goo blog サービス終了のお知らせ 

Go To Zeroを聴きながら

小山卓治を聴きながら夢の国
今日が終わってまた明日

4/26 小山卓治×浜田裕介 スケアクロウ2012 -番外編- 西からの便り at 東京下北沢 440

2012年04月28日 | 小山卓治




雨降りの4月26日、
下北沢440での
小山卓治×浜田裕介ライヴに行ってきた。

昨年秋の海癒ライヴから5ヶ月
そして、浜田裕介のニューアルバムが届いたばかりということで
私自身の中での期待度はかなり高くなっていたが・・・

結果はその期待を裏切らず
素晴らしいライヴだった。


セットリストは・・・

浜田裕介
1. Dead man Blues
2. 水中写真
3. ぶるー
4. 夜を見てた
5. 流星のターミナル
6. 呼吸ーBreath-

浜田裕介&小山卓治
7. ゆるやかな法則(浜田裕介曲)
8. いつか河を越えて

小山卓治
9. ジオラマ
10. 西からの便り
11. P.M.11:11
12. Kiss(新曲)
13. ばあちゃんごめんね(新曲)
14. 光が降る
15. 今までの僕は

小山卓治&浜田裕介
E1. デイジー(浜田裕介曲)
E2. 傷だらけの天使
E3. 祈り
E4. 種の歌


まずは浜田裕介から。

新しいアルバムに入っている
〈Dead man Blues〉は詞がとても好き。

「Hello My Friend 元気だったかい?」と始まるこの曲
その後に「孤独」と続き、ドキッとさせられる。
そして「情熱」、「プライド」への呼びかけに続く。
彼の人生の相棒はこの3つなんだな。
人生の相棒なんて考えたこともない私は
「相棒を3つ選べと言われたたらなんだろう?」
などと考えながら聴いていた。

孤独、情熱、プライドと共に走り続けた列車は
長い長い人生の夜を走り続ける。
でも最後にやっぱりそばにいるのは「孤独」。

   Hello My Friend よろしく頼むぜ「孤独」
   やっぱり君が最後の相棒だ
   俺に名前が付くその前から
   俺の名前が消えるその時まで

〈夜を見てた〉はいろんな人がカバーしていて
浜田裕介の歌だと知らない人が多い。
以前友達が「この曲いいねえ。」と
どこからか見つけてきた。
「浜田裕介の曲だよ」と言うと
「えー、違うよ、絶対違う。」となぜか断言する。
あとで「やっぱりそうだったんだあ、へえ~」と・・・。

作った彼が唄う「夜を見てた」がやっぱり最高だ。

   強くなくていい 負けてばかりでいい 
   僕と君にしか見えないものがある
   それが痛みでいい 哀しみで構わない
   雨が上がるまで二人でずっと夜を見てた

〈流星のターミナル〉は大好きな曲だけれど
生で聴くのは初めてだった。
「サビの部分をぜひ皆で歌って会場を温めよう!」と、
客席も巻き込んでの大合唱。
聴くだけでなく参加できるのは気持ちのいいものだ。
私の中ではこの曲はいまだに一番のお気に入り。

そして、〈呼吸-Breath-〉
今回のアルバムには予約特典のカバーアルバムが付いていて
そのタイトルは「リップサービス」。
全17曲のうち16曲はカバー曲で
最後にバージョンの異なる〈呼吸-Breath-〉が入っている。
爽やかな感じであまり重みを感じさせないそのアレンジもいいが
やっぱり本盤のほうがずっといい。

アルバムのそれは、
彼自身が「何度も途中で唄えなくなってやり直した」と語るだけに
重みを持って深く心に入り込み、涙が自然に流れてくる。

小山卓治に「最高傑作」と言わせるだけの
「絶望の向こう側の歌」だと思う。


対する小山卓治は・・・

前回の西川口のライヴに行けなかったので
少し間が開いてしまったためか
ちょっとドキドキしながら出番を待った。
タバコを止めてちょっと太った姿なんかを想像してたけど
まったく変わらずで嬉しい。
相変わらずのいい男でホッとした。
声も張りがあってよく出ていた。

斬り合うなどといいながらソロの時より表情も柔らかめで
浜田裕介とのやりとりが楽しかった。

〈ジオラマ〉がよかった。
今まで聴いた中で一番グッとくるものがあった。
本人が日記の中で
「〈ジオラマ〉を、ミュートとハンマリングを駆使した奏法でプレイ。
石川鷹彦さんがたまにやる弾き方で、
どう弾いてるのかは分かっても、
そのサウンドがどうしても表現できない奏法だ。
少しは近づけたかな。」
と書いていた。
私は奏法については、からきしわからないが
聴いていて心地よくカッコいいサウンドだったことは間違いない。

〈呼吸〉にしても〈ジオラマ〉にしてもそうだが
アーティストのチャレンジ精神次第で
曲はどうにでも変えられるんだなと思いながら聴いていた。

新曲が3曲。
〈光が降る〉〈Kiss〉〈ばあちゃんごめんね〉

〈ばあちゃんごめんね〉がよかった。
赤いベレー帽をかぶった
愛しきばあちゃんへの
素直な想いが感傷的にならずに唄われている。
これからが楽しみ。

アンコールでの二人の〈祈り〉と〈種の歌〉を聴きながら
なごやかで、温かみのあるステージに満足して帰路についた夜だった。

スケアクロウ2012ツアーは
また秋になるのかな。
楽しみにしていよう。






呼吸-Breath- / 浜田裕介

2012年04月24日 | 小山卓治
浜田裕介の新しいアルバム[native blue]が届いた。



その中でも〈呼吸-Breath-〉が
とにかく素晴らしい。

小山卓治がアルバムのライナーノーツで
「穏やかで美しいメロディなのに、すさまじい歌だ。ゴウゴウと風が吹く音がする。
力の限り天に向かって延ばす汚れた手のひらが見える。涙の乾いた頬が見える。
この歌は、絶望の向こう側の歌だ。」

と、書いているが、
あまりにぴったりと言い当てていて
それ以上補足することばも見当たらない。

答えがないとわかっていても
生きる意味を
問い続けていくのが
この世に生まれた私たちの宿命。

でも
どんなに天に向かって手を延ばしても
涙を枯らしても
喉が潰れるほど叫んでも
答えが降りてくることはない。
それでも私たちは問い続ける。

浜田裕介はこう語っている。

  「自分の許容範囲を想いが溢れた時、
   僕は歌う。
   歌う喉が壊れた時、
   僕は祈る。
   そして、
   その祈る力さえ尽きても、
   鼓動は打ち続け、呼吸は繰り返す。
   呼吸の最後の一息までが、
   鼓動の最後の一拍までが僕の唄だ。 」


4月26日、いよいよ東京でこの曲が聴ける。
浜田裕介の鼓動
しっかりと感じて来よう。


   呼吸-Breath-

   詞:浜田裕介 曲:浜田裕介 

   空に訊きたい 
   人はこの旅の果てに 憎しみを越えられますか?
   鍵はまだ開いてますか?

   雲に訊きたい
   渡り鳥の羽ばたきや イルカたちの鳴き声は
   僕らを責めてませんか?

   いつかは誰もが閉じるその本の
   最初の行に書かれてたのは「祝福」なのでしょうか?

   灯る度に吹き消される か弱き命の震える音
   今膝の上 無防備に眠る こねこのあくびさえも
   守れなくて 繋げなくて 途方に暮れる夜の岸辺で
   ただ祈る 祈りにさえならぬ声で 声にさえならぬ呼吸で

   月に訊きたい
   いつか僕が傷つけた あの人はこの空の下
   大切にされてますか?

   星に訊きたい
   僕はこの頭の中 何人も殺しました
   それはやはり罪ですか?

   歪んだ光が映す自画像は
   無色なままで 無力なままで あまりに真実で

   届く度に遠のいてく 現在ここにいることのその意味
   受け入れることは諦めなのか?それとも勇気なのか?
   生まれたこと 死に往くこと そこにはきっと意味なんてない
   でも歌う 歌にさえならぬ声で 声にさえならぬ呼吸で

   風に訊きたい 
   戦場を吹き抜ける時 無限の闇の向こうに
   夜明けは息吹いてますか?

   雨に訊きたい
   全てを失くした人の 肩をそっと濡らす時
   彼は赦されてますか?






小山卓治 | たんぽぽのある風景 募集ページ

2012年04月08日 | 小山卓治


小山卓治-たんぽぽのある風景-募集ページ

Facebookにまたもうひとつページが増えた。
カバーページがなんともいい感じで温かみがあって素敵だ。
たんぽぽの写真募集のための専用のページで
Facebookに登録していれば誰でも写真を投稿できる。
もし、Facebookをやっていなければ
事務局にメールの添付で送ればいいね。

“卓治と作る「たんぽぽのある風景」のアルバム”なんて
30周年に向けてなかなか素敵な企画!
どんな「たんぽぽのある風景」が送られてくるか楽しみ。
そして、どんな風に活用するのかも楽しみだな!



たんぽぽ(種類は問いません)が写っていれば内容は自由です
●日本国内だけではなく、世界のたんぽぽも待っています
●新規に撮影されたものでなくても結構です。思い出の1枚などもぜひ、ご投稿してください
●卓治と作る「たんぽぽのある風景」のアルバムは、卓治の記念すべき〈30th anniversary Live〉に花を添えます
●お送りいただいた方に、卓治とスタッフから素敵なプレゼントをお贈りする予定です
................................................
●募集期間:2012年7月下旬頃まで
●投稿回数は自由です。何枚でもかまいません
................................................
●このページのウォールへ直接投稿してください
●高解像度のデータの場合は下記のアドレスへお送りください
takujistaff@gmail.com
(facebookへの掲載はこちらでいたします)
................................................
●写真の説明やその物語、メッセージを簡単に添えてください
●撮影した都道府県、場所などをわかる範囲で教えてください
●来年のライヴでの2次使用が可能な写真をお送りください
●ハンドルネームの使用をご希望の方は、明記してください
●データ形式は、JPEG.PING.BMPなど投稿可能な形式です
................................................
※ご質問などはメールフォームより、お気軽にご質問下さい。
http://takuji-one.heteml.jp/facebook-takuji/Tanpopomail.html