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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

光が降る

2010年08月31日 | 小山卓治
小山卓治が
北海道の旅の様子を綴った
8月27日の日記に

「この夜は、光を感じる歌を並べた。
毎日晴天に恵まれて、ずっと光を感じてきた。
 〈ILLUSION〉〈太陽に手が届きそうだ〉
〈光のオルガン〉〈光が降る〉」
と書いていた。

思い返してみると
23日以外は
晴天に恵まれ
北の国の太陽の光を
思う存分浴びることができた。

木々も
草花も
小さな虫たちも
鳥や獣たちも
オホーツクの海原も

みんな
光をいっぱいに浴びて
輝きを放っていた。

小山卓治もきっと
いっぱい光を浴びて
前夜の疲れを癒し
そして
その夜への
力を得ただろう。

新曲〈光が降る〉は
もうすぐ53歳を迎えようとしている彼の

穏やかな決意のような
そんなものを感じる


  光が降る
  光が降る
  あざやかにきらめいて
  強くならなきゃ
  僕はもう一度誓った



大統領様

2010年08月09日 | 小山卓治
小山卓治の〈大統領様〉


QKC45 | 2010年08月05日
大統領様('10 Naked Live ver.)
from '10.07.11_ Circle Game:Stage 32 for Naked
小山卓治・Official Web site《RED & BLACK》
http://www.ribb-on.com/takuji/



滅多に聴けないから

うれしいサプライズ

しかも生声

素晴らしい音の響きが

今また、目の前によみがえる

あの感激が再びここに・・・。





吠えろ

2010年08月09日 | 小山卓治
一人でできないことは

二人でもできないけど

そっと背中を押してあげることはできるかな

ま、遠くからだけどね。

背中を押しても

前に進めない時は

そこに止まって一休み。

ついでに一晩よく寝て

明日また考えよう。

きっと一歩前に進めるから。



   吠えろ


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   吠えろ とらわれのけだものたち
   その鎖 断ち切って踊れ
   いつか俺たちの朝が来る
   この夜を走り続けよう

   友達よ きっと
   勝利の時はやって来るさ
   その時は肩を抱き
   喜びを倍にして笑い合おう

   友達よ 君が
   泣きたいならちゃんと泣けよ
   苦しむっていうことは
   生きようとしてるってことだから

   人の目に殺されて
   言葉に殺されて
   街角のメロディで
   今日も息を吹き返した

   友達よ 君が
   しくじったなら肩を貸そう
   そのために俺がいる
   哀しみを半分にするために

   友達よ だけど
   俺のことをあてにしないで
   1人でできないことが
   2人でできるはずがないから

   ごまかしても ごまかしても
   これが俺たちの姿
   哀しみに追いつかれない
   スピードで走るしかないのさ

   吠えろ とらわれのけだものたち
   その鎖 断ち切って踊れ
   いつか俺たちの朝が来る
   この夜を走り続けよう

   友達よ 君が
   道の半ばで倒れたら
   その墓に花をたむけ
   2度とそこへは戻らないだろう

   友達よ 君と
   俺は離れた場所にいるんだ
   でも寂しさにつぶれないで
   俺たちは決して孤独じゃない

   どん底っていう場所は
   ここよりずっと下さ
   夢の数だけチャンスはある
   信じる力さえあれば

   吠えろ とらわれのけだものたち
   その鎖 断ち切って踊れ
   いつか俺たちの朝が来る
   この夜を走り続けよう







祭りの季節

2010年08月06日 | 小山卓治
盛夏

祭りの季節

同級会の季節

夏になると

故郷から声が聴こえてくる。

「元気?」

「来ないの?」

「どうしてる?」



故郷をでてから

積み重ねてきた生活があって

築いてきた世界がある。



でも故郷に帰ると

あの頃の

何でもなかった

出来の悪い自分に戻って

馬鹿になれる。

出来の悪い自分でも

許してくれる家族や友達がいる。 



何もなくて空っぽだったあの頃は

どんどん詰め込んで膨らませていけたけど

空っぽなのを何とかごまかしている

いい大人になった今は

時々ごまかしきれずにしんどくなる。



でも、そんなことも

「いいじゃん、そんなの!」って

笑い飛ばしてくれる故郷があって

ほっとできる

祭りの季節

今年も帰ってこようかな。



   祭りの季節

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   元気かい? ひさしぶりじゃないか
   俺は何とかここでがんばってる
   こないだも兄貴とやり合って それでもまあ
   家族ってのは何とかやってけるもんだ
 
   先月 見合いをしたんだよ
   今度は真剣なんだから笑うな
   ところでおまえ 忘れちゃいないか
   ああそうだよ 今年も準備が始まる季節だ
 
   年に一度の乱痴気騒ぎ
   ハッピに御輿に太鼓に花火
   いつでもそこで待っていてくれる
   祭りには帰ってくるだろう?

   元気さ ほんとはそうでもない
   追われて転がるばかりの毎日
   この街の勝負は勝つか消えるかだ
   あくどいことも平気でやるようになった
 
   昨日 車に乗ってたら
   祭り囃子がどこからか聞こえた
   ずいぶん会ってないあの子は元気かな
   ああそうだな 今年も準備が始まる季節だ
 
   年に一度の乱痴気騒ぎ
   ハッピに御輿に太鼓に花火
   いつでもそこで待っていてくれる
   祭りには帰ってみようかな

   元気よ 連絡をありがとう
   あれからそんなにたっちゃったんだね
   仕事にバカンスに 性懲りもない恋
   みんなの顔も忘れちゃいそうになってた
 
   あいつと初めてのデートに
   浴衣で行ったら転んじゃったっけ
   懐かしい思い出 アドレスを教えて
   ああそうだね 今年も準備が始まる季節ね
 
   年に一度の乱痴気騒ぎ
   ハッピに御輿に太鼓に花火
   いつでもそこで待っていてくれる
   祭りには帰っちゃおうかな

   元気だ 子供もでかいぜ
   今年は俺が祭りの世話役だ
   町内の寄り合い 踊りの稽古
   まったく忙しいったらありゃしない
 
   いつかもう一度おまえらと
   参道の入り口で待ち合わせよう
   バラバラの人生 持ち寄って笑おうぜ
   ああそうだよ 今年も準備が始まる季節だ
 
   年に一度の乱痴気騒ぎ
   ハッピに御輿に太鼓に花火
   いつでもそこで待っていてくれる
   祭りにはきっと帰れよ

煙突のある街

2010年08月01日 | 小山卓治

RAINの小山卓治

いい曲の流れで泣かされた。

〈西からの便り〉のあとに〈煙突のある街〉

〈ユリエ〉のあとに〈天国のドアノブ〉


子どもは親を選べない。

故郷を選べない。

だから子どもでいる限り

親を捨てることができない。

でもやがてその子どもも大人になっていく過程で

親を捨て

自分の故郷を捨て

外へと向かう。

でも、そう言うのは簡単だけど

実はものすごい葛藤があって

しがらみがあって

怖くて

嫌いで仕方ないくせに

実は愛着があって

そう簡単に捨てられるものじゃない。

そう間単に親や故郷は捨てさせてくれない。



家を出るということは

親を精神的に葬るぐらいの

二度とここには戻らないぐらいの

ものすごい大きな

そして強い

意思と力が必要なのだ。

親不孝者と言われながら

身の程知らずと言われながら

それを振り切って

家を出るって

そう簡単じゃないもの。


ユリエのとった行動は

確かに歪んでいて

病んでいるけれど

たくさんの子どもには

きっと似たような衝動があるだろう。

消してしまいたいとか

憎いとか

そんな衝動を抑えられる絆が

どこかに少しでも残っていたら

ただ家を出るという

人並みの

決心だけで済んだのに。


今夜は

生まれと育ち

親であること

子であること

そしてその先にあるもの

そんなことを

いろいろ考えた

そんなライヴだった。




   煙突のある街


   詞 真島昌利 曲 真島昌利


   アパートの窓を開けると憂鬱な気分になるぜ
   薄曇りの空の下に煙突がつき刺さってる

   赤と白のストライプで彩られたあの煙突
   灰色の工場の壁 スモッグを吐きだしながら

   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする
   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする

   工場のベルの合図でこの街は動き始める
   あんまり言いたくないけど俺もそこで働いてる

   工場の機械の音が俺から耳を奪い取る
   時間を殺す場所さ 自分を殺す場所さ

   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする
   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする

   この間のストライキで俺は前歯を失った
   怒号と血の騒ぎの中 要求は削りとられて

   組合幹部の奴らはうまいこと立ち回ってる
   下の方の俺達だけいつでも傷を負わされて

   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする
   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする

   青い空はもう見えない 白い鳩はもう飛ばない
   隣の部屋の学生もひと晩中咳をしてる

   煙突のあるこの街で俺達は訴えられた
   責任逃れはできない 俺達どこへも行けない

   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする
   この街を流れる河は耐えきれない臭いがする

   希望はスモッグの彼方 今にも消えかかりそうさ