
晴れ渡った最終日
Cafe toneは閑静な住宅街にありながら
裏の北大の大きな農場では牛が放牧されていた。

今日は最終日で4人のユニットということで
札幌のファンにとっては
昨日のアンコールでの
〈傷だらけの天使〉1曲を抜きにすれば
初めて聴く4人のステージとなる。
Cafe toneはフロアの構造上なのか柱が多く
おまけにグランドピアノがどん!と置いてあるので
私が座っていた位置からは
4人が並ぶと左側のベチコがまったく見えないのが
なんだかとても残念だった。
ステージは4人の新しい門出を祝うべく
〈New Days〉からのスタート
やっぱりいいな。
演奏でもMCの掛け合いでも
最初の頃はおとなしめだった天神君が本領を発揮し
楽しくパワフルなステージを楽しんだ。
その分ベチコがやや抑えめに感じられたが
聴き心地よくよいバランスだったように思う。
〈Soulmate〉
君はどうだい? 俺はどうだい?
今日も輝けているかい?
死ぬまでこう問い続けたいと思いながら聴いた。
今回の旅でつくづく
人と人との心の通ったふれあい
腹を割って話せる友の存在
放っておけない友の存在
仲間への思いやりや気遣い
そして深い愛情・・・など
いろんなことを想った。
それはどれもこれも
支えとなって日々を過ごせる糧だ。
〈Shadow Land〉
Mercyのエレキギターが切なく甘く
ピアノに花を添える。

外はまだ明るく
吹き抜けの高い窓の外では
樹木が風に吹かれ
出窓ではガラスのレインドロップがキラキラと・・・
うっとりと贅沢な午後の1曲
my love 孤独な夜を
my love いくつ数えれば
my love 本当の夜に
my love たどり着けるのだろう
my love 報われることもない
my love 夢を抱きしめて
my love とめどもなく続く
my love とめどもなく
Shadow Land
久しぶりに聴く4人の〈ひまわり〉が最高。
札幌のファンの中にはソロ以外でこの曲を聴いたことのない人だっていた。
こんな名曲を、この地で、このユニットで楽しめたことに
今回も来れたことを心から感謝した。
〈HEAT OF THE NIGHT〉
ユニットのこの曲は
モノクロの映画に色づけしたみたいにカラフル
そして動き出したくなるビートで
ワクワク、ゾクゾクさせられた。
充実した3daysの締めくくりは
〈祈り〉の合唱。
歌いながら
「小山卓治と北のファンには特別な絆がある」
そんな気がした。
新しく始めたい
僕らのやり方で
昔と同じカギじゃ
そのドアは開かない
僕ら行くことにした
君達も行かないか
沈黙からの一歩
踏みだすのは今だ
打ち寄せる波のように
くり返す祈りが
かなえられる日が来るまで
戦い続けよう
途中弦が切れて
ギターの音も消えた。
歌声はますます大きくなり
それぞれがいろんな想いで
歌い終えた。
3日間の小山卓治は本当に幸せそうだった。
北の地で長い冬を越して
春の訪れを待つように
ファンは辛抱強く小山卓治を待っている。
そしてやっとやって来たその日を
心から喜び
心からもてなし
心から楽しんでいる
だからひとりひとりが輝いているし
小山卓治もその輝きを大事にしている。
関東や広島からの遠征組の方々
小樽や江別、釧路からきた方々
札幌のファンの方達
そして、カノンさん
皆さん、本当にありがとう。
素晴らしい3日間でした。
セットリスト
1. New Days [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
2. PARADISE ALLEY [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
3. Soulmate [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
4. 夕陽に泣きたい [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
5. Night After Night [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
6. 談合坂パーキングエリア [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
7. Shadow Land [Piano, w/ Mercy]
8. Yellow Center Line [Piano]
9. 光が降る
10. Gallery [w/ 磯部舞子]
11. ひまわり [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
12. 夢の島 [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
13. HEAT OF THE NIGHT [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
14. 最終電車 [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
E1. 傷だらけの天使 [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
E2. 君が本当に欲しいもの [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
E3. 種の歌 [w/ Mercy,磯部舞子,天神タケシ]
E4. 祈り [生声 合唱]