東北は少しは涼しいだろうなどと
勝手に思い込んでいたら
水沢駅から出た途端
肌に食い込むような暑さで
思わず目眩がしそうになった。
街を散策するとどこを歩いても
人も車もあまりいなくて
暑いからか
お昼寝時だからか
郊外の大型ショッピングセンターに行っているのか
静かな午後の時間が流れていた。
そうはいっても
水沢は「偉人の町、商人(あきんど)の町、鋳物の町、天文台の町」
として知られている。
街の至る所に偉人の史料館や生家などが残っていて
散策を楽しませてもらった。
会場となるDeeDee's Cafeの前を通りかかると
今、まさにリハ中。
小山卓治の〈いつか河を越えて〉の歌声が
歩道にまで流れてくる。
ベンチに座って歌に合わせてリズムをとっている
おばあちゃんがとても可愛くて
思わず挨拶してしまった。
7時半の開場と共に
お客さんがどんどん集まり始め
8時には後ろの方は立ち見となった。
30人弱ぐらいはいたかと思う。
緊急告知されたネット中継でも
35人ぐらいが観ていたのではないかと思うので
盛り上がったライヴをたくさんの人が体感できて
なんだか嬉しくなった。
仙台でも熱いファンが多かったが
ここ水沢でもたくさんの熱いファンが拳を振り上げ
一緒に歌い、声援を送っていた。
そして熱いファンも、地元のお客さんも
小山卓治の
歳をまったく感じさせない声のはり、
素晴らしい楽曲の数々、
Mercyが加わることでより深みと艶が醸し出される演奏に
うっとりと酔いしれた夜だった。
セットリスト
1. 夕陽に泣きたい [w/Mercy]
2. PARADISE ALLEY [w/Mercy]
3. いつか河を越えて [w/Mercy]
4. オリオンのティアラ [w/Mercy]
5. 種の歌(生声) [w/Mercy]
6. FILM GIRL
7. 汚れたバスケットシューズ
8. クリスタルレインドロップ
9. 西からの便り [w/Mercy]
10. 天国のドアノブ [w/Mercy]
11. 傷だらけの天使 [w/Mercy]
12. 最終電車 [w/Mercy]
E1. HEAT OF THE NIGHT [w/Mercy]
E2. DOWN [w/Mercy]
E3. Aspirin [w/Mercy]
以上、15曲。
ここ水沢も濃密、濃厚な選曲だった。
ノリのよいお客さんに合わせるような
アンコール3曲を歌い終わった後
小山卓治は本当に嬉しそうで
生き生きと輝いていた。
さぞやビールが美味しかっただろう。
今回の水沢ライヴは
水沢出身のファンの企画によるもので
きっと今日に至るまでに大きなご苦労があったと思う。
でも、本当に素敵なライヴでした。
来てよかった!
本当にお疲れさまでした。
ありがとう!