨で 夢をみてた
   思い出すこともなかったあの頃
   懐かしい友達の顔が笑ってる
   僕もその中で笑ってる
   時代はゴウゴウと過ぎ 何かがガラガラと崩れ
   僕らは風の音に耳を澄ましてた

   ケンジはいつもニコルソン気取り
   マコトはギャランで3度目の免停
   サチコの恋人はテニスのチャンピオン
   そして僕はギターを抱いてた
   世間のガードレールに並んで腰かけて
   通り過ぎる日々をただぼんやりと眺めてた
   僕らは偉大な例外になるつもりだったんだ
   いつも汚れたバスケットシューズを履いて

   抱きしめ合ったり殴り合ったり
   熱くなったり冷めたりしながら
   同じことに頭にきて 一緒に雨宿りした
   2度とキャンパスに戻るつもりはなかった
   カギだけ持っててドアのありかを知らず
   問題は少ししかなく 答はひとつもなかった
   恋をむさぼり 擦り傷程度の絶望にうなされ
   そして夢、夢、夢、夢だけで生きてた

   社会に放りだされるまでの執行猶予の毎日
   でっかくて単純な野心とか未来とかにうつつを抜かして
   季節が変わるたびにそのかけらを
   ポトンポトンポトン 落っことしていた
   見よう見まねじゃ大人になれなくて
   こんな暮らしがいつまでも続くはずがないと
   互いの笑顔の奥をのぞきこんだ
   いつも汚れたバスケットシューズで走った

   目が覚めると大阪の街だった
   空は真っ青 僕はあくびをひとつ
   何でこんな夢見ちゃったんだろうな
   柄でもねえやと1人で笑う
   あいつらと別れてからは勝ったり負けたりの毎日
   あいつらも売ったり買ったりの毎日を送ってるようだ
   今さら互いを思いやったりなんかしないけど
   今も夢、夢、夢、夢を確かに信じてる

   髪の毛だけはニコルソンのケンジ
   マコトはでっかい会社をぶっ立てた
   サチコは1人で花屋をやってる
   そして僕は まあ相変わらずだ
   振り返るには遠すぎる
   懐かしむには早すぎる
   哀しむには天気がよすぎる
   いつも汚れたバスケットシューズを履いてた

1WEST 72 STREET NY NY 10023

2010年05月01日 | 小山卓治


小山卓治のArt & Music Space 源での

ライヴ映像がONEでフル配信された。

私は左端に座っていて

ビデオカメラは右端だったから

違った角度からもう1回、小山卓治をフルエンジョイできる。

おまけにズームでギターをかき鳴らす手元までよーく観察できるから

ギターキッズには嬉しいレッスン。

弦を叩いて唄った〈Night After Night〉が

もう最高にかっこいい!!


そして・・・

「顔」と合わせて限定販売された

もう1枚の「NY NY」のポスターが素敵だ。

iNG!
1WEST 72 STREET NY NY 10023
TAKUJI OYAMA

の文字の向こうにダコタハウスのシルエット

38曲すべての曲の歌詞の小さな文字は

まるで古いダコタハウスの壁のレンガの一つ一つのようで・・・。



こうしてまた

夜は更けて

睡眠不足の朝を迎える・・・