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Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

ノブのない天国のドア

2010年10月31日 | 小山卓治
旅をしていると

ふだんはあまり考えないことを

ふと考えたりする。

南の国の通りを歩いていると

それぞれの家のドアが

それぞれに違って面白い。

ノブのないドアもあったりして

きっと

あちら側から開けてもらわないと

あちらに行くことができない。

天国のドアはきっとこんなだろうなって

そんなことを考えながら

歩いている。



DOWN

2010年10月28日 | 小山卓治
ついこの間、高円寺で聴いたこの曲

前奏からドアの向こうに手をひっぱられそうな

そんな高揚感を感じた。

そして今

暑い国で聴く〈DOWN〉がいい。

日本から遥か遠いこのアジアの国で

屋台の辛いヌードルをすすりながら

蒸し暑さと辛さで汗をかきながら聴く

〈DOWN〉。

まとわりつくような夜が始まる予感。



   DOWN


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   開きっぱなしのドアの向こうは
   まるで熱帯夜
   波の音までが聞こえてきそうだ
   どこまで行けば気がすむんだって
   叫びたくなるぜ
   まとわりつくような夜の始まりだ

   I'm so down down
   downな気分がまたやって来た
   I'm so down down
   downで今夜もがんじがらめさ
   I'm so down

   ガキ共のためのTOP3が
   テレビから流れる
   またあの曲を歌うっていうのかい
   新しいだけでいいのなら
   もう時間の問題だ
   ほら次のやつが出番を待ってる

   I'm so down down
   downな気分がまたやって来た
   I'm so down down
   downで今夜もがんじがらめさ
   I'm so down

   まったく奴らと電車ときたら
   朝から晩まで
   急ぐことだけしか考えちゃいねえ
   クルリと背中を向ければそれで
   みんなおしまいだ
   夢のあるやつはどこへ行ったんだい

   I'm so down down
   downな気分がまたやって来た
   I'm so down down
   downで今夜もがんじがらめさ
   I'm so down

   お笑い草のパーティーが終われば
   こんな有り様だ
   どうやら頭がショートしちまった
   太陽だって不公平だから
   せめて夜だけは
   ぶざまにならずにすむと思ってた
   But

   I'm so down down
   downな気分がまたやって来た
   I'm so down down
   downで今夜もがんじがらめさ
   I'm so down


夜を行く

2010年10月13日 | 小山卓治

すれ違いと
かん違いと
見当違いと。

本意なのか
不本意なのか
わからなくなる。

そんなとき
必要なものは

誠意

それだけ。

夜は暗いから
時として前がよく見えない

けれど
朝になってみると
大事なものはすぐ目の前にあるって
わかったりする。

だから
通りを歩くのは夜ではなくて
朝がいい

きっとよく見えるはず。



   夜を行く

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   火曜の朝の街角 古びたギターが捨ててある
   きっとどこかで誰かの青春がひとつ終わったのさ
   このままじゃこれ以上先に進めない

   君はこだわってるんじゃない 君は縛られてるだけ
   臆病風が作りだすギブスのようなたくさんのルール
   ここらでもう1度考えてみたらどうだい

   何が自分をうち負かしたか知るため
   今夜も君は通りをさすらう

   君を操る男が手下に向かってこう言う
   “イライラさせておけばいい
   だけど本気で怒らせるな”
   このままじゃこれ以上先に進めない

   君のこぶしの中には後悔が握りしめてある
   そいつはきっと効くはずさ
   だけど当たったためしがないんだ
   ここらでもう1度考えてみたらどうだい

   何が自分をうち負かしたか知るため
   今夜も君は通りをさすらう

   止むに止まれぬ気持ちで
   浮き足立った体で
   取りつかれてる頭で
   うなされている心で
   歌う笑う怒るそして楽しむ
   yes dig it,yes dig it

   宝石のように見つめられ 男どもをかしずかせ
   憎しみの洗礼を受けて また君は綺麗になるんだ
   このままじゃこれ以上先に進めない

   愛し損なったために君は愛され損なった
   ただで手に入れようなんてちょっと虫がよすぎるぜ
   ここらでもう1度考えてみたらどうだい

   何が自分をうち負かしたか知るため
   今夜も君は通りをさすらう

   君が求める夢には孤独がいつもついてくる
   1人で眠れないのならこの街じゃ暮らせやしないぜ
   このままじゃこれ以上先に進めない

   土曜の夜の街角 君は歩き続ける
   果てしなく続く行進
   途方に暮れる夢の背中
   ここらでもう1度考えてみたらどうだい

   何が自分をうち負かしたか知るため
   今夜も君は通りをさすらう

   止むに止まれぬ気持ちで
   浮き足立った体で
   取りつかれてる頭で
   うなされている心で
   うぬぼれきった目つきで
   浮ついてる腰つきで
   震えるような気分で
   歌う笑う怒るそして楽しむ
   yes dig it,yes dig it

こわれた自転車

2010年10月08日 | 小山卓治

この間の町田Cloveといい

今夜の新宿Naked Loftといい

小山卓治が

輝く瞬間がたくさんあって

それを見届けられることが

とても幸せだと

つくづく思う。


川の流れを聴きながら

涼しい夜風に吹かれながら

川のほとりを歩いて家路に着く。

心に届いた大切な人の灯りが

あちこちで消えていく

それでも川は流れて

夜風は何事もなかったように

頬をなでるのが

何だか悲しい。

悲しいけれど

明日に向かって歩く


明日も同じように歩けるように。




   こわれた自転車

   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   乗り捨てられた車の
   ボンネットの上に
   座りこんで俺は
   君を思ってる
   遠く離れたこの街角で

   窓際に立って俺を
   見送ったシルエット
   本当は泣いてたのかい
   それとも笑ってたの
   遠い空だけ見続けてた俺を

   いつかこの手につかんでやる
   それは明日かもしれないんだ

   笑い声をあげながら
   たくさんの背中は
   行き先も知れずに
   ネオンに溶けていく
   とても綺麗で嘘に見えるよ

   歩道に転がっている
   こわれた自転車に
   霧のような雨が
   降りそそぎ始めた
   まだ帰れない
   何も見つけていない

   この街のステップで踊れないよ
   雨に打たれてもう走れないよ

   いつかこの手につかんでやる
   それは明日かもしれないんだ

   broken bicycle
   just like a broken bicycle

昨日・今日・明日

2010年10月06日 | 日記
昨日、彼女は

このコスモスの咲く坂道を歩いていた。

でも、今日はもういない。

坂道を一歩一歩上りながら

明日へと向かっていたのに。


昨日を悔やんでいる間に

今日の時間はあっという間に流れて

明日こそと誓ったのに

その明日は来ないかもしれない。


だから



なのだと

改めて思う。


















決意

2010年10月03日 | 小山卓治
「何かを残していかなければならない」

「花を咲かせ、実をつけて、そして種となって次へ・・・」


決意というのか

強い意志が

小山卓治の体全体から発せられた

〈天国のドアノブ〉。

心も体も

身動きもできないほどのパワーで

がっちりと掴まれた、そんな感じだった。

今まで何度も聴いて来て

その度に

いろいろな思いがこみ上げて来て涙が流れた。

でも今夜のそれは

自分への涙ではなく

ひとつの表現に対する畏敬の涙のようなものだった。



   天国のドアノブ


   詞:小山卓治 曲:小山卓治


   眠れないまま迎えた午前4時 
   あいつのことを思い出す
   朝露に濡れて輝く花びら 
   ベランダのブルーデイジー
   天国のドアノブを回したあいつ
   生き残るって宿題を勝手に残して

   戦争はあいかわらず終わってないし 
   俺のパソコンは調子が悪い
   路上では聴いたことのないリズムで 
   歌い始めてる連中がいるぜ
   あの頃俺たちは若くて愚かだった
   今は若くはなく 愚かなままだ

   天国のドアノブに手をかける
   俺たちはみんな
   天国のドアノブに手をかける
   俺たちがいつか
   天国のドアノブに手をかける時
   安らかでいられますように

   彼女とは最近すれ違い 
   面倒な仕事ばかりが舞いこむ
   昨日のニュースが言ってた 
   また誰かが子供を訳もなく殺したってさ
   遠いけどそこにあるって信じてた
   ちっぽけだけど悪くない未来

   天国のドアノブに手をかける
   俺たちはみんな
   天国のドアノブに手をかける
   俺たちがいつか
   天国のドアノブに手をかける時
   安らかでいられますように

   始発電車の音がする
   2本目の煙草をくわえる
   ズルズルといやな音をたてて
   いつの間にか過ぎていく毎日
   それなりに経験は積んできたのに
   分からないことは余計に増えた
   分かってる 残された時間を
   精一杯生きてくしかないってことだろう
   ちきしょう いい天気だ
   そっちはどうだい 花は咲いてるかい

   天国のドアノブに手をかける
   俺たちはみんな
   天国のドアノブに手をかける
   俺たちがいつか
   天国のドアノブに手をかける時
   安らかでいられますように

   天国のドアノブに手をかける
   天国のドアノブに手をかける
   天国のドアノブに手をかける時
   安らかでいられますように